栃木県を代表するリゾート地・那須には、自然を感じて癒されたり動物と触れ合いながら楽しめる場所が多くあります。また、オルゴールが見られる美術館などの文化施設が数多く点在しています。今回は、その中でも特に訪れておきたい那須の観光スポットを紹介しておきます。
目次
-
動物たちを間近で見ることができる檻のない動物園「那須どうぶつ王国」
-
吐息を感じるほどの距離で猛獣に餌をあげられる「那須サファリパーク」
-
礼拝堂を満たす光と音のコラボレーション「那須ステンドグラス美術館」
-
オルゴールの伝道師が遺した貴重なコレクションを目と耳で楽しめる「那須オルゴール美術館」
-
自由度の高い森、ガイド必須の森、どちらを選ぶ?「那須平成の森」
-
弓の名手・那須与一の伝説が残る「那須温泉神社」
-
冷暖房完備の快適なゲルで異文化を満喫!「モンゴリアビレッジ テンゲル」
-
約1,000体ものテディベアが待つ博物館「那須テディベア・ミュージアム」
-
希少なガーンジィ種の乳牛を擁する遊べる牧場「那須高原 南ヶ丘牧場」
-
サルを中心に約50種の動物が飼育されている「那須ワールドモンキーパーク」
-
童心に返る場所「那須昆虫ワールド」
那須どうぶつ王国
動物たちを間近で見ることができる檻のない動物園「那須どうぶつ王国」
-
動物園・水族館
那須どうぶつ王国は檻が存在しないことで有名な動物園です。ジャガーのような猛獣に限ってはガラス越しになりますが、多くの動物を近距離で観察することができます。また、希少なスナネコやマヌルネコ、美しく白きホッキョクオオカミなど、他所の動物園では見ることのできない貴重な動物も展示されています。ショーの種類も豊富で、「ザ・キャッツ」では我々にとって身近な動物である猫がその身体能力を活かし様々なパフォーマンスを披露します。特におすすめなのが「王国ファーム(冬季休園)」エリアで行われる「バードパフォーマンスBROAD」。猛禽類が頭上すれすれを飛び回る姿は必見!一部の猛禽類は羽を広げると約2mにもなるので、迫力があります。
那須サファリパーク
吐息を感じるほどの距離で猛獣に餌をあげられる「那須サファリパーク」
-
動物園・水族館
那須サファリパークは動物への餌やりを楽しめる体感型サファリパークです。約70種類もの動物が放し飼いされていて、ホワイトライオンやトラなどの猛獣を間近に見ることができます。入園方法は4種類ありますが、おすすめは何と言っても「ワイルドライド」。これはトラックのコンテナ部分を金網に変えたような乗り物で、四方八方から現れる動物たちの姿を余さず見ることができるのです。ライオンに肉を与えることができるのも「ワイルドライド」だけ!また、ナイトサファリを開催していることもあるので要チェック。昨年よりマイカーで入場も可能になりました。夜のサファリを運転するなんて、映画の世界みたいで興奮しませんか?ベテラン運転手や飼育員が動物ガイドをするライオンバスもオススメですよ。
那須ステンドグラス美術館
礼拝堂を満たす光と音のコラボレーション「那須ステンドグラス美術館」
-
美術館・博物館
那須ステンドグラス美術館はアンティークのステンドグラスが配された美術館です。建物は英国の田舎町・コッツウォルズのマナーハウスと同じ資材、工法で建てたものです。特に目を引くのが、セント・ラファエル礼拝堂のステンドグラス「聖書の風景」。聖書を読めない者にキリスト教を伝えるべくステンドグラスが利用された説は有名ですが、実際に目にすると、それを裏付けるような神々しさが感じられます。こちらの礼拝堂では、約100年前のパイプオルガンの生演奏を毎日実施しているので、訪れた際には是非、荘厳な雰囲気を味わってみてください。また、館内に設置されたステンドランプもお見逃しなく。人気作家リチャード・リーの作品です。
那須オルゴール美術館
オルゴールの伝道師が遺した貴重なコレクションを目と耳で楽しめる「那須オルゴール美術館」
-
美術館・博物館
オルゴール収集家・佐藤潔はオルゴールの普及に貢献したことでも有名。那須オルゴール美術館には氏のコレクションを中心として、世界各国のオルゴールはじめとして様々な自動演奏楽器が約150点、展示されています。展示内容はシリンダー式、ディスク式オルゴールに、様々な楽器を同時に演奏するオーケストリオンやオートマタ(自動演奏人形)のような愛らしい外見のものまで様々。見るだけでもワクワクしますが毎時演奏を聴くこともできるので、お聴き逃しのないように! また、好きな曲とパーツを選んで、オリジナルのオルゴールを作れるコーナーもあります。持ち帰って演奏を聴けば、旅の思い出が蘇るかも?
那須平成の森
自由度の高い森、ガイド必須の森、どちらを選ぶ?「那須平成の森」
-
自然
那須平成の森はハイキングやガイドウォークを楽しめる広大な森林です。かつて一般には立ち入ることのできない皇室の御静養地の一部だったことから、自然がほぼ手付かずの状態で残っています。まずは拠点となるフィールドセンターに立ち寄り、予約不要のミニプログラムを受けてみましょう。この「森」で何ができるのか、イメージを掴めるはずです。その後は散策が許されている「ふれあいの森」に向かって、かつて幻と呼ばれていた駒止の滝を目指すのが良いでしょう。知識を深めたいなら、森の案内人・インタープリターが主導する四季折々のプログラムに参加しましょう。自然保護の観点から立ち入りを制限されている「学びの森」へ入ることができます。
那須温泉神社
弓の名手・那須与一の伝説が残る「那須温泉神社」
-
神社仏閣
那須温泉神社は大己貴命、少彦名命、誉田別命を祭神とする神社です。商売繁盛、家内安全、縁結びなど幅広いご利益があるとされています。扇の的の逸話で有名な源氏の武将・那須与一が扇を射抜く際に祈願した神社でもあり、見事に扇を射て凱旋した与一が神恩に報いるため鳥居を奉納したという伝説が残っています。この鳥居は参道にある三番目の鳥居のことで、現在でも見ることができます。また、授与所には与一の刺繍が施された御朱印帳、与一に因んだ「一矢必中守」と呼ばれるお守りなどの授与品が用意されています。「一矢必中守」が授けてくれるご利益は必勝祈願と心願成就。歴史ファンには堪らないアイテムといえるでしょう。
モンゴリアビレッジ テンゲル
冷暖房完備の快適なゲルで異文化を満喫!「モンゴリアビレッジ テンゲル」
ゲルとは、モンゴル遊牧民に伝わる移動式の住居です。モンゴリアビレッジ テンゲルでは、現地から取り寄せた本場のゲルへの宿泊を楽しむことができます。ゲルにはエアコンが設置されていて、内部は思った以上に快適。ゲル内にトイレはありませんが、共同トイレはウォシュレット付きです。また、大浴場では地下800mから湧き出た温泉が楽しめます。露天風呂もあるので、星空を見上げながら疲れを癒すこともできます。民族衣装での記念撮影や馬頭琴の演奏会など、モンゴルの文化に触れる機会も設けられています。特に馬頭琴の音色は独特なので、一聴の価値あり!また、フロント棟はちょっとした博物館のようになっていて、オリジナルグッズの購入も可能です。
那須テディベア・ミュージアム
約1,000体ものテディベアが待つ博物館「那須テディベア・ミュージアム」
-
美術館・博物館
那須テディベア・ミュージアムは多くの人にテディベアとの出会いを提供するべく設立されたミュージアムです。展示棟にはアンティークのテディベア、写真家パトリック・マシューズに連れられて世界中を旅したテディ・エドワード、米国ラシュモア山に彫刻された4人の大統領をイメージしたラシュモア・ベアーズなど、様々な作品が並んでいます。なかには言葉を発するテディベアも存在するとか。また人気のフォトスポットもあり、訪れた人を楽しませています。
那須高原 南ヶ丘牧場
希少なガーンジィ種の乳牛を擁する遊べる牧場「那須高原 南ヶ丘牧場」
那須高原 南ヶ丘牧場は「我が家を訪れる人からお金は取れない」という創業者の理念に基づき、入場と駐車が無料。また、「酪農家に休みはない」との理念にも基づき、年中無休で営業中です。乗馬やソーセージ&バターづくりなど、牧場ならではの体験が可能で、利用時にお金を払う仕組みになっています。ここで育てている乳牛はガーンジィという珍しい牛で、そのミルクは乳脂肪分・無脂乳固形分が高く、濃厚でいてさっぱりとした味わい。ミルク茶屋で販売しているソフトクリームは濃厚な牛乳の味を感じられる人気商品です。また、創業者が満州で教わったという「ペロシキ」も密かな名物。現地で聞いた音を商品名にしたそうですが、正体はロシア料理のピロシキのこと。そのままメニュー名を変えずに今も提供しています。グルメだけでなく、動物との触れ合いができるのも人気の理由で、ウサギの散歩ができる「うさんぽ」も体験することができます。
那須ワールドモンキーパーク
サルを中心に約50種の動物が飼育されている「那須ワールドモンキーパーク」
-
動物園・水族館
那須ワールドモンキーパークでは、サルを中心とした約50種類の動物が飼育されています。体験を重視しているのが特徴で、エリマキキツネザルやワオキツネザルなどのサルとのふれあい、エサをあげたりできます。また、アニマルシアターでは数種類のサル、ルリコンゴウインコ、ネコというバラエティに富んだメンバーのショーが楽しめます。中でもシロガオオマキザルの貴重で珍しい芸も見られる。そして、モンキーパークでありながら、アジアゾウに乗ることもできるのが最大の魅力。
那須昆虫ワールド
童心に返る場所「那須昆虫ワールド」
-
美術館・博物館
那須昆虫ワールドはユニークな展示形式で知られている昆虫館です。普段なかなか触れる機会のない昆虫たちが数多く登場します。昆虫好きのスタッフによる「昆虫でお客様に笑顔になってほしい」という思いから作られたこの施設。昆虫が苦手な人でも楽しめるよう、那須の自然と合わせて紹介されているのです。那須昆虫ワールドに入場したお子さんには昆虫がプレゼントされるので、きっと喜ぶことでしょう。プレゼントでもらったカブトムシが立派な成虫に育ったら、ナスコングランプリに出てみましょう。ヘラクレスオオカブトがもらえるかも?
那須には動物と触れ合える体験施設がいっぱいあるほか、テディベア・ミュージアムなど少し変わった展示施設まであります。那須まで足を伸ばすなら、ぜひ今回紹介した観光スポットに行ってみてください。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2020年12月1日時点の情報です