北海道の中でも独特な景観が楽しめる函館。五稜郭や函館山をはじめ、金森赤レンガ倉庫や函館ハリストス正教会など、メディアでよく紹介される函館の有名スポットは多数。もちろんスープカレーや新鮮な魚介など北海道の名物グルメも堪能したいところ。そんな函館の観光スポットの中から、厳選した名所をたっぷりご紹介します。
目次
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展望台で100万ドルの夜景を堪能できる「函館山」
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五稜郭築城100年を記念して建設された「五稜郭タワー」
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四季折々の美しい景色で、地元民と観光客に親しまれている「五稜郭公園」
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ショッピングも楽しめる函館港の歴史の象徴「金森赤レンガ倉庫」
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温泉につかるサルでおなじみ!南国の植物にも癒される「函館市熱帯植物園」
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函館ベイエリアの景色が一望できる、函館を代表する桟橋「東浜桟橋(旧桟橋)」
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北海道の新鮮な魚介類や農産物を堪能できる食の宝庫「函館朝市」
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美しい鐘の音が響きわたる国の重要文化財「函館ハリストス正教会」
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アールヌーヴォー風の華やかな建築様式が美しい「旧函館区公会堂」
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かつて函館戦争の兵士も癒した、北海道を代表する温泉郷「湯の川温泉」
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港町を一望できる、海から伸びた美しい坂道「八幡坂」
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個性的なバーガーが味わえるグルメなサーカス「ラッキーピエロ ベイエリア本店」
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新選組ファンが集う、新選組副長ゆかりの聖地「土方歳三最期の地碑」
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春夏秋冬すべての景色を楽しみたい「函館山ロープウェイ」
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小さなお子さまが主役の遊園地「函館公園こどものくに」
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断崖絶壁から広がる!遮るもののない眺望「立待岬」
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異国情緒漂う外観が魅力的「はこだて明治館」
函館山
展望台で100万ドルの夜景を堪能できる「函館山」
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夜景
函館観光の中で、最も人気なスポット函館山。100万ドルの夜景と謳われた函館市街を見下ろす展望台があり、昼夜問わず多くの観光客で賑わいます。その絶景は世界的に有名なガイドブックにも掲載されたほど。晴れた日の展望台からは津軽海峡の向こうに本州を見ることもできます。山頂へ向かうロープウェイからも見晴らしのいい景色が楽しめ、山頂への到着がより待ち遠しくなります。ロープウェイは支柱のない作りなので、視界を遮るものが無く遠くまで見渡しやすいのも特徴です。
五稜郭タワー
五稜郭築城100年を記念して建設された「五稜郭タワー」
五稜郭築城100年を記念して建設された展望タワー。現在のタワーは2代目で2006年にオープンしました。高さは107m。展望台からは函館市街や函館山などの眺望を楽しむことができます。特に注目なのが特別史跡五稜郭の象徴である美しい星形を見下ろせること。五稜郭タワーから眺める四季折々の五稜郭の景色は函館観光の名物です。新緑に囲まれた鮮やかな星形も素敵ですが、春の約1,600本ものソメイヨシノによって堀と郭内をピンク色に染め上げられた五稜郭や、冬の雪化粧をまとった五稜郭も見ごたえがあります。展望台にはカフェスタンドもあり、ゆっくりお茶を飲みながら見晴らしのいい景色を楽しめます。
五稜郭公園
四季折々の美しい景色で、地元民と観光客に親しまれている「五稜郭公園」
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公園
戊辰戦争最後の戦い箱館戦争の舞台となった場所です。今では五稜郭公園として一般に公開されていて、市民、観光客に親しまれています。外周の遊歩道は、季節の移ろいを感じながら散策できる人気の散歩コース。春にはお花見を楽しむ人で賑わい、冬には一面の雪景色で見る人を感動させてくれます。情緒漂う史跡と自然の共演は、とても美しい景色です。ほかにも、藤棚や睡蓮など、色とりどりの花々が迎えてくれます。手漕ぎボートで堀をめぐることもでき、五稜郭の歴史ある風情をゆっくり満喫できます。
金森赤レンガ倉庫
ショッピングも楽しめる函館港の歴史の象徴「金森赤レンガ倉庫」
金森赤レンガ倉庫は、港の倉庫として使われていた赤レンガの建物をショッピングモールに活用した施設です。函館港の前に並ぶレンガの赤色が鮮やかで港町函館らしい景色を楽しめます。夜間にはライトアップされ、ロマンチックな雰囲気が漂います。倉庫の中には、飲食店や雑貨店、ファッションのお店などバリエーション豊富なショップが入っています。函館で人気のスイーツショップもそろっているので、お土産選びにも最適。赤レンガ倉庫オリジナルのアイテムもあり、記念に購入するのもおすすめです。
函館市熱帯植物園
温泉につかるサルでおなじみ!南国の植物にも癒される「函館市熱帯植物園」
函館観光の人気スポット、函館市熱帯植物園。一番の見どころとしては、やはり「温泉につかるサル」でしょう。お湯につかりながら餌をほおばるサルは愛おしさ満点。温泉に入るサルのイベントは、12月から5月のゴールデンウィークまでの期間限定です。開催時期に訪れた際はぜひチェックしてみましょう。また植物園内では、南国の珍しい花や木をたくさん眺められます。温室のほかにも子ども向け遊具コーナーや足湯もあるので、身も心も温まる癒しスポットとして評判です。
東浜桟橋(旧桟橋)
函館ベイエリアの景色が一望できる、函館を代表する桟橋「東浜桟橋(旧桟橋)」
函館ベイエリアを一望できる場所です。函館駅近くに鉄道桟橋ができるまでは、函館でただひとつの桟橋でした。できた当初は木造の桟橋で、北海道の玄関口と言われる青函航路の発着場所として使われていました。一時期は、対岸にある七重浜へ海水浴客を運ぶ際の発着地になっていて、多くの人が往来する場所でしたが、今では函館湾の美しい景観を眺められる桟橋として親しまれています。夜間のライトアップがロマンチックでデートスポットとしても人気。街路灯や足元を照らすフットライト、周囲のハーバーライトと共に、幻想的な空間を作り出してくれています。
函館朝市
北海道の新鮮な魚介類や農産物を堪能できる食の宝庫「函館朝市」
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グルメ
北海道随一の大市場で、北海道近海で水揚げされた新鮮な魚介や北海道産の農産物を堪能できます。朝5時頃から営業をスタートするので、朝ごはんに海鮮丼を楽しむ人も。函館の顔とも言えるおいしい食の宝庫です。観光客だけでなく地元民も利用するほど、上質なグルメをお得に味わえます。函館駅からすぐの場所にあるので、旅行の始まりと締めくくりのどちらのタイミングでも行きやすいです。市場内にはイカ釣りができるコーナーがあり、観光客を中心に人気。釣ったイカはその場でさばいてもらえるので、ぜひチャレンジしてみましょう!
函館ハリストス正教会
美しい鐘の音が響きわたる国の重要文化財「函館ハリストス正教会」
函館ハリストス正教会は、日本初のロシア正教会聖堂で、国の重要文化財にも指定されています。鐘の音が印象的で、「日本の音風景100選」にも選ばれています。(1996年選定)函館出身の音楽グループの歌詞にもこの鐘の音が登場していることで有名で、人々に親しまれている教会です。週末には、函館エリア一帯に響き渡る、美しい鐘のメロディを聞くことができます。白い壁と緑色の屋根の外観は趣があり、夜はライトアップされた姿が美しいです。荘厳なたたずまいと、鐘の音で多くの人を魅了する、函館を代表する歴史的建造物です。
旧函館区公会堂
アールヌーヴォー風の華やかな建築様式が美しい「旧函館区公会堂」
函館西部地区のシンボルとして有名なのが、旧函館区公会堂です。ブルーグレーとイエローの外壁が目を引く、アールヌーヴォー風の華やかな建物は、かつて焼失してしまった住民の集会所を再建しようと集まった寄付を元手に建てられました。こだわり抜かれた装飾や技術が、建物の細部にまで散りばめられており、建築的価値がとても高い函館の財産です。基坂の真上に建っているので、バルコニーからの眺めは最高。記念撮影ができます。
湯の川温泉
かつて函館戦争の兵士も癒した、北海道を代表する温泉郷「湯の川温泉」
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温泉
湯の川温泉は、北海道の三大温泉郷のひとつとして名高い温泉です。バスで函館空港から約5分、函館駅からも約25分とアクセスがよく、函館観光の拠点として利用されています。箱館戦争のときには傷を負った兵士を癒したと言われる温泉で、旧幕軍の榎本武揚も入浴したそう。泉質は主にナトリウム・カルシウム塩化物泉で冷え性や神経痛などに効くと言われています。湯の川温泉周辺には、国指定名勝の香雪園やトラピスチヌ修道院など、見ごたえある観光スポットも点在。観光と温泉を味わえる、贅沢な場所です。
八幡坂
港町を一望できる、海から伸びた美しい坂道「八幡坂」
ビュースポットの多い函館の中でも、八幡坂は特に有名です。赤レンガ倉庫から函館山へ続く道で、かつては八幡坂を上り切った場所に函館八幡宮があったことが、坂の名前の由来とされています。海からまっすぐに伸びた道のため、坂の上から見下ろす景色は見晴らしがよく、港町函館らしい光景を目にすることが出来ます。冬にはイルミネーションに優しく照らされ、暗闇に浮かび上がる石畳と街路樹が幻想的です。坂の両脇には手すり付きの階段があり、散策しやすいように整備されています。
ラッキーピエロ ベイエリア本店
個性的なバーガーが味わえるグルメなサーカス「ラッキーピエロ ベイエリア本店」
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グルメ
ラッキーピエロはご当地バーガーのチェーン店で、函館ベイエリアに本店があります。カラフルでかわいいピエロの看板が目印です。人気ナンバーワンメニューは、チャイニーズチキンバーガー。甘辛味でジューシーな唐揚げにたっぷりのマヨネーズが乗っていて、あとを引くおいしさです。ほかにも、土方歳三ホタテバーガーなど個性的なハンバーガーが名物となっています。店名の通り、「サーカスのような楽しい空間にしたい」という会長の思いが込められた、賑やかな店内も特徴。ブランコ席など、ユーモアたっぷりのお店です。
土方歳三最期の地碑
新選組ファンが集う、新選組副長ゆかりの聖地「土方歳三最期の地碑」
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遺跡・史跡
新撰組副長の土方歳三が、新政府軍の銃撃により終焉を迎えたとされる場所です。全国からファンが集まる聖地として知られています。1868年、土方歳三は、榎本武揚率いる旧幕府軍に合流しました。そして、翌年の箱館総攻撃の日に戦死し、土方が倒れたといわれる場所のひとつに、土方歳三最期の地碑があります。最期の地がどこかについては諸説ありますが、もっとも有力と言われているのが「一本木関門」です。最期の地碑は一本木関門の跡地に近い若松緑地公園に建っています。今もなお手向けの花が絶えない場所です。
函館山ロープウェイ
春夏秋冬すべての景色を楽しみたい「函館山ロープウェイ」
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絶景
「函館山ロープウェイ」は、津軽海峡と函館湾に挟まれユニークな地形となっている函館の街を一望できる、函館山の山頂まで運行しています。眼下に広がる大パノラマは昼と夜で姿を変えます。季節によっても目に映る景色は大きく異なるため、春夏秋冬すべての景色を楽しむために再訪するのもよいでしょう。山頂の展望台にはラウンジやレストランがあり、雄大な景観を眺めながらゆっくりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
函館公園こどものくに
小さなお子さまが主役の遊園地「函館公園こどものくに」
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テーマパーク
「函館公園こどものくに」は、国の登録有形文化財である日本最古の観覧車があるレトロな雰囲気漂う遊園地です(2022年6月現在)。一般的なアミューズメントパークなどでは乗り物によっては身長制限を考慮しなければなりません。しかし、「函館公園こどものくに」ではほとんどの乗り物に身長制限が設けられておらず、小さなお子さま連れでも存分に楽しむことができます。観覧車のほか、激しい動きが出るように設計されたアトラクションが少ないので、「絶叫系はちょっと……」と思う方も安心して楽しめるでしょう。
立待岬
断崖絶壁から広がる!遮るもののない眺望「立待岬」
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絶景
津軽海峡を一望できる「立待岬」は、断崖絶壁で大海原の迫力を間近に感じられるビュースポットです。海抜およそ30mにもおよぶ断崖からの眺望に、日常では感じられないほどの解放感で満たされるでしょう。地球の丸さが伝わってくるほど、地平線まで遮るものがありません。岬の一角には、夏にハマナスの花が咲き誇る「はまなす公園」があり、華やかなピンクの色彩と花の香りによって周辺一帯は優雅な雰囲気に包まれるでしょう。夏の期間には「はまなす」という売店も営業しています。観光の際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
はこだて明治館
異国情緒漂う外観が魅力的「はこだて明治館」
観光客に人気のショッピングモール「はこだて明治館」は、もとは道内初の郵便局(函館郵便局)として建造されました。赤レンガで建造された建物は現代まで姿を残し、北海道ならではのお土産を販売するショッピングモールへと生まれ変わりました。まるで異国のような外観は、見ているだけで観光気分が高まるでしょう。ショッピング以外にも、テディベアミュージアムでたくさんのベアに魅了されたり、オルゴール製作やサンドブラストの体験などができたりと、あらゆる楽しみ方が用意されています。観光の思い出として、手づくり体験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?函館といえば函館山とグルメに注目しがちですが、そのほかにも見ごたえのある観光スポットがたくさんあります。函館に観光で訪れた際は、ぜひご紹介したスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※2022年6月1日時点の情報です。
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