富士五湖のひとつとして有名な河口湖は、「富士山の絶景が楽しめる」と観光客に特に人気のエリアです。富士山の四季折々の表情を楽しむのはもちろんおすすめですが、それ以外にも河口湖周辺には、個性的なアートが楽しめる美術館やおしゃれな飲食店・商業施設などが点在するのです。
目次
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東日本を代表する絶叫系遊園地「富士急ハイランド」
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過去と現在、西洋と極東が交わる「河口湖 音楽と森の美術館」
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日本式双晶から名工の作品まで取り揃えた「山梨宝石博物館」
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霊峰・富士と紅葉を同時に楽しめる県内屈指の人気スポット「もみじ回廊」
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子どもからワンちゃんまで皆で楽しめるテーマパーク「富士すばるランド」
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約130種類もの山梨ワインが集う「赤富士ワインセラー」
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ハーブの香りに癒されつつお土産まで選べる「河口湖ハーブ館」
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白亜の建物が林立する庭園型商業施設「富士大石ハナテラス」
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あのカチカチ山の舞台である「~河口湖~富士山パノラマロープウェイ」
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エリア最大規模のラベンダー畑が自慢の「八木崎公園」
富士急ハイランド
東日本を代表する絶叫系遊園地「富士急ハイランド」

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テーマパーク
富士急ハイランドは富士山を望む遊園地で、絶叫系アトラクションに力を入れています。「FUJIYAMA」「ド・ドドンパ」「高飛車」「ええじゃないか」は4大コースターと呼ばれ、それぞれ別の分野で世界一に認定されています。例えば「ド・ドドンパ」は世界一の加速度を誇り、開始1.56秒で時速180kmに到達します。また、違うベクトルの恐怖を味わえるのが、廃病院を舞台にしたホラーハウス「絶凶・戦慄迷宮」。脱出には早くとも50分ほど要するので、恐怖の中に身を置き続けることになります。
河口湖 音楽と森の美術館
過去と現在、西洋と極東が交わる「河口湖 音楽と森の美術館」

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美術館・博物館
河口湖 音楽と森の美術館には、自動演奏楽器が展示されています。たとえば、タイタニック号に搭載する予定だったフィルハーモニック・オーケストリオン。見た目は豪奢なタンスのようですが、内部に楽器、あるいは楽器と同様の音を出す機構を備えていて、たった一台でオーケストラを再現してくれます。また、世界最大級のダンスオルガンは部屋そのものが楽器となっていて、聴く者を圧倒します。土、日、祝日にはオペラ歌手と自動演奏楽器の時代を越えたコラボレーションも楽しめますよ。ちなみに、建物や庭園はヨーロッパ風ですが、背景には富士山が見えています。また、子連れ旅行や女子旅にドレスレンタルがおすすめ。子供用の衣装は90分500円~借りることができ、お姫様気分で園内を散策できます。
山梨宝石博物館
日本式双晶から名工の作品まで取り揃えた「山梨宝石博物館」

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美術館・博物館
山梨県は宝石や貴金属の加工が盛んです。水晶の産地だった過去があり、明治期に技術が発展。戦後から宝飾品を扱うようになり、研磨から流通までこなすようになったのです。現在では国内ジュエリーの20%以上を賄っています。そんな山梨が抱える宝石の殿堂が、山梨宝石博物館です。約50種類の主要な宝石を展示しているコーナーでは、原石、カット石、製品がセット展示されていて、加工の度合いに応じた変化を学ぶことができます。また、ファンタジー作品から飛び出したような約1.8mの巨大水晶、山梨は乙女鉱山から発掘された希少な日本式双晶なども展示されています。ムーンシュタイナー、エルヴィン・ポーリーなど名工の作品が並ぶショップも必見です。
もみじ回廊
霊峰・富士と紅葉を同時に楽しめる県内屈指の人気スポット「もみじ回廊」

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絶景
河口湖の北岸、河口湖大橋から梨川までの範囲は「もみじ街道」と呼ばれる紅葉の名所です。ここから梨川を遡上するように進むと、程なく「もみじ回廊」と呼ばれる領域にたどり着きます。梨川の両岸にはイロハモミジなど約60本が並んでいて、シーズンになると、多くの観光客で賑わいます。その歴史は大正時代に遡り、川の氾濫防止として住民が植えたモミジが、現在の景観に繋がっているそうです。11月には富士河口湖紅葉まつりのメイン会場となり、周辺には飲食物や土産物の出店も現れます。また、ライトアップイベントも行われ、幻想的な風景を楽しむことができます。紅葉の彼方に富士山を捉えることも可能なので、カメラの準備を忘れずに!
富士すばるランド
子どもからワンちゃんまで皆で楽しめるテーマパーク「富士すばるランド」

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テーマパーク
富士すばるランドはファミリー層を強く意識したテーマパーク。自然豊かな環境に様々な遊びが詰まっています。「フォレストパーク」はアクティビティ中心で、人力のトロッコや約50mの人工芝滑り台、吊り橋で繋がれたツリーハウスなど、子どもをワクワクさせるポイントが盛りだくさん。全国展開されているカード迷路「ぐるり森 大冒険」は人気No.1のアトラクションで、ここでしか手に入らない限定カードも存在します。また、愛犬を連れて楽しめる「ドギーパーク」も見逃せません。色々なドッグランが用意されていて、愛犬も喜ぶこと間違いなし。パークで飼育している犬と触れ合ったり、レンタルしてお散歩を楽しんだりもできますよ。
赤富士ワインセラー
約130種類もの山梨ワインが集う「赤富士ワインセラー」

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グルメ
山梨県は日本最大のワイン生産地にして、国産ワイン始まりの地。赤富士ワインセラーには山梨ワイナリーのワインが約130種類も集まっており、豊富な知識を備えたスタッフの解説を楽しみつつ、ワインを探すことができます。また、各種オリジナルワインは試飲も可能です。ハンドルキーパーの方は「葡萄のめぐみ」を試飲してみてはどうでしょう。これは醸造していないものなので、もちろんノンアルコール。ワインの原料と飛ばれる濃厚な味わいをご堪能ください。オープナーやソムリエナイフなどのアイテムも購入できますよ。また、思い出作りにはワイングラス彫刻体験がおすすめ。作業にはリューターと呼ばれる特殊な道具を使うので、小学生でも簡単に作ることができます。
河口湖ハーブ館
ハーブの香りに癒されつつお土産まで選べる「河口湖ハーブ館」

河口湖ハーブ館は買い物や体験教室が楽しめる観光施設です。1階売店では山梨県のお土産を扱っています。特におすすめなのが、しっとりふわふわのオリジナルカステラ。プレーン、抹茶、ラベンダーの3種類が販売中です。2階の売店は河口湖エリアで唯一のハーブ専門店。ハーブティーや入浴剤はちょっとしたギフトにも良さそう。同じく2階の体験工房では、ドライフラワーからスマホリングまで、花を使ったグッズ制作が体験できます。団体に限られますが、ハーバリウム作りも体験できますよ。お疲れのあなたは中庭ハーブガーデンを経由して、別館・香水の舎に行ってみましょう。香水だけでなく、お香や精油なども取り扱っています。
富士大石ハナテラス
白亜の建物が林立する庭園型商業施設「富士大石ハナテラス」

富士大石ハナテラスは大石公園に隣接した観光客向けの複合商業施設です。山梨県の伝統工芸品・印伝を取り扱う和雑貨店「しるし」、和紙製品専門店「めでたや」、山梨県産果物を使ったスイーツを提供する「葡萄屋kofuハナテラスcafe」など、個性豊かな9店舗が点在しています。また、店舗間は瀟洒な石畳が敷かれていたり、植物が植えられていたりと、ちょっとしたガーデンのようなつくりでとってもおしゃれ。店舗棟が全て白いのも、景観を意識して意図的にデザインされているからです。また、甲州八珍果の描かれた石畳、絶滅危惧種の動物のオブジェなど、隠れアート作品も散りばめられています。あちこち見渡しながら散歩を楽しんでみてください。
~河口湖~富士山パノラマロープウェイ
あのカチカチ山の舞台である「~河口湖~富士山パノラマロープウェイ」

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乗り物
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絶景
「~河口湖~富士山パノラマロープウェイ」は天上山の山上まで約3分で移動できるロープウェイです。天上山は民話『カチカチ山』の舞台で、至るところに名場面を再現した置物が設置されています。展望台を兼ねたたぬき茶屋では、360度の眺望や軽食が楽しめます。うさぎ神社には獅子と狛犬の代わりに「夢見兎」と「富士見兎」がいて、撫でることで違ったご利益が得られますよ。また、茶屋から徒歩約3分の位置には、前に迫り出した飛び込み台のような形状の「武田信玄の戦国広場 絶景やぐら」があります。先端に立つには度胸が試されますが、富士山を真ん中に据えた絶景が楽しめるビュースポットなので、訪れた際には勇気を振り絞ってみてください。
八木崎公園
エリア最大規模のラベンダー畑が自慢の「八木崎公園」

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公園
八木崎公園は河口湖の南岸にある公園です。ラベンダーの株数は河口湖周辺地域の中でも群を抜いています。ラベンダー以外にも桜やアジサイなど花が楽しめる公園としても知られています。
また、2018年に公園がリニューアルされており、芝生広場から富士山や河口湖の湖水が感じられるような開放感のある公園としても整備されています。公園北東の浮き島は川窪寺屋敷という町の史跡で、六角堂という保存施設が建っています。2013年には湖の水位が低下し、一時的に陸続きとなる珍事が発生しました。また、逆に水位が上昇して床下浸水に見舞われた過去もあります。公園西側の河口湖ミューズ館では人形作家・与 勇輝の作品を見学することができますよ。