太平洋に突出した房総半島。その先端にある館山は、一年を通して温暖な気候で観光にぴったりのスポットです。古くから栄えていたため歴史的建造物も豊富で、黒潮に乗ってきた美味しい魚たちも食べられ、海岸の景色はドライブに最高と、どんなニーズもこたえてくれます。日帰りで気軽に旅行するのも良し、海辺の高級ホテルでリゾートステイを楽しむのも良し、目的や人数によって自由なプランを組み立てましょう!
目次
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商売繁盛と学業向上のご利益が期待できる「安房国一之宮 安房神社」
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『南総里見八犬伝』の資料が見られる里見氏の居城跡「城山公園」
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ハワイの雰囲気を楽しめる熱帯・亜熱帯動植物園「アロハガーデンたてやま」
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房総半島の中で最も新しい温泉郷「たてやま温泉郷」
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渡り鳥たちの羽ばたく姿を観察できる「館山野鳥の森」
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年間を通じて様々な船舶が寄港する「館山夕日桟橋」
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ワイン風呂が人気な宿泊施設「オーベルジュ オーパヴィラージュ」
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海とのコントラストが美しい、有形文化財の灯台「洲埼灯台」
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館山および安房地域の歴史や生活・文化を展示した「館山市立博物館」
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水族館やグルメなど楽しみ方いっぱい!「みなとオアシス“渚の駅”たてやま」
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多くの文化財を所蔵する、行基ゆかりの寺院「坂東観音霊場第三十三番結願寺 真言宗智山派 補陀洛山那古寺」
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花や海の幸など、ファミリーで楽しめるポイントが多い「房総フラワーライン」
安房国一之宮 安房神社
商売繁盛と学業向上のご利益が期待できる「安房国一之宮 安房神社」
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神社仏閣
安房国一之宮 安房神社は近年、日本三大金運神社の一つとして多くの参拝客が訪れる神社です。主祭神は日本のすべての産業創始の神様と言われる天太玉命(アメノフトダマノミコト)。商売繁盛をはじめ、ものづくりや技術向上といった仕事に関する祈願の他、学業向上などにご利益があるとされ、また積極性やリーダーとしての資質も授けてくれると信じられています。天太玉命の妻である天比理刀咩命(アメノヒリトメノミコト)も祀られていることから、カップルや夫婦にも人気です。春には参道の両側に桜が咲き乱れ、息を飲む美しさ。2013年には神社横に「安房あづち茶屋」がオープンしたので、ぜんざいやお抹茶をいただいてほっと一息するのもおすすめです。
城山公園
『南総里見八犬伝』の資料が見られる里見氏の居城跡「城山公園」
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公園
館山市街の南側丘陵にある「城山公園」は、戦国時代にこの地を治めた里見氏の居城跡につくられた公園です。1~3月中旬に咲く約100本の梅、春には約1,000本の椿や約400本の桜そして約6,000本のツツジと、四季折々の花々が咲き乱れ、心を癒してくれます。天守閣は「八犬伝博物館」として、江戸時代に曲亭馬琴(きょくていばきん)によって書かれた有名作品『南総里見八犬伝』についての資料を数多く展示。物語を知らなくても楽しめるようになっています。登城の記念になる御城印や、天守閣からの眺めもお見逃しなく。公園から車で約5分ほどの所には、千葉名産のピーナッツを味わい尽くせると人気の「木村ピーナッツ」があります。おやつにピーナッツソフトクリームはいかがでしょうか。
アロハガーデンたてやま
ハワイの雰囲気を楽しめる熱帯・亜熱帯動植物園「アロハガーデンたてやま」
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テーマパーク
千葉県内で最大級の規模を誇る敷地面積約10.7ヘクタールのアロハガーデンたてやま。連続した全長約300mの温室や高さ約20mの大温室では、パパイヤ・バナナ・スターフルーツといった果実や、ハイビスカスやブーゲンビリアなど南国らしいカラフルな花を観賞できます。アロハZOOでは、ヤギ・羊・カピバラ・モルモット・コツメカワウソにエサやり&ふれあいが可能。どの動物も人懐っこく、至近距離で触ったり写真を撮ったりできます。土日祝日に開催されるフラダンスショーや、敷地内のレストラン、カフェは南国ムード満点。マンゴーやシリアルがたくさんはいった「マンゴーボウル」は、いつ食べても美味しいトロピカルデザートです。
たてやま温泉郷
房総半島の中で最も新しい温泉郷「たてやま温泉郷」
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温泉
房総半島でいちばん新しい温泉郷である「たてやま温泉郷」。水平線や夕日を見ながら温泉に入ったり、黒潮に乗ってきた海の恵みを食べたり、それぞれのホテルのサービスを満喫したりと、心身ともにリフレッシュできます。海風を感じられる露天風呂や、仲が深まる貸切風呂など、希望に合ったホテルをチョイスしましょう。宿泊予定がない方には、日帰り入浴がおすすめ。つるつるとした肌ざわりの透明な湯は、体を芯から温めて旅の疲れを吹き飛ばしてくれます。
館山野鳥の森
渡り鳥たちの羽ばたく姿を観察できる「館山野鳥の森」
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自然
館山野鳥の森は南房総国定公園内にある常緑広葉樹森です。林野庁が制定した「森林浴の森日本100選」に選ばれているほど自然豊かな場所です。温かい房総半島は渡り鳥たちの中継コースとなっており、オオタカをはじめとするワシタカ類が飛来しています。またトビやヒヨドリ・四十雀・カワラヒワなども年間を通して姿を観察できます。「ふれあい野鳥館」では、鳥が飛行する仕組みや夜の森での動物について解説。ピクニックが楽しめる「みどりの広場」、双眼鏡片手に散策するハイキングコース、ちば眺望100景に選ばれた「平砂浦展望台」などは、野鳥の姿や声を聴きながら遊べます。ピザ焼き体験・巣箱作りなどの数々のイベントも時折開催されています。
館山夕日桟橋
年間を通じて様々な船舶が寄港する「館山夕日桟橋」
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絶景
館山夕日桟橋は2010年に完成した桟橋で、その長さは基部の交差点から約500mあり、桟橋形式としては日本最長。大型客船や高速ジェット船が着岸することもあり、「太平洋の白鳥」と呼ばれるほど美しい帆船「日本丸」が寄港したこともあります。多種の魚が館山湾の中で生き生きと暮らす様子が見られる海中観光船の発着場所にもなっています。名前の通り、館山で随一の夕日観賞スポットであり、館山湾の向こうに富士山が見えることも。※2021年3月現在
オーベルジュ オーパヴィラージュ
ワイン風呂が人気な宿泊施設「オーベルジュ オーパヴィラージュ」
オーベルジュとは、宿泊設備を備えたレストランのことを指します。「オーベルジュ オーパヴィラージュ」は南仏の田舎にあるような隠れ家的雰囲気の宿です。お部屋のタイプは5つあり、広々とした室内やベッドで思い切り癒されましょう。5種類ある貸切風呂では、ワイン風呂が人気。ワイン樽から流れ出る赤いお湯は、血行を促進して新陳代謝を高め身体を温めてくれるんだとか。他にも漫画コーナー、ハンモック、夏はハート形のプールなど何日も滞在したくなるような設備がたくさん。もちろんお料理も最高で、ディナーには房総の幸を贅沢に使用したフレンチを、スタッフお勧めのお酒と一緒にいただくことができます。
洲埼灯台
海とのコントラストが美しい、有形文化財の灯台「洲埼灯台」
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絶景
洲埼灯台は1919年に建設された国登録有形文化財の灯台で、その高さは約14.75m。東京湾の入り口を守る灯台として、今までたくさんの船を見守ってきました。真っ白な灯台と青い海は相性バツグンで、それに加えて天気の良い日には、富士山・伊豆大島・三浦半島までも見渡せます。その景観の良さからテレビコマーシャルやプロモーションビデオに使われたりすることもあるようです。「房総フラワーライン」のルート上にあるため、他の観光地へのアクセスも良好。かつてはマーガレットの花が咲き誇っていたことから「マーガレット岬」という別名が付いており、当時の光景を取り戻そうと有志(洲崎婦人部・マーガレット岬の会)による植栽活動が行われています。
館山市立博物館
館山および安房地域の歴史や生活・文化を展示した「館山市立博物館」
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美術館・博物館
本館と館山城、そして渚の博物館の3つの建物で構成されている館山市立博物館。城山公園内に設置された本館では、この地域を治めた戦国武将・里見氏の歴史紹介展示をメインに、地域の成り立ちや民俗資料が多数展示されています。
みなとオアシス“渚の駅”たてやま
水族館やグルメなど楽しみ方いっぱい!「みなとオアシス“渚の駅”たてやま」
みなとオアシス“渚の駅”たてやまには、渚の博物館をはじめ、展望デッキや海辺の広場などの複数のスポットがあります。海辺の広場は、館山湾に生息する魚たちを見られる小さな水族館がありお子様に人気。併設する「海のマルシェたてやま」と「館山なぎさ食堂」も人気のスポットで、地元の特産品を使ったお土産品の購入や、和から洋までのシーフードが食べられます。醤油・ジャム・ピーナッツバターなど魅力的な商品もたくさんです。天気のいい日にはテラス席に座って、海を眺めながら海の幸に舌鼓を打つのもおすすめです。
坂東観音霊場第三十三番結願寺 真言宗智山派 補陀洛山那古寺
多くの文化財を所蔵する、行基ゆかりの寺院「坂東観音霊場第三十三番結願寺 真言宗智山派 補陀洛山那古寺」
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神社仏閣
717年に創建されたと伝わる、坂東三十三番結願寺 補陀洛山那古寺。その昔、僧行基が当時の天皇である元正天皇の病気を治すため海中から得た香木で、千手観音菩薩像を作り祈願したところ病気が治ったため、そのお礼に建てられたといいます。本尊は木造千手観音像で、他にも重要文化財の銅造千手観音立像や千葉県指定有形文化財の多宝塔・木造阿弥陀如来坐像・観世音経(奈良写経)など多くの文化財を所蔵。おすすめの参拝日は8月9日の四万六千日のご縁日。四万六千日分の功徳日とされる縁日が開催され、大きなご利益が得られると大勢の善男善女が参拝されています。境内裏にある階段を上っていくと、「潮音台」と呼ばれる展望台から鏡ヶ浦一帯の絶景を見ることができます。
房総フラワーライン
花や海の幸など、ファミリーで楽しめるポイントが多い「房総フラワーライン」
館山市の下町交差点から南房総市の和田町までの海岸線を走る「房総フラワーライン」。特に伊戸から相浜までの間には、季節になると両側に菜の花やマリーゴールドが咲き誇り、最高の景色となることから「日本の道100選」にも認定されています。道中には他にも、花摘み体験ができる「館山ファミリーパーク」、白砂青松100選に選ばれた「平砂浦海岸」、ありとあらゆる海の幸が食べられる「漁港食堂だいぼ」などの観光スポットが点在。グルメも景色も楽しめる、ドライブに最適な観光道路です。