日本最北・最大の都道府県である北海道。独自の文化や風習が残る北海道には、本州では見ることのできない貴重な自然やグルメなどを楽しむことができます。魅力が多い北海道の中でも、特に観光しておきたいスポットを紹介していきます。
目次
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動物の展示方法がユニークで人気な「旭川市旭山動物園」(旭川市)
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旭川駅直結、北海道の自然を楽しめる「あさひかわ北彩都ガーデン」(旭川市)
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希少種が今も住む、日本で最も広い山岳国立公園「大雪山国立公園」(旭川市・富良野市)
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温泉のデパートとも呼ばれる国内有数の温泉地「登別温泉」(登別温泉)
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国内で3番目に大きいカルデラ湖「洞爺湖」(洞爺湖)
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火山の噴火によって生まれた湖「阿寒湖」(釧路市)
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手つかずの自然が守られた国立公園「釧路湿原」(釧路市)
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国内最大のカルデラ湖「屈斜路湖」(川上郡)
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彫刻家イサム・ノグチがデザインした美しい都市公園「モエレ沼公園」(札幌市)
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札幌のシンボルで塔内も家族一緒に楽しめる「さっぽろテレビ塔」(札幌市)
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札幌市のあらゆるイベントが開催される場所「大通公園」(札幌市)
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札幌の街に時間の訪れを伝え続けている「札幌市時計台」(札幌市)
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羊が放牧されラベンダーの刈り取り体験ができる「さっぽろ羊ヶ丘展望台」(札幌市)
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恋人の聖地と日本百名月に認定された「藻岩山」(札幌市)
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さまざまなアクティビティとあらゆる宿泊施設を楽しめる「定山渓温泉」(札幌市)
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美しい北海道の富士山「羊蹄山」(虻田郡)
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日本最北にある不凍湖「支笏湖」(千歳市)
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幻想的な雰囲気が人気の湖「白金青い池」(美瑛町)
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季節の移り変わりでさまざまな表情を楽しめる「パッチワークの路」(美瑛町)
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その場で作ってもらえる海鮮丼が魅力!「小樽三角市場」(小樽市)
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北海道の開拓と発展に貢献した「小樽運河」(小樽市)
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北海道のお土産の定番「六花亭 帯広本店」(帯広市)
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星のような五角形が特徴的な、四季折々の姿が美しい「五稜郭公園」(函館市)
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函館の街を望む自然豊かな観光名所「函館山」(函館市)
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雄大な地平線の景色を独占できる「神威岬」(積丹町)
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広大な敷地に広がる花畑はまるでカラフルな絨毯「ファーム富田」(空知郡)
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大自然のなかで馬とのふれあいと豊富なアクティビティを楽しむ「ノーザンホースパーク」(苫小牧市)
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日本最北端の地からオホーツク海と日本海を望む「宗谷岬」(稚内市)
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新鮮な海の幸や自然とのふれあいに癒やされる「利尻島」(利尻郡)
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花の浮島で優雅にトレッキングを楽しめる「礼文島」(礼文郡)
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放牧風景や白樺並木が楽しめる「十勝牧場」(河東郡)
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歴史的価値のある建物で当時の受刑者の生活を知る「博物館網走監獄」(網走市)
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2種類の散策方法から体験したいルートを選べる「知床五湖」(知床)
旭川市旭山動物園(旭川市)
動物の展示方法がユニークで人気な「旭川市旭山動物園」
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動物園・水族館
北海道屈指の人気スポット。約100種類、610頭ほどの動物を展示しています。特に人気なのは「ほっきょくぐま館」。2カ所の展示場所の1つに巨大プールが設置されており、ホッキョクグマがダイナミックに泳ぐ姿を観察できます。もう1ヶ所では堀を利用して檻のない放飼場にホッキョクグマを放すことで、陸上にいるホッキョクグマを観察できるようになっているなど、動物の習性や特性がよくわかるように展示されていることでも有名です。また「シールズアイ(カプセル)」でアザラシの視点からホッキョクグマを観察することができるコーナーもあります。飼育スタッフが動物に餌を与えながら解説を行う「もぐもぐタイム」は大人にも子どもにも大人気。
あさひかわ北彩都ガーデン(旭川市)
旭川駅直結、北海道の自然を楽しめる「あさひかわ北彩都ガーデン」
旭川駅に直結したまちの中心にある珍しいロケーションのガーデン。面積はおよそ12ヘクタール!約350種類の花木類・宿根草が植えられています。また、忠別川や大雪山など身近な大自然をゆっくり眺めることができます。駅南側のアウネの広場は広々とした芝生が広がり、木陰でゆっくりとくつろげます。ガーデンセンターのある神人の森は、遊具のある宮前公園に隣接。無料駐車場や授乳室を利用できるので、家族連れでも安心して利用できます。季節ごとの花々を眺めながらの散歩やピクニックに最適です。
大雪山国立公園(旭川市・富良野市)
希少種が今も住む、日本で最も広い山岳国立公園「大雪山国立公園」
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公園
大雪山国立公園は、北海道の屋根とも言われています。公園の面積は約23万ヘクタールもあり日本最大の国立公園です。北海道の最高峰・旭岳を主峰とする黒岳などの大雪山連峰や、十勝岳・トムラウシ山などの山々が連なっています。アイヌの人々にも「カムイミンタラ—神々の遊ぶ庭」と呼ばれ、親しまれています。氷河期の生き残りといわれるナキウサギやウスバキチョウ、然別湖固有種のミヤベイワナなど希少な生態系の宝庫。姿見の池では水面に映る旭岳の姿と高山植物を楽しめるので、散策におすすめです。
登別温泉(登別温泉)
温泉のデパートとも呼ばれる国内有数の温泉地「登別温泉」
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温泉
質も人気も国内トップクラスの温泉地。自然湧出量1日1万tの豊富な湯量と、多種類の多彩な泉質が特長です。江戸末期から温泉地として発展し、明治末期には日露戦争の傷病兵保養地として利用されたとも伝わる、歴史のある温泉街です。特有の白濁色のお湯が特徴的。多種類の温泉が湧出していることから、「温泉のデパート」とも呼ばれています。旅館もそれぞれ個性的。たとえば5つの源泉を有する「温泉天国」第一滝本館、最上階にある空中露天風呂がある登別石水亭、珍しいドーム型ローマ風呂がある登別グランドホテルなど、好みに合わせて選べるお風呂がこの一帯に用意されています。温泉地には源泉かけ流しの温泉銭湯もあり、温泉のはしごをしたいのであれば便利です。
洞爺湖(洞爺湖)
国内で3番目に大きいカルデラ湖「洞爺湖」
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自然
丸い形が特徴的な、国内で3番目に大きいカルデラ湖。ほとりには温泉街があります。ロープウェイ、カヌーなどアクティビティも充実。温泉街から出航している遊覧船は中島を巡る約50分の湖上クルーズで、大島、弁天島、饅頭島、弁天島に隠れた観音島などを見ることができます。どれも無人島なので、静かでどこか神秘的な雰囲気が漂っています。唯一下船可能な大島には「中島・湖の森博物館」が2021年4月にオープンし、博物展示施設とフットパスコースをトレッキングできるようになっています(大島への下船は4月下旬~10月末のみ)。天気がよければ有珠山や昭和新山、遠くに羊蹄山が見え、洞爺湖の自然美を満喫することができます。
阿寒湖(釧路市)
火山の噴火によって生まれた湖「阿寒湖」
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自然
阿寒摩周国立公園の中にある、火山の噴火によって生まれた湖。阿寒湖ではマリモがキャラクター的に人気を博しており、マリモ観察ができる遊覧船クルーズなども用意されています。「マリモ観察展示センター」にもぜひお立ち寄りを。またベニザケが湖に残留した陸封型であるヒメマスが生息していたり、周辺にアイヌ文化に触れられるアイヌコタンがあったりと、見どころは多めです。厳冬期の湖一面が氷で覆われる景色も美しく人気です。阿寒湖の氷の上で行うワカサギ釣りや澄み切った夜空に打ち上げる花火など、冬にしか見られない光景もたくさんあります。4月になると、「砕氷クルーズ」で北海道の春の到来を感じることができます。四季の移り変わりを、一年中楽しむことができるスポットです。
釧路湿原(釧路市)
手つかずの自然が守られた国立公園「釧路湿原」
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公園
国立公園に指定されている「釧路湿原」は、釧路市、鶴居村、標茶(しべちゃ)町、釧路町の4つの市町村にまたがる広大な湿原です。手つかず状態の自然があることで、国の特別天然記念物であるタンチョウや多くの動植物が集まります。緑が深まる6~7月が観光シーズンとしては最適ですが、タンチョウを見たい場合は、餌付けが行なわれる冬に訪れるのがベストです。なお、「釧路湿原」の冬は氷点下になることも珍しくありません。万全の防寒対策で散策を楽しみましょう。釧路湿原は広大な敷地のため、敷地全体を楽しみたい場合は日数に余裕を持つと良いかもしれません。
屈斜路湖(川上郡)
国内最大のカルデラ湖「屈斜路湖」
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自然
国内最大のカルデラ湖にして、日本第6位の面積を持つ湖。アイヌ語で湖や沼の出口を意味する「クッチャロ(のど元)」に由来しています。火山活動から生まれた湖だけあって、湖畔には多くの温泉があります。水がきれいで、8割の水源が湧き水とも言われています。そんなきれいな水を求めて、夏にはキャンプやカヌーなどのアクティビティを楽しむ人々が、冬にはシベリアからたくさんの白鳥たちがやってきます。南側にはひょうたんを半分にしたような形の和琴半島があり、キャンプや混浴露天風呂が観光客に人気です。
モエレ沼公園(札幌市)
彫刻家イサム・ノグチがデザインした美しい都市公園「モエレ沼公園」
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公園
モエレ沼公園は、廃棄物埋立地を緑化して造成された都市公園で、彫刻家のイサム・ノグチが公園全体を設計しました。ガラスのピラミッド”HIDAMARI”や海の噴水、幾何学形態が印象的な、さまざまなモニュメントを園内で見ることができ、ノグチの世界観を肌で感じられます。春には桜が咲き、夏には水遊び場や噴水がオープン。また秋は紅葉、冬は雪景色とともにクロスカントリースキーやソリ遊びを楽しめる自然とアートが融合した公園です。
さっぽろテレビ塔(札幌市)
札幌のシンボルで塔内も家族一緒に楽しめる「さっぽろテレビ塔」
大通り公園内にあるシンボル。展望台からは、大通公園を始め札幌を一望できます。また塔内には人気キャラクター「テレビ父さん」モチーフの神社やおみくじなどが用意されていて、家族で楽しめます。札幌の中心に位置するさっぽろテレビ塔なので、撮影スポットもたくさん。大通公園や市内の至る所でその姿をとらえることができるので、季節を通じて変化する景色と一緒に自分なりの撮影スポットを探してみるのも楽しいでしょう。
大通公園(札幌市)
札幌市のあらゆるイベントが開催される場所「大通公園」
札幌市の中心部にある「大通公園」は、全長約1.5km、面積約7.8ヘクタールという広さを誇る公園です。春は新緑、初夏に咲き誇るライラック、冬はホワイトイルミネーションと、日本の四季を感じられる場所として多くの人に親しまれています。「大通公園」のはじまりは1871年、住宅や商業街と官庁街を分ける火防線の役割を果たしていましたが、1875年頃から多目的に利用されるようになりました。近年では、「YOSAKOIソーラン祭」や「さっぽろ雪まつり」など、年間を通してさまざまなイベントが開催されています。(※2022年7月現在)
札幌市時計台(札幌市)
札幌の街に時間の訪れを伝え続けている「札幌市時計台」
約140年にわたり札幌の街を見守っている「札幌市時計台」は、国の重要文化財に指定された札幌市のシンボルともいえる人気のスポットです。正式名称は「旧札幌農学校演武場」で、北海道大学の前身である旧札幌農学校の演武場として建設されました。現在でも毎正時には時の数だけ鐘の音が響き、多くの人に時間の訪れを伝え続けています。朝9時15分には、時計台と同じハワード社製の展示時計で重りの巻き上げと機械の説明が行われています(※)。展示時計を見ながらの実演なので、塔時計の仕組みに理解を深められるでしょう。見学の際は、鐘が鳴り響く時間に合わせて立ち寄るのがおすすめです。
※諸般の事情により、休止もしくは不定期開催になる場合があります。