湯布院のシンボル・由布岳の四季折々の美しさを感じながら、温泉街を散策できる湯布院(由布院)。日本の原風景を楽しみつつ、自分なりのお気に入りの観光スポットを見つけたいですね。
目次
金鱗湖
朝霧の風景が美しい、大分川の源流のひとつ「金鱗湖」
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自然
金鱗湖(きんりんこ)は、湯布院の代表的な観光スポットです。湖で泳ぐ魚の鱗が夕日で金色に輝いているのを見て、明治時代の儒学者である毛利空桑が「金鱗湖」と名付けたとされています。湖には清水と温泉が流れ込んでおり、一年中水温が高いため、秋から冬の早朝には気温等の条件がそろえば湖面から湯気が立ち上ります。その光景はとても幻想的で美しいので、早起きして見に行く価値があります。湖周辺は散策路が整備されているので、ぜひ魚や水鳥を眺めながら散策してみてください。
狭霧台
標高約680mから由布院の町並みが一望できる展望スポット「狭霧台」
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絶景
狭霧台(さぎりだい)は、湯布院と別府を結ぶ県道沿いにある、由布院盆地を一望できる展望台です。標高約680mの地点から、雄大な湯布院一帯の景色を見ることができます。九州横断道路沿いに位置するため、休憩所としても多くの人が訪れます。特に夜は町の灯りが由布院盆地一帯を照らし出し、とても美しいと人気です。秋から冬の冷え込む朝には朝霧が盆地を覆う幻想的な光景が見られます。また、間近にそびえる雄大な由布岳も見上げてみてください。中腹の飯盛ヶ城の山肌がとても美しく滑らかで、季節によりその色や表情が変わります。狭霧台までは急カーブになっている道もありますので、ドライブの際はご注意ください。
道の駅ゆふいん
湯布院観光の玄関口「道の駅ゆふいん」
道の駅ゆふいんは、大分自動車道「湯布院IC」を降りてすぐのところにあります。年間400万人もの観光客が来場し、湯布院観光の拠点として利用されています。道の駅ゆふいんの中でも特におすすめなのが、大分県や湯布院特産品の食材を使用したメニューを提供している、御食事処 岳庵。A4・A5ランクのおおいた和牛を使用した牛丼、大分県産ハーブ鶏を使用した由布岳丼、由布院温泉水と由布院産そば粉を100%使用したそばなど、湯布院に到着して早々、湯布院ならではの料理を頂くことができます。物産館では、大分県発祥の調味料と言われる柚子胡椒が種類豊富に取り揃えてあります。ぜひお土産にひとつ買ってみてください。
※レストランは営業を見合わせている場合がございます。詳しくはHPをご確認ください。
塚原温泉・火口乃泉
湯布院の秘湯・源泉かけ流しの薬湯「塚原温泉・火口乃泉」
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温泉
平安時代に開湯した、日本三大薬湯とも呼ばれる塚原温泉。強い酸性の性質を持ち、その高い効能から古来より湯治に利用されてきました。特にアトピーをはじめとする皮膚疾患の改善には定評があり、全国各地から湯治客が来るほど素晴らしい泉質を持っています。また火口見学の登り口から約5分歩いたところに火口があり、もくもくと噴気が立ち昇る不思議で雄大な景色を見ることができます。
塚原温泉名物である「蒸し卵」は、伽藍岳の噴気で約20時間蒸して温泉の成分を染み込ませたもの。人気で売り切れることもあるため、早めに購入するのがおすすめです。
湯布院フローラルヴィレッジ
世界一美しい村を再現!英国風ミニテーマパーク「湯布院フローラルヴィレッジ」
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テーマパーク
湯布院フローラルヴィレッジは、世界一美しい村といわれるイギリスのコッツウォルズ地方の街並みを再現したミニテーマパークです。世界中で人気の『不思議の国のアリス』をイメージしたカフェ「Gallery Alice’s Tearoom チェシャ猫の森」やハイジグッズや白やぎさんと触れ合える「アルプスの少女 ハイジの泉」などが人気。動物園では見られないような珍しい本物のフクロウを見たり触れたりできる「フクロウの森」も老若男女問わず人気です。「Owl's Photo Studio」では、『ハリー・ポッター』のように魔法使いの姿をしてフクロウと記念撮影もできます。
湯の坪街道
大分の特産品とグルメはおまかせ「湯の坪街道」
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グルメ
JR由布院駅から金鱗湖まで約30分の道のりにある湯の坪街道では、大分の特産品・柚子胡椒などを販売している土産物店や、ご当地グルメであるとり天などを頂ける飲食店などが40店ほどあります。特に有名なのが、「湯布院金賞コロッケ」。NHKが開催した「全国コロッケコンクール」で金賞を取った実力もあるこのコロッケは、湯の坪街道に来たら一度は食べてみてください。ほかにもスイーツ店が多く、「由布院ミルヒ」の揚げない焼きドーナツや、「花麹菊家」のプリンをどら焼きで挟んだ“ぷりんどら”などが有名です。腹ごなしに散策したいなら、通りを1本外れた大分川沿いがおすすめ。由布院ならではの雰囲気を楽しめます。
トリック3Dアート 湯布院
錯覚を利用した面白い写真がたくさん撮れる「トリック3Dアート 湯布院」
湯の坪街道の近くにある、目の錯覚を利用して楽しく遊べる、CGによるトリック3Dアート作品が満載の美術館です。館内の作品は日本を代表するトリック3Dアート作家、服部正志氏によって制作されたもの。絵の中に入って写真を撮って遊ぶ「大型作品」、皆で答えを考えて遊ぶ「脳トレクイズ」、動画で不思議な視覚を体験できる「錯視ムービー」など、錯覚を利用した不思議な作品がたくさん展示されています。毎年大型作品の約半分を入れ替えているので、何度行っても飽きることはありません。もちろん写真撮影もOKなので、家族や友達、恋人とユニークな写真をたくさん撮りましょう。派手なトリックと斬新な表現を得意とする、服部正志氏の世界観をぜひお楽しみください。
由布院駅アートホール
柔らかな光が天井から注ぎ、心地良い空間の「由布院駅アートホール」
由布院温泉の玄関口・JR由布院駅の待合室につくられたアートギャラリー・由布院駅アートホール。様々な写真展、工芸品展が開催されており、観光客や地元民の目を楽しませてくれます。また、由布院駅の建物自体にもご注目。木造のモダンな駅舎は、大分県出身の建築家・磯崎新氏によって設計されています。彼の設計によってこのアートホールには縦長に開かれた天窓が用意されているため、広々した気持ちの良い空間でアートを楽しむことができます。なお1番ホーム奥には足湯が設置されており、入浴時には特製のタオルが付くので、そちらもぜひお立ち寄りください。
由布川峡谷
“東洋のチロル”とも呼ばれる美しさ「由布川峡谷」
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自然
由布川峡谷は別府市と由布市に位置している、長さが約12kmの峡谷です。40条以上の滝が高さ15~60mの岩肌を流れ、その美しさから「東洋のチロル」とも言われています。水の浸食によって作り出されたなめらかな岩肌と、苔の生える幻想的な光景が楽しめます。濡れて光る岩肌にかかる飛沫や、大地に鋭く刻み込まれた巨大な溝が圧巻であり、霊気漂う別世界です。新猿渡入口の完成により、令和3年4月から川辺まで下りることができるようになりました。以前より親しまれてきた、旧階段横の景色の場所に行くには、川を渡り下流への移動が必要です。濡れても良い滑りにくい靴等の準備が必要です。
由布院ステンドグラス美術館
ここが日本初!本格的なステンドグラスの美術館「由布院ステンドグラス美術館」
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美術館・博物館
由布院ステンドグラス美術館は、日本で初めての本格的なステンドグラス美術館です。美しいステンドグラス・ウィンドウを取り入れた「聖ロバート教会」と、7つの展示室とショップとティールームを持つ「ニールズ・ハウス」の二つの施設で構成されています。外装用の屋根瓦(スレート)やレンガなどの建材には、150年以上の歴史を持つ英国製のアンティークのものが使用されており、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。展示されているのはヨーロッパのステンドグラスがメインで、特にアイルランドの天才芸術家であるハリー・クラークのステンドグラスは国外への持ち出しが禁止されている希少なもの。別棟の工房ではフォトフレームや鏡が作れるステンドグラス制作体験もできます。(要予約、入館料別途要)
湯布院(由布院)では温泉はもちろんのこと、湯の坪街道や由布院駅アートホールなど多くの人が集うスポットが多いのが特徴です。由布院に観光で訪れた際は、ぜひご紹介したスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2020年12月1日時点の情報です