鹿児島に来たならぜひ訪ねておきたいのが、桜島。市街から見る錦江湾(きんこうわん)と桜島は、鹿児島を象徴する風景でもあります。フェリーに乗って桜島に上陸したなら、場所・時間・季節によって表情を変える桜島にご注目。時には激しく噴煙をあげる姿に、おもわず圧倒されるはず。魅力的な桜島観光スポットをチェックしておきましょう。
目次
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黒い溶岩と錦江湾の青さを散策しながら堪能できる「溶岩なぎさ遊歩道」
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桜島と鹿児島市街を見渡せる「湯之平展望所」
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長渕剛さんのファンたちが集う聖地「赤水展望広場・叫びの肖像」
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桜島の噴火によって埋められた逸話が残る「黒神埋没鳥居」
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約17回もの噴火を繰り返してきた、鹿児島を代表する活火山「桜島・桜島ビジターセンター」
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この世を強く生き抜いた女流作家の石碑が佇む「林芙美子文学碑(古里公園)」
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インパクト抜群!実物大の恐竜たちに出会える「桜島自然恐竜公園」
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日本最大級の足湯が堪能できる「桜島溶岩なぎさの公園の足湯」
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世界有数の活火山の活動を間近で感じられる「有村溶岩展望所」
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桜島も望める雄大な大名庭園「名勝 仙巌園」
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島がまるまる埋まっている驚きの絶景スポット「烏島展望所」
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江戸から平成まで活躍した石橋を移設・復元させた「石橋記念公園」
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運がよければイルカも見られる、桜島の玄関口「桜島フェリー」
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錦江湾を眺めながら赤褐色の温泉を堪能できる「桜島マグマ温泉」
溶岩なぎさ遊歩道
黒い溶岩と錦江湾の青さを散策しながら堪能できる「溶岩なぎさ遊歩道」
桜島溶岩なぎさ公園から大正溶岩地帯の烏島展望所へとつながる、錦江湾沿いに作られた約3キロの道が溶岩なぎさ遊歩道です。溶岩原の上に作られているため、いたるところで黒いゴツゴツとした溶岩を見ることができます。どっしりとたたずむ桜島と青く広がる錦江湾の美しさは、「遊歩百選」に選ばれているほど。道中には桜島にゆかりのある句碑が多く置かれているので、歌に詠まれた桜島の姿を探しながら歩くのも楽しそう。道もきちんと整備されているので、自転車をレンタルすれば、気持ちよくサイクリングもできます。
湯之平展望所
桜島と鹿児島市街を見渡せる「湯之平展望所」
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絶景
桜島を最も高く、かつ近いところで見られる場所が湯之平展望所です。標高は373mで、鹿児島市街はもちろんのこと、天気が良い日には熊本の霧島連山と薩摩富士とも呼ばれる開聞岳まで見渡せます。一日中絶景を楽しめるスポットですが、特に夕方の時間帯に訪れるのがおすすめ。荒々しく迫る桜島の岩肌が赤く染めあげられ、まるで燃えるように見える様子は圧巻です。後方には、日が暮れ明かりがともり始める鹿児島市街が広がり、ロマンティックな雰囲気に。また、展望所には隠された7つのハート型の石があり、見つけることが出来れば良いことが起こるという噂も。ぜひ探してみてください。
赤水展望広場・叫びの肖像
長渕剛さんのファンたちが集う聖地「赤水展望広場・叫びの肖像」
長渕剛さんのファンであれば一度は訪れておきたいのが、赤水展望広場。2004年に長渕剛さんがオールナイトコンサートを開催した会場を整備して作られました。その日は7万人を超える観客が集まり、夜通し盛り上がり、今でも伝説として語り継がれています。「叫びの肖像」は桜島溶岩約50トンを使って作られた、桜島に向かって雄たけびをあげる男の迫力満点のモニュメントで、その時のコンサートの熱狂ぶりを表現しているそうです。この肖像を見ていると、あなたも桜島に向かって熱い想いを叫びたくなるかもしれません。ここからの錦江湾の眺めも最高です。
黒神埋没鳥居
桜島の噴火によって埋められた逸話が残る「黒神埋没鳥居」
黒神埋没鳥居は桜島の噴火の歴史が垣間見えるスポットです。訪れてみると、地面から少しだけ出た鳥居の上部を見ることができます。不思議な光景ですが、実は桜島の大正噴火による軽石や火山灰で埋まってしまった鳥居なのです。たった一日で3mある鳥居のうち2mが埋まるほどの凄まじさでした。掘り起こす計画も立てられましたが、当時の村長が「噴火にまつわる記憶を残しておきたい」という思いで当時のままの姿で保存されることになりました。美しい姿を見せる桜島ですが、自然の力の脅威を忘れないことも大切です。奥に歩いていくと石造りの社殿もあります。
桜島・桜島ビジターセンター
約17回もの噴火を繰り返してきた、鹿児島を代表する活火山「桜島・桜島ビジターセンター」
鹿児島のシンボル桜島。まさに南国鹿児島を象徴する活火山であり、噴煙は自然の脅威と地球の息吹を感じることができます。ここ1・2年では、毎年200回程度噴火しているため、運が良ければ噴火の瞬間に立ち会えるかもしれません。もちろん噴火口の近くに行くことはできませんので、遠くから眺めるだけとなります。鹿児島市内からフェリーで桜島に渡れば、桜島をより詳しく知ることができる「桜島ビジターセンター」があります。大型スクリーンやジオラマによって過去の噴火の歴史などが見れるほか、桜島の特産である「桜島のつばき油」の販売もあります。
林芙美子文学碑(古里公園)
この世を強く生き抜いた女流作家の石碑が佇む「林芙美子文学碑(古里公園)」
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公園
『放浪記』や『浮雲』などの文学作品を残したことで知られる女流作家、林芙美子の銅像や石碑が置かれている公園です。波乱万丈な人生を送った芙美子が好んだ言葉である「花のいのちは短くて、苦しきことのみ多かりき」の碑もあります。芙美子の母は桜島出身で、芙美子も一時期この地に住んでいたと伝わっています。文学碑の近くには芙美子の本が購入できるお土産屋さんがありますので、芙美子の本を読んだことがなかった人も、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。また古里公園の近くにある「桜島シーサイドホテル」「さくらじまホテル」では、日帰り入浴を行っているので、こちらに寄るのもおすすめです。
桜島自然恐竜公園
インパクト抜群!実物大の恐竜たちに出会える「桜島自然恐竜公園」
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公園
桜島自然恐竜公園は、アロザウルスやプロントザウルスなど、7つの実物大の恐竜の遊具が置かれているユニークスポット。恐竜の体の中に入って遊べることもできるので、「恐竜に食べられちゃった!」なんて写真も撮ることができます。高さ約12.5m・長さ約50mもある「スーパージャンボすべり台」は、子どもから大人まで皆で楽しめます。敷地内からは桜島フェリー乗り場が見え、桜島と鹿児島市街を往復するフェリーの姿を見ることができます。日中は家族連れが多いファミリースポットですが、夕方からはデートスポットに早変わり。夕日に照らされる錦江湾を楽しみつつ、満天の星を眺めましょう!
桜島溶岩なぎさ公園足湯
日本最大級の足湯が堪能できる「桜島溶岩なぎさ公園足湯」
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温泉
桜島溶岩なぎさ公園の足湯は、桜島フェリー乗り場から歩いて約8分のところにあります。全長はなんと約100mもあり、足湯としては日本最大級とのこと。湯は地下約1,000mから湧き出る天然温泉で、赤褐色をしています。絶景スポットでもあり、雄大にたたずむ桜島と錦江湾の向こうに広がる鹿児島市街の両方の景色を楽しめます。溶岩なぎさ遊歩道とつながっているので、歩き疲れた足を癒すのにも最適。なお、足湯に浸る際、タオルを忘れた方は近くの桜島ビジターセンターで、オリジナルデザインのタオルを購入するのがおすすめです。
有村溶岩展望所
世界有数の活火山の活動を間近で感じられる「有村溶岩展望所」
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自然
黒々した不思議な形の溶岩に囲まれた遊歩道を抜けると、有村溶岩展望所に到着します。視界に広がる桜島は、時には爆発音をあげながら白い煙を噴き上げることも。ところどころ降り積もった火山灰とともに、桜島が活きた火山であることを実感できます。有村溶岩展望所から見る桜島は他の場所とは違い円錐型に見え、また「さくらじま」の石碑があるので絶好の記念写真スポットです。駐車場近くにあるレストハウスでは、桜島の魅力や地域の人と火山との暮らし方を知ることができます。道路をはさんで向かいにある「桜島溶岩茶屋」には、焼きいも入りアイスもなか・灰すくり~む・桜島登麺などここでしか食べられないメニューが揃っています。
名勝 仙巌園
桜島も望める雄大な大名庭園「名勝 仙巌園」
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世界遺産
名勝 仙巌園(せんがんえん)は、かつて薩摩藩主島津家の別邸であった場所です。日本を代表する大名庭園として2015年に世界文化遺産に登録されました。仙巌園の見どころは、何といっても桜島の雄大な景観を望むことができる庭園。獅子乗大石灯籠やひさご池など随所に風情を感じるスポットもあります。また迎賓館の役割を果たしたきらびやかな御殿も必見です。隣接の博物館・尚古集成館では、明治日本の産業革命遺産や、島津家の歴史について紹介しており、こちらも世界文化遺産に認定されています。
烏島展望所
島がまるまる埋まっている驚きの絶景スポット「烏島展望所」
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絶景
烏島展望所は桜島の大噴火によって生成された、溶岩地帯にある展望所です。桜島はもちろん、緑の松並木の向こうに広がる青い錦江湾が広く見渡せる絶景スポット。元々この地は桜島の沖合約500mに浮かぶ「烏島」という独立した島でした。それが桜島大正噴火の際、流れ出した大量の溶岩に丸ごと飲み込まれてしまったのです。烏島は桜島と陸続きになるどころか、溶岩の下に埋まってしまいました。足元に1つの島が埋まっているかと思うと、自然の壮大な力を感じます。また、烏島展望所に至るまでの道にある街灯は、桜島大根の形をしたユニークなものなのでぜひご注目ください。
石橋記念公園
江戸から平成まで活躍した石橋を移設・復元させた「石橋記念公園」
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公園
鹿児島市内中心部を流れる甲突川に、江戸時代末期に5つの大きなアーチ石橋がかけられました。平成に入っても現役の橋として150年もの間活躍していましたが、平成5年の集中豪雨により2つが流されてしまったため、残った3つを移設・復元したのがこの石橋記念公園です。3つのなかでも西田橋は城下の表玄関に位置し、大名行列やあの「篤姫」も渡った橋であり、特に豪華な作りで県指定文化財に指定されています。ドラマでも、この橋を渡るシーンが幾度か撮影されました。西田橋越しに撮る桜島は、とても絵になる景色です。園内にある石橋記念館では、石橋の歴史や架橋技術、周辺の歴史を学ぶことができます。
桜島フェリー
運がよければイルカも見られる、桜島の玄関口「桜島フェリー」
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乗り物
鹿児島市街地側と桜島をおよそ15分でつなぎ、観光客と地元民の足として活躍している桜島フェリー。鹿児島から乗れば、だんだん大きくなる桜島にワクワクが止まらないはず。また桜島だけでなく海もよく観察してみましょう。運が良ければ錦江湾を元気に泳ぐイルカの姿を発見できるかもしれません。船内にはうどん屋さんもあります。船上で食べるアツアツのうどんは、旅の気分を高めてくれるでしょう。もっと船旅を楽しみたい方のために約50分で錦江湾を巡る「よりみちクルーズ」も運航しています。桜島フェリーは24時間運航しているので、桜島で夕暮れを見たあと夜景が輝く鹿児島市街に戻るという贅沢な楽しみ方も素敵です。
桜島マグマ温泉
錦江湾を眺めながら赤褐色の温泉を堪能できる「桜島マグマ温泉」
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温泉
桜島フェリー乗り場の近くに位置する桜島マグマ温泉は、リーズナブルに温泉を楽しめる施設です。大きな窓ガラスごしに、錦江湾と行きかう船をゆったりと眺めながら湯に浸かることができます。地下およそ1,000mから湧き出る赤褐色に濁っている湯は、切り傷や神経痛のほか、五十肩や消化器病に効果があるそうです。もちろん、旅の疲れも癒してくれること間違いありません。温泉から上がったら、食事処で鹿児島名産の黒豚を使ったお料理をどうぞ。家族風呂もあるので、家族や恋人とゆっくり過ごしたい方にもおすすめです。
桜島には噴火のすごさが感じられる場所の他にも、島津家が愛した名勝 仙巌園など自然の美しさが楽しめる観光スポットが多くあります。また島内には展望所が点在しているので、桜島に訪れたらあらゆる角度からぜひ桜島や錦江湾を眺めてみてください。
※2021年3月1日時点の情報です。
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認下さい。