都心からほど近く、アクセスも良好な埼玉県。秩父や川越などの歴史や自然を感じられる観光スポットをはじめ、新設されたばかりの観光スポットもあります。今回は自然や現代アートが楽しめるスポットを中心に、思わず足を運びたくなるような埼玉県の魅力を余すことなく紹介します。
目次
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雄大な自然と芸術にあふれ、観光客を魅了する「羊山公園」(秩父市)
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想像と連想と空想を混ぜ合わせ、見えない力を可視化する「角川武蔵野ミュージアム」(所沢市)
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心あたたまる幸福感に包まれる、新しい「西武園ゆうえんち」(所沢市)
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白亜紀から残る珍しい地形と渓流に自然の力を感じる「長瀞渓谷」(秩父郡)
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絵馬に願いを寄せてご縁を呼び寄せ、縁結びで知られる「川越氷川神社」(川越市)
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一日では満喫しきれない!動物とアトラクションを楽しめる「東武動物公園」(南埼玉郡)
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数多くの鉄道関連の展示物がそろい、リアルな現場を体感できる「鉄道博物館」(さいたま市)
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江戸の昔から時代を受け継ぐ音色が街全体に響き渡る「時の鐘」(川越市)
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ムーミンの世界に引き込まれたような気持ちになれる「ムーミンバレーパーク」(飯能市)
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自然に包まれ、新緑も秋の紅葉も四季折々楽しめる「嵐山渓谷」(比企郡)
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推定樹齢800年のご神木からパワーを受け取る「三峯神社」(秩父市)
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自然の偉大さと繊細さを持ち合わせた「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」(飯能市)
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上空で壮大な景色を満喫できるチャンスも!「所沢航空記念公園」(所沢市)
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北欧のような雄大な自然を感じられる「メッツァビレッジ」(飯能市)
羊山公園(秩父市)
雄大な自然と芸術にあふれ、観光客を魅了する「羊山公園」
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公園
春になると、芝桜で埋め尽くされる「芝桜の丘」が話題を呼ぶ「羊山公園」は、秩父市の東側に位置し、公園内にある「見晴しの丘」からは秩父市街地を一望することができます。八重桜やソメイヨシノなど、およそ1,000本もの桜の木が咲き乱れます。園内には棟方志功の作品をメインに展示している美術館「やまとーあーとみゅーじあむ」をはじめ、武甲山にまつわる資料館「武甲山資料館」や、羊を飼育している「ふれあい牧場」があり、家族連れにもおすすめです。冬に楽しめる秩父夜祭の花火は、「見晴しの丘」から打ち上げられています。秩父の山岳を見渡せるビュースポットとしても人気です。
角川武蔵野ミュージアム(所沢市)
想像と連想と空想を混ぜ合わせ、見えない力を可視化する「角川武蔵野ミュージアム」
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美術館・博物館
「角川武蔵野ミュージアム」は、KADOKAWAと角川文化振興財団が運営する複合施設「ところざわサクラタウン」のランドマークです。巨大な岩石のような外観に、どのような作品が展示されているのかと好奇心を掻き立てられます。図書館や美術館、博物館といったそれぞれの括りにとらわれず、融合することで一つの大きな“芸術”を表現しているのが特徴です。最大の目玉ともいえる「本棚劇場」は、約8mもある巨大な本棚に囲まれており、そこに収められている本はおよそ2万冊。目の前に広がる本棚に圧倒されつつ、驚きと感動を同時に味わえる貴重な体験が待っています。ぜひ一度実物を見て、実際の迫力を体験してみてください。
西武園ゆうえんち(所沢市)
心あたたまる幸福感に包まれる、新しい「西武園ゆうえんち」
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テーマパーク
「西武園ゆうえんち」は2020年で70周年を迎え、2021年5月19日にリニューアルをした歴史のある遊園地です。70周年記念事業としてリニューアルされた園内には、1960年代のような“昭和の街並み”が広がり、どこか懐かしい気持ちで満たされます。新設された大型ライドアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」は息つく暇もない超絶大興奮な体験を味わえます。園内には、園内限定で使用できる2種類の「西武園通貨」があり、1960年代の物価でショッピングや食事を楽しめます。数十年という時代の変化を感じられ、お子様だけでなく大人も一緒に楽しめます。
長瀞渓谷(秩父郡)
白亜紀から残る珍しい地形と渓流に自然の力を感じる「長瀞渓谷」
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自然
荒川の流れで浸食され、岩盤がむき出しになっている「長瀞渓谷」の岩畳は、国の名勝天然記念物に指定された観光名所です。岩畳は白亜紀頃プレートとともに地下深く取り込まれ、強い圧力によってできた結晶片岩。対岸の岩壁は「秩父赤壁」と呼ばれ、岩畳と同様に見どころの一つとなっています。長い年月をかけてできたこの岩畳の上は歩いて散策ができるので、荒川の流れを楽しみながら穏やかな時間を過ごせます。初夏は新緑、秋は紅葉と季節を問わず人気のスポットですが、天気が良い日に足を運べば、和舟の川下りも楽しめます。地形の観察へ訪れる学者も多いほどに貴重なこの地を、散策してみてはいかがでしょうか。
川越氷川神社(川越市)
絵馬に願いを寄せてご縁を呼び寄せ、縁結びで知られる「川越氷川神社」
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フォトジェニック
参道から見える大きな鳥居が特徴的な「川越氷川神社」は、今から約1500年前の古墳時代に創建されたといわれる、とても歴史の深い神社です。境内にある“絵馬トンネル”は、縁結びのご利益があるとさまざまなメディアで取りあげられているので、ご縁にあやかろうと多くの観光客が訪れています。夏には「縁むすび風鈴」という祭事が開催され、2,000個以上にもおよぶ風鈴の涼しげな風景がインスタ映えします。また、かわいらしいお守りが多く、特に鯛をかたどったおみくじを専用の釣り竿で釣り上げる鯛みくじは女性に人気です。
東武動物公園(南埼玉郡)
一日では満喫しきれない!動物とアトラクションを楽しめる「東武動物公園」
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動物園・水族館
約120種類1,200頭にもおよぶ動物たちと30種類のアトラクションを楽しめる遊園地が併設されている「東武動物公園」。アトラクションや動物たちを思う存分満喫するのであれば、1日では足りないくらいのボリュームです。園内では、動物やアトラクションをモチーフにしたフードメニューも販売されています。メニューは時期によって変わるので、再来園する際にも新たな楽しみを感じられるでしょう。また、夏には東武スーパープールが開かれ、スライダーや流れるプールなど、大人から子どもまで楽しめること間違いなしです。
鉄道博物館(さいたま市)
数多くの鉄道関連の展示物がそろい、リアルな現場を体感できる「鉄道博物館」
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美術館・博物館
2007年、大宮に開館した「鉄道博物館」は、41両の車両が保存・展示され、歴史的価値の高い車両を間近で見られる博物館です。館内には「体験型ミュージアム」があり、運転士や車掌だけではなく、鉄道に携わるすべてのプロフェッショナルの仕事について学べます。実物の80分の1サイズの模型車両が走る「鉄道ジオラマ」や食堂車気分でお食事をいただける「トレインレストラン日本食堂」などもあります。お子様から大人まで幅広く楽しめるので、家族連れで訪問するにはおすすめの観光スポットです。これをきっかけに、将来鉄道の仕事に携わりたいと願うお子様もいるかもしれません。また、鉄道関係の仕事に興味がある方にとっては、リアルな現場を知れる貴重な施設といえるでしょう。
時の鐘(川越市)
江戸の昔から時代を受け継ぐ音色が街全体に響き渡る「時の鐘」
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遺跡・史跡
蔵造りの街並みを目当てに多くの観光客で賑わう小江戸川越で、一際目をひくのが「時の鐘」です。多くの人に親しまれる鐘つき堂は、江戸時代から変わらず現代でも時を告げる役割を担っています。火災などで焼失したにもかかわらず、何度も建て替えられるほど、町民たちに愛され続けた小江戸川越のシンボルです。その音色の美しさは、1996年に環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定されるほど、この街には欠かせない音色となっています。古き良き街並みに響く鐘の音が、思わず江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚をもたらしてくれるでしょう。1日4回鳴り響く鐘の音は、気候や時間の情緒を反映し、聞くたびに新たな趣で観光客や町民を癒し続けています。
ムーミンバレーパーク(飯能市)
ムーミンの世界に引き込まれたような気持ちになれる「ムーミンバレーパーク」
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テーマパーク
「ムーミンバレーパーク」は、ムーミンの物語の世界観を間近で感じられるテーマパークです。まるでフィンランドを思わせるような穏やかなロケーションに、都会にも比較的近いということをほんの少し忘れてしまいそうになります。湖畔沿いから見える灯台は、ムーミンパパが家族のみんなと移住した場所です。一つひとつの景色がムーミンの世界観を表現し、気付かぬ間にムーミンたちの世界へと引き込まれていることでしょう。ムーミン谷エリアに入ると、ムーミンバレーパークの象徴ともいえる青色のムーミン屋敷が見えてきます。屋敷の手前には小川が流れており、ついスナフキンの姿を探してしまいそうになるほど、リアルなムーミン谷が表現されています。
嵐山渓谷(比企郡)
自然に包まれ、新緑も秋の紅葉も四季折々楽しめる「嵐山渓谷」
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自然
緑が深い夏も、真っ赤に染まる秋も観光客で賑わう「嵐山渓谷」。その美しさは訪れる人々に対し、大自然の偉大さや四季の変化を伝えているように感じられます。無料で観光ボランティアに案内を依頼できるので、周辺の土地勘がない方は活用することをおすすめします。散策だけでなく、嵐山渓谷を流れる槻川下流には「嵐山渓谷バーベキュー場」があり、バーベキュー場と川遊びも楽しめます。バーベキューを行なう際は、事前予約をすることで必要な道具を借りられます。ほかにも、日比谷公園などを設計した日本初の林学博士、本多静六博士が昭和3年に嵐山渓谷を訪れた際、「これは武蔵国の嵐山だ」とつぶやいたことが町名の由来となり、展望台近くには嵐山町名発祥之地の碑や、与謝野晶子の歌碑など、史的な見どころがたくさんあります。
三峯神社(秩父市)
推定樹齢800年のご神木からパワーを受け取る「三峯神社」
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神社仏閣
埼玉県奥秩父、標高約1,100mにある「三峯神社」は関東でも有名なパワースポットの一つです。推定樹齢800年といわれるご神木や、拝殿前の石畳に浮かび上がる「龍」を一目見ようと訪れる参拝者で日々賑わっています。境内にある「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)銅像」の周辺一帯も、隠れたパワースポットとして愛されています。ベンチに座り穏やかな時間を過ごしながら、日々の疲れを癒しつつ新たなパワーを受け取りましょう。三峯神社には、ほかにもたくさんのパワースポットといわれている場所があるので、まったりと散策しながら見つけるのも良いものです。
トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園(飯能市)
自然の偉大さと繊細さを持ち合わせた「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」
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公園
北欧の童話作家として有名なトーベ・ヤンソンとの手紙のやり取りから生まれた自然豊かな公園です。子どもたちが自由に遊べるように、あえて遊具を置いていないのが特徴です。子どもも大人も生き物も草花もそれぞれがお互いを受け入れ、自由に時間を過ごす場所として、観光客だけではなくファミリーも多く利用しています。開園から20年が過ぎても多くの人に愛され、今後もトーベ・ヤンソンの想いが長く受け継がれていくことでしょう。公園内では訪れた人を家族としてあたたかく迎え入れる「きのこの家」や展示館である「森の家」なども楽しめます。大人も童心にかえり、日々の喧騒を忘れられるのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
※諸般の事情により、建物の封鎖やライトアップの中止等を行なっている場合がございます。最新情報は公式サイトをご確認ください。
所沢航空記念公園(所沢市)
上空で壮大な景色を満喫できるチャンスも!「所沢航空記念公園」
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公園
所沢航空記念公園は、日本初の飛行場だった「所沢飛行場」の跡地に作られた公園で、約50ヘクタールという広大な敷地面積を誇る施設です。敷地内にある茶室では日本庭園を楽しめるほか、アメリカ製で航空自衛隊の輸送機として使用されていたC-46機や、日本で初めて純国産機として開発・生産されたYS-11型飛行機も展示されています。そのため、観光客のみならず、飛行機好きの憩いの場としても人気を博しています。所沢航空発祥記念館では、かつての「所沢飛行場」の歴史や空を飛ぶしくみを楽しく学ぶことができます。また、併設の「大型映像館」では、巨大スクリーンで臨場感と迫力のある映像を楽しめます。また、3月~12月に開催される熱気球係留体験搭乗会もおすすめです。遮るもののないパノラマ風景を熱気球から観ることは、なかなか体験できるものではありません。ぜひチェックしてみてください。
※最新の情報はホームページをご確認ください。
メッツァビレッジ(飯能市)
北欧のような雄大な自然を感じられる「メッツァビレッジ」
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フォトジェニック
「メッツァビレッジ」は、「ムーミンバレーパーク」と同じく郊外型レジャー施設「メッツァ」のなかにある施設です。北欧を思わせる、自然を活かしたエリアが広がります。湖畔のベンチに座れば、時の流れを忘れてしまいそうなひと時を味わえる、非日常的な場所といえるでしょう。広い敷地内にはさまざまな撮影スポットがあるので、お気に入りの場所で思い出の一枚を残してみてはいかがでしょうか。また、観光の楽しみといえば食べ物は外せません。施設内には数多くの飲食店があり、目でも楽しめるかわいいメニューも用意されています。
埼玉県には、雄大な自然を生かした観光地や若者に人気の話題のスポットなどがたくさんあります。東京からのアクセスが良好ながらも都心の喧騒を感じさせない環境であり、しっかりと四季を感じられるところが魅力です。この機会に、埼玉県を思う存分満喫する観光コースを組んでみてはいかがでしょうか。一つでも新たな発見が得られるような旅を楽しみましょう。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2021年7月1日時点の情報です