茨城県は東京からも電車で最短1時間未満と観光地としてアクセスも良好。朝ドラの舞台にもなり、多くのスポットが注目を浴びました。歴史的建造物や自然美、公園など、ファミリーだけでなくデートや女子旅にもおすすめのエリアです。素敵な思い出を作るべく、カメラを持参して訪れてみてはいかがでしょうか。
目次
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茨城を代表する、自然豊かな都市公園「国営ひたち海浜公園」(ひたちなか)
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朝夕で山肌の色が変わる、富士山とも並び称される信仰の山「筑波山」(つくば)
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筑波山を御神体と仰ぐ夫婦和合の神様として有名な「筑波山神社」(つくば)
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856年創建、神聖な鳥居と日の出が楽しめる神社「大洗磯前神社」(大洗)
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水戸藩によって造園された、日本三名園のひとつ「偕楽園」(水戸)
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下からも上からも眺められる日本三名瀑のひとつ「国名勝 袋田の滝」(袋田)
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幾重にも静かに流れ落ちる、風情ある奥の滝「生瀬滝」(袋田)
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世界一高い大仏様「牛久大仏」(牛久)
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武道の神様を祀る、かつて歴史を変えた名将たちも崇拝した神社「鹿島神宮」 (鹿島)
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五浦海岸を愛した岡倉天心が建てた六角形の建築物「六角堂」(北茨城)
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1360年の歴史を持つ、茨城を代表する日本三大稲荷のひとつ「笠間稲荷神社」(笠間)
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ライトアップも行われる、茨城を代表する紅葉の名所「花貫渓谷」(高萩)
国営ひたち海浜公園(ひたちなか)
茨城を代表する、自然豊かな都市公園「国営ひたち海浜公園」
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公園
茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園は、爽やかな潮風吹き抜ける、花と緑いっぱいの都市公園。四季を通して、ネモフィラ、ひまわり、コキアなどの彩り豊かな草花が楽しめるのはもちろん、25種類以上のアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」も園内にあります。林間アスレチック広場やBBQ広場もあり、食事、スポーツ、ピクニックとその楽しみ方は無限大です。10月上旬には約3万2,000本のコキアが紅葉に向け色付き始め、見事なグラデーションを重ねながら、ピーク時には丘一面を真っ赤に染め上げます。その絶景を見るために県外からも多くの方が訪れています。
筑波山(つくば)
朝夕で山肌の色が変わる、富士山とも並び称される信仰の山「筑波山」
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自然
「西の富士、東の筑波」と富士山と並び称される筑波山。日本百名山の中でも標高が低く、初心者でも気軽に登山が楽しめる山としても有名で、朝夕に山肌の色を変えることから「紫峰(しほう)」とも呼ばれる美しい山です。また、古くから信仰の山として栄えてきたため、パワースポットの宝庫。筑波山神社で「願い石」をゲットしその石に願い事を書いて、ケーブルカーで山頂へ。プチハイキングでパワースポットを巡りながら、「大石重ね」に願い石を置き願掛けをしましょう。展望台からの絶景パノラマビューも必見です。
筑波山神社(つくば)
筑波山を御神体と仰ぐ夫婦和合の神様として有名な「筑波山神社」
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神社仏閣
関東の霊峰筑波山を御神体と仰ぎ男体山頂に筑波男大神(いざなぎのみこと)、女体山頂に筑波女大神(いざなみのみこと)の夫婦二神を祀る全国屈指の由緒ある名社で、夫婦和合、縁結びの神として多くの人々が参拝に訪れます。素敵なご縁が欲しい女性同士の女子旅にもおすすめです。境内の随神門近くに立つ大きな杉の木は不思議なパワーを感じるパワースポットとしても有名。樹齢約800年、幹まわり約9.8m、高さ約32mの大杉は、見る者を圧倒させる力強さがあります。
大洗磯前神社(大洗)
856年創建、神聖な鳥居と日の出が楽しめる神社「大洗磯前神社」
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神社仏閣
太平洋に面した丘の上に鎮座する歴史ある「大洗磯前神社」。東茨城郡大洗町に位置し、856年創建とされる由緒ある神社で「神々しすぎる絶景パワースポット」として、また近年では大洗を舞台にした大人気アニメの聖地としても脚光を浴びています。鹿島灘にせり出した岩の上にある「神磯の鳥居」は、息を吞むほどの絶景が拝める最高の日の出スポットでもあり、年末年始は、多くの参拝者が訪れます。荒々しい波しぶきを浴びながらたたずむ姿は、死ぬまでに行きたい世界の絶景と言われるほど荘厳な眺めです。
偕楽園(水戸)
水戸藩によって造園された、日本三名園のひとつ「偕楽園」
天保13年、水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園された「偕楽園」は、金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつです。偕楽園は梅の名所として有名ですが、春には桜、初夏にはツツジ、真夏には緑あざやかな孟宗竹や杉林、秋には可愛らしい萩の花やモミジなど、一年を通して身近に自然を感じることができるスポットです。また、眼下に広がる千波湖と豊かな自然のコラボは絶景の一言!素敵な写真が気軽に撮れることもあり、幅広い年代の方がカメラ片手に楽しんでいます。
国名勝 袋田の滝(袋田)
下からも上からも眺められる日本三名瀑のひとつ「国名勝 袋田の滝」
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自然
高さ約120m、幅約73mの大きさを誇る「国名勝 袋田の滝」は、日本三名瀑にも数えられ、一年を通してさまざまな表情を見せてくれる観光スポットです。鑑賞するなら、袋田の滝トンネルを利用し奥の観瀑台に向かうのがおすすめ。滝を下から見上げる第一観瀑台、上から見下ろす第二観瀑台の2つの観瀑台から角度の違う眺めが楽しめ、大迫力、大絶景、たっぷりのマイナスイオンを堪能することができます。「恋人の聖地」モニュメントはプロポーズにピッタリなロマンティックスポット。新緑の季節には吊り橋を渡り散策コースを楽しまれてはいかがでしょうか。
生瀬滝(袋田)
幾重にも静かに流れ落ちる、風情ある奥の滝「生瀬滝」
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自然
袋田の滝から約200m上流に架かる「生瀬滝」は、奥の滝とも呼ばれる国指定名勝。高さ約10m、幅約27mの生瀬滝は、大迫力の袋田の滝とは真逆の静かな佇まいが魅力。水の流れが幾重にも白糸を垂らすように伝い落ちる光景は「月居の深山の峡に白布を干す」と例えられています。展望台までは約500段の階段と約10mの標高差があることから、足腰に自信のない方は注意が必要です。袋田の滝からもハイキングコースを通れば約20分。この風致景観は、観賞上・学術上の価値が高い景勝地と言われていますので、ぜひ、2つの滝をあわせてお楽しみください。
牛久大仏(牛久)
世界一高い大仏様「牛久大仏」
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神社仏閣
牛久大仏は「青銅製仏像」で世界一高い大仏様です。その全長は約120mと、自由の女神の約3倍、奈良の大仏の約8倍を誇ります。大仏の胎内空間は、光の世界、念仏の間、知恩報徳の世界、蓮華蔵世界、霊鷲山の間の5層(5階)で構成され、さまざまな体験ができます。エレベーターで向かうことができる地上約85mの大仏様の胸部展望台からは、天気が良ければ東京スカイツリー®や富士山なども楽しむことができます。ふれあいガーデンテラスではお猿たちの愛くるしい見事な曲芸、休日には小動物とのふれあいも楽しめますのでファミリーにもおすすめです。
(お猿のステージ:金曜休み 12・2月は日曜・祝日のみ公演)
(ふれあい動物園:日曜・祝日のみ開催 12・2月はお休み)
※2021年2月17日現在
鹿島神宮 (鹿島)
武道の神様を祀る、かつて歴史を変えた名将たちも崇拝した神社「鹿島神宮」
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神社仏閣
鹿島神宮は、日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」(たけみかづち)を御祭神とする、神武天皇元年創建の由緒ある神社です。武甕槌大神とは、天孫降臨に先立ち葦原中国を平定した「国譲り」にて活躍された神様のこと。源頼朝や徳川家康など名のある武士が参拝に訪れた鹿島神宮では、今でも必勝祈願のために多くの参拝客が訪れます。そのほか古くから旅立ち前に道中の安全を祈願する「鹿島立ち」と呼ばれる習わしがあるため、旅の始まりに立ち寄るのに最適なスポットです。現在長期休館中の宝物殿には、日本最古の直刀と伝わる国宝「直刀」が眠っています。本殿や拝殿の他にも、境内には、1日に約40万リットル以上の湧水が出る御手洗池や5月1日に流鏑馬神事が行われる荘厳な雰囲気の奥参道、高さ約40m、樹齢は約1,300年を数える杉の御神木など見どころも満載。特に、鹿島神宮の樹叢は茨城県指定の天然記念物でもあります。
六角堂(北茨城)
五浦海岸を愛した岡倉天心が建てた六角形の建築物「六角堂」
茨城県の最北端・北茨城市に位置する五浦海岸。ここは明治36年に、近代日本美術発展の功労者として知られる岡倉天心が、茨城県出身の画家飛田周山の紹介で訪れ、こよなく愛した温泉地です。景観の美しさに魅了された岡倉天心は、太平洋岸壁すれすれに「六角堂」を建てました。ここは天心お気に入りの、五浦海岸を見渡す絶好のポイントです。六角堂がある「茨城大学五浦美術文化研究所」には、六角堂と同様に岡倉天心旧宅の一部として管理されている「長屋門」があるのでこちらもご注目。この長屋門は歴史的景観として国登録有形文化財に指定され、歴史的価値も高いスポットです。
笠間稲荷神社(笠間)
1360年の歴史を持つ、茨城を代表する日本三大稲荷のひとつ「笠間稲荷神社」
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神社仏閣
651年に創建された「笠間稲荷神社」は、京都の伏見稲荷、佐賀の祐徳稲荷と並ぶ日本三大稲荷のひとつで、1360余年の歴史を誇ります。御祭神は「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」で、あらゆる殖産興業の守護神として、また、火防の神様として、年間約350万人の参拝者が訪れます。拝殿の奥にある御本殿は江戸時代末期のもので国の重要文化財にも指定され、パワースポットとしても有名です。門前には境内の仲見世をはじめ、飲食店やおみやげ店が約40店も軒を連ねるため、観光もお土産を購入するのにもおすすめのスポットです。
花貫渓谷(高萩)
ライトアップも行われる、茨城を代表する紅葉の名所「花貫渓谷」
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絶景
茨城県北東部の高萩市にある「花貫渓谷」。モミジの名所とも呼ばれ、紅葉時期には多くの方が訪れます。渓谷は、花貫川が周囲の岩を侵食して作られ、小さな滝や淵などがいくつも見られます。その渓谷美は非常に魅力的。紅葉シーズンは例年11月中旬~11月下旬が見頃、特に汐見滝吊橋を囲む紅葉が絶景。期間限定でライトアップも行われます。また、花貫渓谷周辺は暖帯(暖温帯)と温帯(冷温帯)の植物が混ざり合い、四季の表情も豊か。地中深くから遥々やってきた岩石とそれが深く削られてできた地形、自然の偉大さを感じるジオサイトとしてもおすすめです。
茨城には多くの自然が残っていて、四季の花々や野鳥などを楽しめるスポットが多く点在します。また、ファミリーで訪れても楽しめる施設も多いです。ぜひ茨城に観光する際は、ご紹介したスポットに足を運んでみてください。
※2021年2月17日時点の情報です
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