日本最大級の砂丘・鳥取砂丘がある鳥取県。砂丘のイメージが強いと思いますが、米子水鳥公園や白兎海岸など自然を感じる穴場スポットや、鳥取東照宮や伯耆古代の丘公園などの観光スポットもたくさんあります。新しい鳥取をぜひ体験してください。
鳥取県 中部
倉吉パークスクエア
「人・もの・情報」の行き交う複合文化施設「倉吉パークスクエア」
倉吉パークスクエアは、敷地全体を「人・もの・情報」の行き交う文化交流ゾーンとすることをコンセプトとした文化複合施設です。館内の各施設をつなぐ中心的広場である公園施設は、交流の核となる「ふれあい広場」を中心に、屋外遊具のある多目的広場、池やせせらぎのある集いの広場など、さまざまな表情を持つ広場となっています。「鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館」では、梨の栽培技術について学べたり、屋外の梨ガーデンで実際にいろいろな品種の梨を見学したりできます。
倉吉白壁土蔵群
国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれた「倉吉白壁土蔵群」
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遺跡・史跡
倉吉のシンボル・打吹山(うつぶきやま)の北、玉川沿いに広がる、赤い石州瓦に白い漆喰壁の落ちついた家が建ち並ぶ倉吉白壁土蔵群。ここ一帯は室町時代に作られた打吹城の城下町が原型となり、江戸時代には陣屋町として整備されたエリアです。現在では、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。玉川に架けられた石橋を渡ったり、風情のある町並みを散策したりしていると、時間がゆっくり流れていくのを感じることができるでしょう。一方で、まち歩きや体験などを家族や友達、恋人と楽しめるスポットになっています。実際に歩いて、人々が長い間をかけて育んできた空気を感じてみてください。
神崎神社
開運神社巡り干支にちなんだ神社「神崎神社」
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神社仏閣
神崎神社の創建由緒は不明ですが、室町時代末期の創建とも言われており、地元では「荒神(こうじん)さん」の愛称で親しまれて、水産開運、牛馬の守護神として県内外から厚い信仰を集めています。拝殿の向拝には、天井に豪快な刀法で龍の彫刻が施されており、その圧巻の美しさには畏敬の念を抱くほど。ほかにも本殿各所には人物・鳥獣・竜宮城などの彫刻が施され、拝殿建築というよりは工芸品といえるぐらい素晴らしく、見る人を惹きつける魅力があります。彫刻を鑑賞しながらゆくっりと境内を散策されてみてはいかがでしょうか。
鳥取県 東部
鳥取砂丘
国の天然記念物にも指定されている、日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」
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絶景
起伏に富んだ砂の大地が「奇跡の造形美」と呼ばれている鳥取砂丘。見渡す限りの砂浜が美しく、地球のパワーを感じる場所です。天候や風向きによって砂丘に刻まれる風紋や砂廉、砂柱の模様が変わるため、砂丘は訪れるたびに姿を変えます。また雪が降ると、あたり一面が雪に覆われ、幻想的な銀世界へと変わります。このように、訪れる度に違う表情を見せてくれるのも魅力のひとつでしょう。散策するだけでも十分楽しめますが、ガイドツアーやパラグライダー、ラクダ乗りなどのアクティビティも充実しているのでぜひ体験してみましょう。付近には鳥取砂丘ビジターセンターがあり、砂丘の美しさやなりたち、そこに生きる動植物などについて学ぶことができます。
鳥取砂丘 砂の美術館
砂で造られた彫刻作品を展示している世界初の美術館「鳥取砂丘 砂の美術館」
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美術館・博物館
鳥取砂丘の自然な造形美を生かして、来訪者に今までにない感動・感激を与えたいとの思いから開館し、砂でできたアートを主に展示している美術館。「砂で世界旅行」をコンセプトに、毎年異なるテーマで展示が行われています。限られた期間しか存在することができない砂像の、永遠に残らないがゆえの美しさを感じられる場所です。砂像制作を通じた地域交流なども行っています。「危うさと刹那さ」を兼ねている砂の芸術をぜひ満喫してください。鳥取砂丘とあわせて観光するのがおすすめです。
浦富海岸
日本海の荒波により形成された圧巻の海食地形「浦富海岸」
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自然
浦富海岸は、東西15kmという広いリアス式海岸で、山陰海岸国立公園の一部です。山陰海岸ジオパークの浦富海岸エリア内にあり、洞門や洞窟、白砂の浜などを観察できます。荒波に削られたダイナミックな海岸線が圧巻。広大な敷地ゆえに名所が点在しているため、効率的に回れるポイントをあらかじめ調べておくようにしましょう。海岸線に沿って遊歩道が整備されているので、透明度の高い海を間近に感じながら散歩をするのがおすすめ。遊覧船に乗れば、潮風を感じながら陸からでは見ることのできない景観を楽しめます。
鳥取城
さまざまな時代の城跡の姿が見られる城郭の博物館「鳥取城」
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城
16世紀の中頃、標高263mの久松山山頂に築城されたのが鳥取城です。かつて羽柴秀吉が12kmにも亘り包囲し、兵糧攻めを行った城として有名です。圧倒的な石垣の量だけでなく、球型に積み上げられた巻石垣など、ここでしか見られない遺構が魅力的です。約270年もの長い間段階的に整備されてきたこともあり、時代の違う城跡の姿が残り、城郭の博物館とも称されています。例えば久松山全体は、戦国時代の山城の姿であり、山麓は鳥取藩32万石の政庁として平山城の姿を伝えています。現在は約30年にも亘る復元整備計画を行っており、大手門にあたる「中ノ御門」が約146年ぶりによみがえりました。ぜひ年々新しく生まれ変わる鳥取城に訪れてみてください。
白兎神社
神話『因幡の白兎』の舞台でもある「白兎神社」
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神社仏閣
白兎神社(はくとじんじゃ)はその名の通り、「古事記」に出てくる白兎神が祀られている神社です。そのため境内やその周辺のスポットには、白兎神に関する逸話が残る「白兎の神跡」と呼ばれる場所がいくつもあります。境内にも、神話『因幡の白兎』で、兎が傷口を洗って治療したとの伝承がある「御身洗(みたらし)池」があるのでご注目。季節を問わず水位が変わらないため、不減不増の池とも呼ばれています。最近ではその白兎が大国主命と八上姫の縁結びの神様といわれていることから、日本で初めてのラブストーリーの発祥地「白兎」として、「恋人の聖地」に認定されました。そんな白兎神社の「白兎起請文(はくときしょうもん)」で、兎の神に愛を誓ってみるのはいかがでしょうか。
白兎海岸
白い砂浜が美しいジオサイト「白兎海岸」
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自然
神話『因幡の白兎』の舞台となっている白兎海岸。その舞台である証拠に、この海岸からは白兎神が流れ着いた島とされている淤岐ノ島(おきのしま)もよく見えます。夏は海水浴、冬はサーフィンで多くの人が訪れます。白い砂の浜が弓なりに連なり美しいビーチで、山陰海岸ジオパークのジオサイトのひとつ。夕陽が沈んでいく美しさは格別です。近くにはハマナスの群落が見られ、初夏に美しく咲き誇ります。
鳥取東照宮
日光東照宮の分霊として建立された社殿「鳥取東照宮」
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神社仏閣
鳥取東照宮は、1650年(慶安3年)に初代鳥取藩主・池田光仲によって日光東照宮の分霊として建立された東照宮です。明治時代には「樗谿神社(おうちだにじんじゃ)」と呼ばれていましたが、元々の東照宮の名称に戻りました。豊かな森林に囲まれた静かな空間に建てられている社殿は、石玉垣をめぐらした本殿、平唐門の中門、入母屋造の拝殿、幣殿が国の重要文化財です。簡素で気品があり、本殿には左甚五郎作と伝わる鷹の彫刻が残っています。鳥取市中心部から近いエリアにある東照宮ですが、森林が多く心を落ち着けることができるスポットです。
鳥取市歴史博物館 やまびこ館
モノが語る、人が語る博物館「鳥取市歴史博物館 やまびこ館」
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美術館・博物館
鳥取東照宮や樗谿公園があるエリアに位置する歴史博物館です。ここでは江戸時代の鳥取藩と城下町の成り立ちを中心に、古代から続く鳥取の歴史や文化に関するものを展示しています。常設展では、江戸時代の鳥取城下町を中心に鳥取の古代~現代にいたる歴史・文化について、実物資料を中心とした展示を実施中です。鳥取に関する特別展・企画展も年に数回開催しています。ミュージアムショップでは、オリジナルグッズも豊富に販売しています。これから鳥取の史跡を巡るのであれば、ぜひ太閤ヶ平の御城印、鳥取城の御城印、御城印帳の3点セットをチェックしてみてください。
わらべ館
子供と遊べる童話・唱歌とおもちゃのミュージアム「わらべ館」
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美術館・博物館
世界のおもちゃ約2,000点の展示の他、木のおもちゃ、からくり等さわって遊べる体験コーナーが充実。童謡の部屋では、昔の学校を再現した教室や教科書の展示でこどもの歌の歴史を学ぶことができます。
青谷上寺地遺跡
弥生人の暮らしや文化の“本物”を体感する「青谷上寺地遺跡」
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遺跡・史跡
実は、鳥取県には弥生時代の歴史を知るための重要な遺跡がたくさんあります。なかでも鳥取市にある「青谷上寺地遺跡」は弥生時代を代表する遺跡の一つとして国の史跡に指定されています。「青谷上寺地遺跡」は弥生時代に日本海を行き交う人々の交易拠点として発展を遂げた海辺のムラです。地下水に満たされた低地にあることから、保存状態の良い、多種多様な遺物が出土しています。なかでも「弥生人の脳」は日本で唯一の発見です。また多量に出土した弥生人の人骨には、弥生時代を生きた人々の身体的特徴や遺伝的性質など貴重な情報が残されており、弥生人の実像に迫る大きな手掛かりになっています。「青谷かみじち史跡公園」の南側エリアに「展示ガイダンス施設」と「弥生の自然景観体感地区」がオープン予定。ガイダンス棟では、「青谷の里めぐり」をテーマに、遺跡の世界観を分かりやすく紹介する展示室と、遺跡にちなんださまざまな活動に利用できる体験学習室などがあります。たくさんの方に弥生時代の魅力を“体感”していただける施設になります。
鳥取県 西部
米子水鳥公園
つばさ池と大山との対比が美しい「米子水鳥公園」
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公園
中海周辺では、国内の水鳥の約40%の種類が確認されている、山陰屈指の水鳥の生息地となっています。特にコハクチョウの集団越冬に関しては、西日本最大級の地と言われています。その中海の一部である米子水鳥公園は、中海ともどもラムサール条約に登録されている、約28haの広大な公園です。園内には水鳥が観察できるネイチャーセンターがあり、雄峰大山をバックに数百羽の水鳥たちの様子を観察することができます。冬はコハクチョウやカモ類、国の天然記念物であるマガンやヒシクイが、夏にはカルガモやカイツブリの子育て、オオヨシキリ、ツバメ、サギ類などの観察が可能です。
とっとり花回廊
四季折々の草花が楽しめる日本最大級のフラワーパーク「とっとり花回廊」
とっとり花回廊は、秀峰・大山を間近に望む、日本最大級のフラワーパークです。地形の起伏や雑木林が存分に活かされた広大な園内では、美しい花々を楽しみながら季節の移り変わりを存分に味わうことができます。特に注目したいのはユリの花。メインフラワーとして一年中東館で展示され日本に自生する原種ユリ15品種をすべて保有し5月~8月に原種ユリがリレー展示されます。11月中旬~1月上旬は約100万球のイルミネーションと花々の競演が楽しめるフラワーイルミネーションが開催されます。1周1kmの屋根付き展望回廊で、雨の日でも傘をささずに楽しめます。
伯耆古代の丘公園
古代を体験できる公園「伯耆古代の丘公園」
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公園
伯耆古代の丘公園(ほうきこだいのおかこうえん)は、古代の生活や住居文化を体験することができる公園です。古代のイメージに基づいて復元された高さ約15mの高床建物や帆立貝式古墳など、まるで古代にタイムスリップしたかのような光景を楽しむことができます。そのほか、公園内の「古代ハスの園」で咲き誇る40種類もの蓮花にも圧巻です。特に代表的な大賀ハスは、大賀一郎博士が1951年(昭和26年)に発掘した推定2000年前の古代ハスと言われており、要チェックです。見ごろは6月中旬から8月中旬頃にかけて次々と開花いたします。
仁王堂公園
大山カラス天狗の像が象徴的な「仁王堂公園」
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公園
巨大な大山カラス天狗がシンボルの、360度自然が見渡せる大パノラマの公園。子供に人気の自由広場・遊具があるので、多くの家族連れが訪れています。この大山の地は昔からカラス天狗の伝説が伝わる土地で、これにちなんで園内には平成9年「カラス天狗の像」が設置されました。身長8.88m、体重約10t、全長10.9mもの巨大カラス天狗は大山町の象徴であり、名所となりました。ぜひ家族で訪れてみてはいかがでしょうか。
水木しげるロード
鬼太郎や妖怪たちが迎えてくれる楽しい通り道「水木しげるロード」
『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親である、水木しげるの出身地に作られた道。境港駅から水木しげる記念館まで、約800mに渡って続いています。目玉おやじのスイーツや、妖怪ラテなど食べ歩きグルメがたくさん用意されているので、ぜひチェックしてみてください。各所に点在する妖怪たちのオブジェと一緒に記念撮影できるのも、楽しみのひとつ。177体の妖怪ブロンズ像が迎えてくれ、ちょっと怖くもユーモアのある表情に心が和みます。夜には妖怪ブロンズ像たちがライトアップされ、昼間とはひと味違う雰囲気に。個性豊かな妖怪たちに出会えるユニークな場所です。
大山
四季折々の美しさを教えてくれる中国地方最高峰「大山」
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自然
標高約1,709mの大山は、古くは山岳信仰で霊山として崇められていました。西側から見ると富士山に似た姿であることから伯耆富士とも呼ばれ、北側から大山を望むと西側は同じ山とは思えないくらい険しい山容を描き出しています。
特に、国立公園大山の全山紅葉の美しさは西日本随一と謳われており、様々な角度から秋の紅葉を楽しむことができます。
“星の見えやすさ”全国1位の「星取県」
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絶景
美しい星空には、夜空が暗いこと、空気がきれいなことが不可欠。人口が全国で最も少ない鳥取県は、星空観賞にうってつけの場所です。
鳥取県は、環境省が実施した全国星空継続観察において、いわゆる“星の見えやすさ”で全国1位に輝きました。雄大な鳥取砂丘の真ん中から眺める星空は格別ですし、名峰大山も星空写真撮影スポットとして人気があるなど、県内全域にわたって美しい星空を観察できます。
だいせんホワイトリゾート
海の見えるゲレンデ「だいせんホワイトリゾート」
豪円山・中の原・上の原・大山国際スキー場と4つの大きなゲレンデを持つ西日本一の規模の大山スキー場。
スキー場から見えるパノラマの日本海、そして背後に大山を望み、雪質が大変よいと評判の絶景スキー場です。
そり遊びなどが楽しめるちびっこゲレンデから上級者向けコースまでどんなレベルの人でも楽しめるバラエティに富んだゲレンデが楽しめます。
皆生温泉
健康と美肌を作る温泉「皆生温泉」
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温泉
米子市の北側、日本海に面した山陰を代表する 海辺の温泉地。白砂青松の美しい海岸線と中国地方最高峰の大山を眺めることができます。皆生温泉は海辺の温泉郷で、夏場は「海水浴」で賑わいます。水着のまま旅館を一歩出るとそこはマリーンブルーのリゾートスポット。皆生温泉は温泉と海水浴が同時に楽しめる国内でも数少ない温泉地です。泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湧出量は毎分4456.5リットルと豊富な湯量を誇ります。源泉数は19カ所。源泉温度は63〜83℃と高温で、主な効能は神経痛、リウマチ、慢性皮膚病、慢性婦人病などです。近年お湯の調査から美肌効果に優れていることが分かり、女性にとってもうれしい温泉として注目されています。まさに「ホカホカ、ツルツルの健康と美肌をつくる」温泉です。
植田正治写真美術館
世界的な写真家の作品を鑑賞する「植田正治写真美術館」
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美術館・博物館
世界的な写真家・植田正治の作品、1万2000点を収蔵・展示した美術館です。
写真界の巨匠であり、世界で注目されている日本人写真家・植田正治氏の寄贈された貴重な作品が展示されています。美術館の設計は、島根県出身の建築家・高松伸氏。
大山の麓に佇む光景は、神秘的ともいえるほどの一体感を描きます。
大山まきばみるくの里
豊かな自然を満喫できる「大山まきばみるくの里」
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自然
牛乳、乳製品で簡単手作り体験ができるスポットです。大山と日本海に広がる弓ヶ浜半島を同時に眺望でき、隣接した牧場では放牧された牛など豊かな自然を満喫できるます。
レストラン・BBQでは鳥取県産の牛肉、牛乳、乳製品を贅沢に使った料理を楽しめます。オリジナル商品を揃えたお土産コーナーや大山乳業の牛乳を使うスイーツ作りもおすすめです。
美しい自然に囲まれた鳥取には、神話『因幡の白兎』など昔の伝説にちなんだ名所がいくつもあります。
鳥取に観光で訪れた際は、ぜひご紹介したスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2020年12月1日時点の情報です