洞爺湖は日本で3番目に大きいカルデラ湖。周辺には活火山である有珠山や昭和新山があり、火山が作り出した美しい湖と雄大な自然が人気の道南を代表する観光地です。温泉リゾートとしても知られる洞爺湖エリアの絶景を堪能してみませんか?
目次
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カルデラ湖周辺の水と緑の絶景を一望「支笏洞爺国立公園 サイロ展望台」
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湖上から絶景を楽しめるお城のような遊覧船が人気「洞爺湖汽船」
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洞爺湖に浮かぶように建つ二重の塔は絶好の撮影スポット「浮見堂公園」
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自然とアートが調和する58基の彫刻群「とうや湖ぐるっと彫刻公園」
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自然と調和した彫刻も楽しめる憩いのスポット「有珠山噴火記念公園」
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映画の舞台として注目を集めた洞爺湖・月浦の新名所「しあわせの鐘」
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火山が作り出した自然の景観を間近に望む「有珠山ロープウェイ」
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中島を正面に洞爺湖の景観を見渡せる公園「洞爺湖園地」
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牧場のミルクを使ったジェラートが大人気「レークヒル・ファーム」
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洞爺湖の壮大な景観を眺めながら温泉を堪能できる「洞爺湖温泉」
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洞爺湖の自然を学ぶ「中島・湖の森博物館」
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洞爺湖の景観を眺めながら、足湯でじっくり暖まる「洞龍の湯」
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世界的にも希少な火山を間近に見られる「昭和新山」
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火山と関係が深い洞爺湖周辺の自然を学ぶ「支笏洞爺国立公園 ビジターセンター・火山科学館」
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番外編:洞爺湖周辺含む紅葉を楽しむモデルコース
支笏洞爺国立公園 サイロ展望台
カルデラ湖周辺の水と緑の絶景を一望「支笏洞爺国立公園 サイロ展望台」
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絶景
洞爺湖の西岸に位置するサイロ展望台は、洞爺湖や中島のほか有珠山や昭和新山などを望むことができる絶好のビュースポットです。敷地内にある店舗には、北海道銘菓やご当地雑貨を多数取り揃えたお土産店とレストランを併設、駐車場と展望台は無料となっています。5~10月には地元のアイスクリームや本格プレスコーヒーを提供するカフェ、洞爺湖の上空を遊覧するスカイクルージングの営業も人気。1月初旬~3月中旬には敷地内に雪遊広場(ゆきゆうひろば)も営業、雪と洞爺湖と羊蹄山の景観を楽しみながらスノーモービルやスノーラフティングも行い、四季を通して楽しむことができます。
※レストランの最新営業状況に関してはHPをご確認くださいませ。団体で満席の場合もございます。
洞爺湖汽船
湖上から絶景を楽しめるお城のような遊覧船が人気「洞爺湖汽船」
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乗り物
洞爺湖の美しい景観が堪能できると人気なのが、湖を船で巡る遊覧船。洞爺湖汽船の遊覧船の主なコースは、湖畔の温泉街にある駅前桟橋を発着し、総称して「中島」と呼ばれる湖の中央に浮かぶ4つの島に向かうコースとなっていて、中島に下船することも可能。中島には遊歩道が整備され、トレッキングが楽しめます。洞爺湖汽船の遊覧船の中でもお城のような外観で有名な「エスポアール」は、洞爺湖の夏の風物詩「洞爺湖ロングラン花火」を湖上から楽しむことができる花火鑑賞船としても人気です。
浮見堂公園
洞爺湖に浮かぶように建つ二重の塔は絶好の撮影スポット「浮見堂公園」
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公園
洞爺湖の北岸にある浮見堂公園は、湖の岬に建てられた「浮見堂」を中心とした公園です。浮見堂は、湖岸から細く伸びた岬に建つ朱塗りの二重の塔で、まるで湖に浮かんでいるように見えることから撮影スポットとして大人気。青く澄んだ洞爺湖に浮かぶ朱塗りの塔の景観は、洞爺湖八景にも選ばれています。浮見堂公園は「とうや湖ぐるっと彫刻公園」として湖畔に設置されている58基の彫刻の一部が展示されているほか、桜の名所としても知られています。湖畔の景観を楽しみながら、公園内をのんびりと散策するのもおすすめです。
とうや湖ぐるっと彫刻公園
自然とアートが調和する58基の彫刻群「とうや湖ぐるっと彫刻公園」
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公園
とうや湖ぐるっと彫刻公園は、洞爺湖の周囲約43kmの湖畔のあちこちに58基の彫刻が展示されている公園です。この公園の始まりは、1980年代に北海道を代表する彫刻家である安田侃(やすだ かん)の作品「回生」と「意心帰」が設置されたことからです。今では人物像などの具現作品から抽象的なものまで、56人の彫刻家の個性あふれる作品が設置されています。彫刻の周囲は整備された公園や遊歩道になっているので、気軽にアートに触れられるのも魅力の一つ。洞爺湖の自然の景観になじむように設置された彫刻が、天候や季節によって表情を変えるのも見どころです。
有珠山噴火記念公園
自然と調和した彫刻も楽しめる憩いのスポット「有珠山噴火記念公園」
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公園
有珠山噴火記念公園は、2000年の有珠山噴火の後に造られた、洞爺湖畔の温泉街の西側にある公園です。湖畔を見渡すことができ、有珠山の噴火によって湖畔と砂洲でつながった珍小島も望むことができます。展示作品のうち、人の顔の仮面のような「月の光」(イゴール・ミトライ作)や、3頭のライオンの像「Muse」(明地信之作)を含む5基の彫刻があることでも有名で、洞爺湖の自然と調和したアートを楽しむことができます。湖畔の景色を眺めながらのんびり過ごせる広い芝生の広場は、観光客の憩いのスポットとなっています。
しあわせの鐘
映画の舞台として注目を集めた洞爺湖・月浦の新名所「しあわせの鐘」
2012年に公開された洞爺湖を舞台にした映画の舞台・ロケ地として全国的に知られ、多くの観光客が訪れるようになった洞爺湖の月浦地区。洞爺湖来訪記念に、その映画のタイトルにちなんで幸せを祈ってもらおうと設置されたのが、この「しあわせの鐘」です。町の花であるスミレをあしらった白い支柱に取り付けられた真ちゅう製の鐘で、月浦にあるオートキャンプ場「グリーンステイ洞爺湖」内に設置されています。今では、洞爺湖観光の新しい名所となっています。
有珠山ロープウェイ
火山が作り出した自然の景観を間近に望む「有珠山ロープウェイ」
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乗り物
活火山・有珠山にかかる有珠山ロープウェイは、2020年にスイス製新ゴンドラとなり、ガラス面が広くなり、より迫力あるの眺めが楽しめるようになりました。山頂駅すぐ横の「洞爺湖展望台」からは洞爺湖と昭和新山の絶景を、山頂駅から徒歩約10分の「有珠山火口原展望台」からは、水蒸気が上がる火口を見ることができます。2021年春、洞爺湖展望台に「Mt.USUテラス」がグランドオープン!展望デッキが広くなり、カフェやソファから大自然の絶景を目の前に、のんびりと特別な時間をお過ごし頂けます。
さらに先の「外輪山遊歩道」もトレッキングのコースとして人気です。山麓駅には買い物や軽食を楽しめる施設「火山村」があり、併設されている情報館では火山の営みや恵みを楽しく学ぶことができます。
洞爺湖園地
中島を正面に洞爺湖の景観を見渡せる公園「洞爺湖園地」
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公園
洞爺湖温泉街から昭和新山へと向かう、洞爺湖登別線(北海道道2号)沿いにある公園。洞爺湖の南側の湖畔にあって、洞爺湖を見渡すことができる人気のビュースポットです。洞爺湖には大島・弁天島・観音島・饅頭島の4つの島(総称・中島)が並んで浮かび、その向こうに羊蹄山が見える景観は、洞爺湖八景にも選ばれています。遊歩道も整備された園内には、「とうや湖ぐるっと彫刻公園」の彫刻の一部があり、湖畔をのんびりと散策するのにもぴったり。隣接するボート乗り場からは、スワンボートに乗ることもできます。広い駐車場やトイレが整備されているので、ドライブの途中で立ち寄るのにもおすすめのスポットです。
レークヒル・ファーム
牧場のミルクを使ったジェラートが大人気「レークヒル・ファーム」
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グルメ
レークヒル・ファームは、洞爺湖を眼下に望む丘の上にある、牧場直営のジェラートショップ。地元の果物や野菜を使って常時20種類を揃えるジェラートは、ミルクの優しい味わいが特徴です。建物の外のベンチに座って、なだらかに広がる牧草地や羊蹄山を眺めながらジェラートを味わえば、北海道らしさを満喫できること間違いなし。店内にはカフェもあり、カレーやピザ、牛乳をたっぷり使ったスイーツなどのメニューも楽しめます。テイクアウトできるプリンやシュークリーム、自家製のチーズやジャムは洞爺湖のお土産におすすめです。
洞爺湖温泉
洞爺湖の壮大な景観を眺めながら温泉を堪能できる「洞爺湖温泉」
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温泉
洞爺湖の南側の湖畔にリゾートホテルから純和風旅館まで、多くの宿泊施設が立ち並ぶ洞爺湖温泉。客室や露天風呂から洞爺湖の壮大な景観を望めるのが大きな魅力です。温泉街には飲食店やカフェも多く、北海道グルメも充実。期間中、毎日花火がうち上がる「洞爺湖ロングラン花火」(4/28~10/31)や、温泉街の中心に光のトンネルが登場するイルミネーション(11/1~3月初旬)など、年間を通してさまざまなイベントも開催されています。少し足を伸ばして、展望台や有珠山ロープウェイを訪れるのも定番の楽しみ方。周辺では、カヌーや乗馬体験、モーターボート、雪遊びといったアクティビティを楽しむことができる人気スポットも多数あります。
中島・湖の森博物館
洞爺湖の自然を学ぶ「中島・湖の森博物館」
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美術館・博物館
中島・湖の森博物館は、洞爺湖に浮かぶ中島の中でも最も大きく、遊覧船で上陸できる大島にあります。ユネスコ世界ジオパークに認定されている「洞爺湖有珠山ジオパーク」を構成する4つの自治体にまたがる広い範囲の情報から、その中心的位置となる洞爺湖の情報、さらには中島の情報へ繋がり、実際の中島大島を散策して体感する流れを展示する施設です。トレッキング向けの遊歩道もあり、この博物館が入山手続きの窓口になっています。開館期間は4月下旬から10月末まで。大島へは洞爺湖温泉街から発着する遊覧船で約25分で渡れます。
洞龍の湯
洞爺湖の景観を眺めながら、足湯でじっくり暖まる「洞龍の湯」
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温泉
洞龍(とうろん)の湯とは洞爺湖畔の遊歩道に沿って建てられた、源泉100%の足湯が無料で楽しめる施設です。足湯につかって温まりながら、洞爺湖の雄大な自然の景観を楽しむことができると人気のスポット。場所は湖畔で最も賑わう温泉街の遊覧船乗り場のすぐそばで、洞爺湖の守り神である龍神のキャラクター・洞龍くんの像が目印です。タオルの自動販売機も設置されているので、散策の途中でも気軽に立ち寄れると多くの観光客で賑わっています。
昭和新山
世界的にも希少な火山を間近に見られる「昭和新山」
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自然
1943年の噴火活動に伴って麦畑だった場所が隆起してできたという、世界的にも珍しい昭和新山。国の特別天然記念物であり、ユネスコ世界ジオパーク認定地の「洞爺湖有珠山ジオパーク」として認定されています。荒々しい山肌に白い噴煙がかかる様子は、火山活動を間近に感じられる貴重な光景。有珠山ロープウェイや洞爺湖展望台、有珠山火口原展望台からも、火山の様子や洞爺湖一帯の大パノラマを堪能できます。また三松正夫記念館では昭和新山が隆起していく様子を詳細に記録した「ミマツダイヤグラム」が展示されており、屋外展示物である昭和新山と共に噴火の歴史を学ぶことができます。この他に間近で熊を見られる昭和新山熊牧場なども、昭和新山エリアでは人気のあるスポットです。
支笏洞爺国立公園 ビジターセンター・火山科学館
火山と関係が深い洞爺湖周辺の自然を学ぶ「支笏洞爺国立公園 ビジターセンター・火山科学館」
北海道の南西部に位置している支笏洞爺国立公園は、北海道のカルデラ湖の中でも2番目と3番目の大きさを誇る支笏湖と洞爺湖を中心に、樽前山や羊蹄山、活火山である有珠山などもある国立公園です。その中でも洞爺湖をテーマにしている博物館が、洞爺湖ビジターセンター。およそ10万年前に火山活動によってできた洞爺湖と、活火山である有珠山や洞爺湖周辺の動植物を含む自然について、巨大な写真やジオラマなど工夫を凝らした展示で紹介しています。隣接する火山科学館は、噴火をくり返す有珠山の火山活動や噴火の被害の様子、防災について学べる施設。迫力ある映像や振動まで再現したシアターで噴火の様子が疑似体験できます。
番外編:洞爺湖周辺含む 紅葉を楽しむモデルコース
道央(洞爺湖・定山渓)を巡る2泊3日のモデルコースをご紹介!
洞爺湖エリアには、火山が作り出した絶景を楽しめるスポットが盛りだくさん。人気の観光地だけあって、温泉施設やグルメも充実しています。火山について学べる博物館や、自然の中で遊べるアクティビティなど、あなただけの楽しみ方も探してみてください。
※2021年3月1日時点の情報です。
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認下さい。