本州最北の地・青森には、奥入瀬渓流などに代表される豊かな自然や、東北で唯一現存天守が遺されている弘前城など歴史を感じさせる観光スポットが点在しています。魅力あふれる青森観光を楽しみましょう。
目次
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火山活動より生まれた雄大な湖「十和田湖」
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長さ約14kmの美しいフォトジェニックスポット「奥入瀬渓流」
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東北で唯一の現存天守が遺る由緒ある名城「弘前城」
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青森の大自然を一望できる「八甲田ロープウェー」
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歴史的建造物となった文豪の生家・太宰治記念館「斜陽館」
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世界自然遺産の絶景を楽しめる「リゾートしらかみ」
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東北の千本鳥居が美しい「髙山稲荷神社」
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青森名物しじみラーメンを味わうならここ「しじみ亭 奈良屋」
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日本最大級の縄文集落跡で古の生活様式を学べる「三内丸山遺跡」
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アートによるまちづくりの中核を担う「十和田市現代美術館」
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”株”が上がると評判でうみねこの飛来地でもある「蕪嶋神社」
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飛行機好きは必見! 家族で一日中楽しめる「青森県立三沢航空科学館」
十和田湖
火山活動より生まれた雄大な湖「十和田湖」

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絶景
青森県と秋田県の県境にまたがる様な形で広がっている十和田湖は、十和田八幡平国立公園内にある火山活動により形成されたカルデラ湖です。透明度の高い湖の青と、湖を取り囲むように生育している周囲の木々のコントラストは必見。初夏の新緑や秋の紅葉などが湖面に映り込み、見る者の目と心を捕えて離しません。湖を約1時間弱かけて巡る十和田湖遊覧船は休屋、子ノ口と2箇所に乗船所があります。それぞれコースが異なりますが、どちらに乗っても十和田湖の雄大な自然を楽しめること間違いなし。
奥入瀬渓流
長さ約14kmの美しいフォトジェニックスポット「奥入瀬渓流」

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絶景
奥入瀬渓流は十和田湖東岸の子ノ口から始まる長さ約14kmにわたる自然豊かな渓流です。十和田八幡平国立公園に属しており、国指定の特別名勝及び天然記念物に指定されています。目を奪うほどの美しい景色はもちろんのこと、水の流れる音や木々の匂い、夏でもひんやりとする空気など、まさに五感で楽しむことができる渓流地帯です。
渓流沿いには巨岩の馬門岩や飛金の流れ、銚子大滝など見どころが数多くあり、そのダイナミックさはフォトジェニックなスポットとしても人気です。
弘前城
東北で唯一の現存天守が遺る由緒ある名城「弘前城」

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城
弘前藩主津軽氏の居城として築城された弘前城は、その天守が江戸時代に築かれ現在までその姿を留めている東北で唯一の城としても有名です。城門や櫓、濠なども当時の姿をそのまま現代に伝えるものとして歴史的価値が高く、その貴重な姿をぜひ目に焼き付けてほしいスポットとなっています。また春は国内有数の桜の名所として、秋は美しい紅葉を楽しめる場所として多くの観光客を集めています。
弘前城を中心とした城下町弘前の街並みも美しく、周囲の武家屋敷や商家などとともにゆっくりと散策を楽しめます。
八甲田ロープウェー
青森の大自然を一望できる「八甲田ロープウェー」

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乗り物
十和田・八幡平国立公園の北部に位置する八甲田山。その山頂まではふもとの山麓駅から伸びるロープウェイに乗って周囲の美しい景色を堪能しながら登るのがベストです。所要時間は片道約10分。ロープウェイの車両は窓が非常に大きく開放感があり、高山植物や紅葉など四季を通してさまざまな景色を楽しめます。冬が訪れると、山頂公園駅付近では名物の樹氷を間近に見ることも可能です。冬はスキー場としても賑わいます。スケールの大きな観光スポットです。
斜陽館
歴史的建造物となった文豪の生家・太宰治記念館「斜陽館」

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美術館・博物館
1907年に建築された太宰治の生家である津島邸を、太宰治の死後記念館として公開されたのが太宰治記念館「斜陽館」です。青森ひばが使用された入母屋造りの建物は国の重要文化財建造物に指定されており、貴重な歴史的建造物でもあります。この記念館には太宰治が使用していた二重廻しのマントや執筆用具のほか、原稿や書簡などが展示されており、有名な小説「思ひ出」や「津軽」に登場した場所も見学することができるようになっています。
リゾートしらかみ
世界自然遺産の絶景を楽しめる「リゾートしらかみ」

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乗り物
リゾートしらかみは、JR東日本秋田支社が運行するリゾート列車であり、青森県の川部駅と秋田県の東能代駅を結ぶ五能線を走ります。車窓から広がる日本海や世界自然遺産白神山地などの絶景を、特別に設けられた展望室やボックス席などから楽しむことができます。車内では津軽弁の「語りべ」実演や津軽三味線の生演奏、ふれあい販売など地元の方々が行うご当地ならではのイベントでお楽しみください。(諸事情により、演奏・実演などができない場合もあります。)
髙山稲荷神社
東北の千本鳥居が美しい「髙山稲荷神社」

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神社仏閣
髙山稲荷神社は、つがる市にある鎌倉から室町にかけて創建されたと言われている歴史ある神社です。古来より五穀豊穣、海上安全の守り神として崇められ、商売繁盛の神様としてもご利益があると言われています。千本鳥居と呼ばれる幾重にも連なった赤い鳥居がフォトジェニック。鳥居の周囲は日本庭園となっており、鳥居と同じく朱色に彩られた橋の欄干と緑の庭園とのコントラストが見事です。また境内からは日本海の眺望を楽しむこともできます。
「しじみ亭 奈良屋」
青森名物しじみラーメンを味わうならここ 「しじみ亭 奈良屋」

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グルメ
青森県はヤマトシジミの産地としても知られていることをご存知ですか?そのヤマトシジミを使った名物「しじみラーメン」を味わうなら、十三湖のほとりにあるしじみ専門店「しじみ亭 奈良屋」がおすすめです。塩ベースの透き通った上品なスープにしじみの芳醇な香りがミックスされ食欲をそそります。ヤマトシジミはカルシウムや鉄分を多く含み、健康食としても優れているため、このエリアを訪れた際にはぜひ味わってほしい逸品です。店内ではお土産用に真空パックなどのしじみと、その加工品を購入することもできます。
三内丸山遺跡
日本最大級の縄文集落跡で古の生活様式を学べる「三内丸山遺跡」

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遺跡・史跡
三内丸山遺跡は日本最大級の縄文遺跡群です。国の特別史跡に指定されており、約40ヘクタールの広大な敷地内には竪穴住居跡や掘立柱建物跡など古の生活様式をうかがい知ることができる遺構が多数保存されています。主な出土品は重要文化財に指定されており、施設内にある「さんまるミュージアム」に展示されています。また縄文時代のもの作りを体験できる工房も人気です。紙バンドで作る縄文ポシェットや粘土で作る土偶など、大人から子どもまで幅広い年代の方が楽しめます。
十和田市現代美術館
アートによるまちづくりの中核を担う「十和田市現代美術館」

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美術館・博物館
十和田市現代美術館は「アートを通した新しい体験」をコンセプトとした青森県を代表する現代美術館です。十和田市はアートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」を推進しており、その中核施設となるのがこの美術館になります。展示室を「アートのための家」として独立した空間とし、ガラスの廊下でつなげた造りはまさに現代アートの象徴。美術館の向かい側にあるアート広場のモニュメントも人気で、不思議なオブジェがいくつも鎮座しています。
蕪嶋神社
”株”が上がると評判でうみねこの飛来地でもある「蕪嶋神社」

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神社仏閣
青森県八戸市にある、三陸復興国立公園にも指定されている蕪島。この蕪島で古くから親しまれているのが、商売繁盛、漁業安全の守り神として弁財天を祀ってきた蕪嶋神社です。蕪島の「蕪(かぶ)」という読み方と「株」とが同じであるため、文字通り株価と人望の「株」が上がるご利益があるとしても親しまれています。社務所では「かぶあがりひょうたんお守り」も頂くことが可能。この周囲はうみねこの飛来地としても有名で、飛び交ううみねこを眺めながら運気アップを祈願したいところです。
青森県立三沢航空科学館
飛行機好きは必見! 家族で一日中楽しめる「青森県立三沢航空科学館」

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美術館・博物館
青森県立三沢航空科学館は三沢市大空ひろばの一角にある大空と飛翔をテーマとした航空と科学の科学館です。三沢市から飛び立ち世界初の太平洋無着陸横断を成功したミス・ビードル号(実寸大の模型)や初代国産旅客機YS-11(実機)などが展示されており、今年4月、18年振りに大幅なリニューアルを敢行し、体験型展示物を更にパワーアップさせました。子供から大人まで楽しめる内容となっております。
今回は青森に観光したら訪れたい観光スポットを中心にご紹介しました。青森の美しい自然に囲まれながら、心をリフレッシュさせる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2020年12月1日時点の情報です