風光明媚な海岸線が続く北部と、遠浅の肥沃な干潟が特徴の有明海に挟まれた佐賀県。有名な武雄温泉や嬉野温泉の他、歴史ゆかしい神社仏閣や美しい景勝地など見どころがたくさんあります。今回は佐賀を観光するなら是非訪れたいスポットを厳選!全国的にも知られた観光地は勿論、グルメからショッピングまで13箇所ご紹介させていただきます。
目次
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佐賀を代表する大規模なアウトレットモール「鳥栖プレミアム・アウトレット」(鳥栖市)
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武雄温泉を代表する、庭園と温泉が楽しめる施設「九州武雄温泉御船山楽園」 (武雄市)
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古代に想いを馳せることができる「吉野ヶ里歴史公園」(神埼郡吉野ヶ里)
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九州を代表する日本三大稲荷のひとつ「祐徳稲荷神社」(鹿島市)
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約100万本のクロマツが群生する、日本三大松原のひとつ「虹の松原」(唐津市)
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清流が垂直に流れ落ちる、たますだれの滝「清水の滝」(小城市)
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玄界灘の荒波がつくり出した、佐賀を代表する景勝地「七ツ釜」(唐津市)
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2つの松原を抱えた鶴のように見える城「唐津城」(唐津市)
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佐賀県と長崎県の8つのやきもの産地のエリア「肥前やきもの圏」
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佐賀から宇宙のことまで学べる、九州最大規模の科学館「佐賀県立宇宙科学館」(武雄市)
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宝くじ当選を願って全国から参拝者が訪れる「唐津高島宝当神社」(唐津市)
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建物の美しさが光る、蔦屋書店が併設されている図書館「武雄市図書館」(武雄市)
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日本海側で唯一の海中展望台もある、佐賀を代表する絶景ポイント「波戸岬」(唐津市)
鳥栖プレミアム・アウトレット(鳥栖市)
佐賀を代表する大規模なアウトレットモール「鳥栖プレミアム・アウトレット」
2019年11月にパワーアップし、国内外のブランドファッションやアウトドア用品、生活雑貨などを取り扱う約170店舗の多様なショップが揃っています。その大きさは九州でも最大で、カリフォルニア州南部の街をイメージしているという建物もおしゃれ!高速ICにも近くアクセスが良い立地にあるので、観光ついでのお買い物にはぴったりです。フードコート内にある「みつせ鶏本舗いち羽」では地元ブランド鶏の「みつせ鶏」を使ったグルメが堪能できます。ちょっとしたお食事での利用にもおすすめです。
九州武雄温泉御船山楽園(武雄市)
武雄温泉を代表する、庭園と温泉が楽しめる施設「九州武雄温泉御船山楽園」
武雄温泉(たけおおんせん)とは、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に負傷した兵士の湯治場として利用したことでも知られる歴史ある温泉地です。武雄温泉のシンボル「楼門」には釘が1本も使用されていないことが特徴で、国の重要文化財にも指定されています。特にここで取り上げる御船山楽園は、江戸時代から続く庭園と温泉旅館を備えた施設です。敷地約50万平方メートルに広がる庭園は四季折々にその姿を変え、いつ訪れても絶景で出迎えてくれます。園内で開催されるチームラボによる光のアートも鑑賞する人の心を揺さぶります。御船山楽園ホテル内で行われる「呼応するランプの森とスパイラル-ワンストローク」も必見です。
吉野ヶ里歴史公園(神埼郡吉野ヶ里)
古代に想いを馳せることができる「吉野ヶ里歴史公園」
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公園
吉野ヶ里遺跡は約40ヘクタールにわたる日本最大規模の弥生時代の環壕集落跡で、国の特別史跡に指定されている文化資産です。その保存と活用のため、弥生時代を体感出来る場として、国営吉野ヶ里歴史公園が整備され、98棟の弥生時代の復元建物や出土品展示を見学できます。園内は見学施設だけでなく、子どもも楽しめる遊具を設置。勾玉作りなどのプログラムに参加して、当時の暮らしを体験することも可能です。古代米の一つである「赤米」を使用したごはんが食べられるレストランもあります。出土品のいくつかは国指定の重要文化財として佐賀県立博物館に展示されているので、興味のある方は合わせて訪れてみましょう。
祐徳稲荷神社(鹿島市)
九州を代表する日本三大稲荷のひとつ「祐徳稲荷神社」
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神社仏閣
日本三大稲荷のひとつ、祐徳稲荷神社。九州の神社においては太宰府天満宮に次ぐ参拝者数を誇ります。衣食住全般をつかさどる神様をお祀りしているので、祈願内容は商売繁盛だけに留まりません。朱塗りの社殿も豪華絢爛。広い境内には日本庭園もあり、四季を通して咲く様々な花が訪れた人の目を楽しませてくれます。せっかく訪れたのなら御本殿だけでなく奥の院まで行くのがおすすめです。道中の命婦社には白狐に稲荷大神への願いを取り次いでもらうという「命婦信仰」があり、江戸時代の神社建築の特徴を残すことから県の重要文化財にも指定されています。
虹の松原(唐津市)
約100万本のクロマツが群生する、日本三大松原のひとつ「虹の松原」
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公園
唐津湾の沿岸に約100万本のクロマツが連なる、虹の松原。三保の松原・気比の松原と並ぶ日本三大松原のひとつであり、国の特別名勝になっています。元々、防風や防潮のために植林されたのがその始まりといわれており、長さ約4.5kmに渡ってクロマツが群生する様子は圧巻です。その様子を一望するなら、鏡山展望台がおすすめ。大パノラマで景色を楽しめる絶好のビューポイントで、天気がよければ一面に松原と海が広がるフォトジェニックな写真が撮れます。虹の松原の中でお店を出している「からつバーガー」も、地元グルメとして人気ですので是非食べておきましょう。
清水の滝(小城市)
清流が垂直に流れ落ちる、たますだれの滝「清水の滝」
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絶景
清水川の上流にある、高さ約75m・幅約13mの滝です。清流が垂直に流れ落ちる様子から、別名「珠簾(たますだれ)の滝」とも呼ばれています。いつ訪れても美しい迫力の姿を見ることができますが、特に自然との共演で輝くのは紅葉期です。見学スポットから撮る紅葉に彩られた清水の滝の写真はとても艶やか。また、清水川の水は全国的に名水としても知られています。その水でしっかりと引き締められたコイは、「清水の鯉料理」として名物になっています。からし酢味噌でいただく「鯉のあらい」も絶品ですので、是非ご賞味を。
七ツ釜(唐津市)
玄界灘の荒波がつくり出した、佐賀を代表する景勝地「七ツ釜」
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絶景
七ツ釜は、玄武岩が玄界灘の荒波にさらされ、侵食されることによって出来た景勝地です。その名が表す通り7つの洞窟が連なっており、国の天然記念物に指定されています。最大の洞窟は間口が約3m、奥行きが約110mにも達しており、その姿はまさに自然の驚異が生み出した芸術です。遊覧船を利用すれば海上からその景色を見られるばかりか、洞窟の中まで入って見学することができます。七ツ釜の上に広がる七ツ釜園地は展望台や遊歩道が整備されており、玄界灘を臨める絶景ポイントとして多くの観光客が訪れます。海と緑の調和する様が大変美しいので是非カメラを持ってお出かけください。
唐津城(唐津市)
2つの松原を抱えた鶴のように見える城「唐津城」
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城
豊臣秀吉の家臣により、1602年から1608年にかけて築城され、唐津藩の藩庁となったお城です。東に虹の松原、西に西ノ松原があり、羽根を広げた鶴のようにみえることから「舞鶴城」とも呼ばれています。天守は1966年に建てられたもので交流・休憩フロア、唐津藩の資料や唐津焼を展示しその歴史を紹介するフロアなどとして利用されています。特に天守閣の5階、展望フロアからの景色は素晴らしく、多くの人を惹き付けて止みません。桜や藤の名所としても知られているので、季節が合えばお花見がてら立ち寄ってみるのもおすすめです。
肥前やきもの圏
佐賀県と長崎県の8つのやきもの産地のエリア「肥前やきもの圏」
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テーマパーク
「肥前やきもの圏」とは、およそ400年前から続く陶磁器の産地である佐賀県の唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市・有田町と、長崎県の佐世保市・平戸市・波佐見町の8つの市町のエリアのことをいいます。それぞれの産地が独自の文化や特徴を持っており、そのストーリーが文化庁から「日本磁器のふるさと肥前~百花繚乱のやきもの散歩~」として日本遺産に認定されています。様々な文化財ややきものを見るだけでなく、食事やろくろ・絵付けなどの体験、豊かな観光資源を通してやきものと、その地域の魅力を伝えてくれます。それぞれに特徴のある窯元を訪れ、「肥前やきもの圏」の文化に触れてみてはいかがでしょうか。
佐賀県立宇宙科学館(武雄市)
佐賀から宇宙のことまで学べる、九州最大規模の科学館「佐賀県立宇宙科学館」
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美術館・博物館
佐賀県立宇宙科学館は、九州でも最大の規模を誇る自然科学系の科学館です。その構成は「地球発見ゾーン」「宇宙発見ゾーン」「佐賀発見ゾーン」の3つに分けられており、それぞれに特徴的な展示がされています。中でも、佐賀発見ゾーンにある佐賀県内の地層から発見されたヨコヤマオウムガイの化石は世界最大級を誇るので実物を見ておきたいところ。最新の投影機器を備えたプラネタリウムや天文台などもありますので、お子さまの興味に応えるにはうってつけです。太陽観察や昼間の星を見るプログラムなど珍しいワークショップも行われているのが魅力的。
唐津高島宝当神社(唐津市)
宝くじ当選を願って全国から参拝者が訪れる「唐津高島宝当神社」
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神社仏閣
縁起のいいその文字にあやかって、全国から宝くじ当選祈願の参拝者が訪れる唐津高島宝当神社。日本中から宝くじ当選の声が届き、テレビや雑誌などでも度々話題になる神社です。様々な開運祈願にお参りされる他、金運や勝負運のご利益もあるとされています。必当守(ひっとまもり)やセレブ守、勝利をつかむ守など、いただける御守りもユニーク。オリジナルの御朱印帳も豪華です。神社は離島にあるため、船で向かう必要があります。1日5便の定期便しかないので、訪れる際は時間に余裕をもって行動しましょう。
武雄市図書館(武雄市)
建物の美しさが光る、蔦屋書店が併設されている図書館「武雄市図書館」
武雄市図書館は、2013年からカルチュアコンビニエンスクラブ(CCC)が指定管理事業者になったことで一躍有名になりました。図書館・書店・カフェが一体的に融合した新時代の市立図書館です。スターバックスでコーヒーを飲みながら貸出用の図書が読めるなど、図書館らしからぬ特徴が全国から注目を集めました。その施設内容と建築の美しさから、観光客も多く訪れるスポットとなっています。蔦屋書店が併設されているので、貸出だけではなく本の購入も可能です。旅の合間のカフェタイムに訪問するのもおすすめ!その素晴らしさから、武雄市に住みたくなってしまうかもしれません。
波戸岬(唐津市)
日本海側で唯一の海中展望台もある、佐賀を代表する絶景ポイント「波戸岬」
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絶景
東松浦半島の先端に位置する小さな岬。一面に海と空が広がる絶景ポイントとして知られており、近くには波戸岬キャンプ場もあります。プレミアムエリアならグランピングのようにゆったりとプライベートな時間を過ごすことができます。波戸岬には日本海側で唯一の海中展望塔(改修工事のため、令和6年3月31日まで休業)もあり、付近を回遊する魚の群れを鑑賞することも可能。恋人の聖地サテライトの証「ハートのオブジェ」もありますので、カップルで訪れるなら記念撮影もお忘れなく!周辺には波戸岬名物のサザエのつぼ焼のお店も並んでいますので、新鮮な海の幸も楽しめます。
いかがでしたか?自然はもちろんのこと、温泉やパワースポットなども多い佐賀の観光スポットは、家族や友だち、恋人と訪れるのにおすすめです。佐賀を訪れた際は是非今回ご紹介したスポットも参考に、魅力たっぷりの佐賀を満喫してください。
※2020年12月1日時点の情報です
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