長崎県にある島原市は、島原藩の城下町らしい面影が残るレトロな雰囲気が魅力です。また活火山である普賢岳の堂々たる威容、そして透き通る豊富な湧水にあふれたスポットなど、自然の素晴らしさを感じられる場所がたくさんあります。本記事では、島原のおすすめ観光スポットをご紹介します。
目次
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キリシタンに関する貴重な史料が展示されている「島原城」
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江戸時代の暮らしが鮮明に感じられる場所「武家屋敷」
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街の水路には澄んだ水と泳ぐ錦鯉「鯉の泳ぐまち」
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激しい噴火によってつくられた、独特の形状の溶岩ドーム「平成新山」
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澄み渡る水中を泳ぐ錦鯉と穏やかな時間を過ごせる「湧水庭園 四明荘」
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『遊ぶ』『学ぶ』『体験する』日本で最初にできた火山体験ミュージアム「がまだすドーム」
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肌に優しい休憩足湯「島原温泉 泉源公園足湯」
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全国名水百選にも選ばれた、湧水が豊富なスポットの総称「島原湧水群」
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島原の雄大な山々や町が展望できる「島原まゆやまロード」
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一面に広がる季節の花の名所「有明の森フラワー公園」
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島原の歴史を背負う大自然の脅威「眉山」
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島原藩主松平家が所蔵した安土桃山時代のお宝が見られる「常盤歴史資料館」
島原城
キリシタンに関する貴重な史料が展示されている「島原城」
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城
島原城は、島原の乱の舞台となった場所です。天守閣はキリシタン・郷土史料館となっており、当時使われた槍や砲弾、黄金製の十字架など貴重な資料が収められています。天草史郎にまつわる物語に思いを馳せながら散策するとより一層歴史を身近に感じられることでしょう。敷地内では春は桜、秋には紅葉と四季折々の植物が見られ、それらが白い城壁に映えて素敵な写真が撮ることができます。また天守閣最上階は展望所となっており、島原の歴史ある街並みや海の向こうの熊本の山々の眺めは必見です。
武家屋敷
江戸時代の暮らしが鮮明に感じられる場所「武家屋敷」
島原城の西側に位置する、江戸時代の武士達の屋敷がおよそ400mに渡って続いている武家屋敷。かつて鉄砲隊が住んでいたことから、「鉄砲町」と呼ばれていたこともあったそうです。今は「鳥田邸」「篠塚邸」「山本邸」の3つの屋敷が無料公開されており、誰でも見学できます。部屋はもちろん、かまどや調度品なども置かれているので、当時の暮らしをリアルに感じることができます。通りの真ん中には湧水を使用した水路があり、昔は生活に用いられていました。今では散歩途中の犬が元気に水浴びする姿を見られます。一角にある「武家屋敷休憩所」では散策中にひと休みできるほか、湧水を飲むこともできます。
鯉の泳ぐまち
街の水路には澄んだ水と泳ぐ錦鯉「鯉の泳ぐまち」
湧水が豊富で「水の都」と呼ばれる島原市を象徴する風景が「鯉の泳ぐまち」です。街中にある全長100mの水路にはきれいな湧水が流れており、その水路を覗くと、錦鯉が優雅に泳ぐ姿が見られます。「鯉の泳ぐまち」には、「湧水庭園四明荘」「清流亭(観光交流センター)」「しまばら湧水館」といった興味深いスポットも点在。「清流亭(観光交流センター)」では鯉のえさやりや足湯ならぬ足湧水を楽しんだり、島原土産を購入したりできます。「しまばら湧水館」は無料の休憩スポットで、かんざらしの手作り体験も行われています。周辺には島原の郷土料理「具雑煮」のお店があるので、そちらもぜひチェックしてください。
平成新山
激しい噴火によってつくられた、独特の形状の溶岩ドーム「平成新山」
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自然
平成2年から約5年間続いた雲仙普賢岳の噴火。この雲仙普賢岳の一連の火山活動によって、粘り気の強いマグマが盛り上がってできた約13の溶岩ドームが形成されました。その中でも一番新しい溶岩ドームであり普賢岳の見た目を大きく変えたのが、国の天然記念物にも指定されている標高約1,483mの「平成新山」です。麓にある「平成新山ネイチャーセンター」では平成新山を間近で見ることができ、また平成2年の噴火により大きな被害をもたらした普賢岳について学習することもできます。平成新山自体には小規模な崩落が続くことから立ち入りが禁止されていますが、普賢岳山頂からは平成新山の荒々しい姿をさらに間近に見ることができます。
湧水庭園 四明荘
澄み渡る水中を泳ぐ錦鯉と穏やかな時間を過ごせる「湧水庭園 四明荘」
「湧水庭園 四明荘」は明治後期につくられた、国の登録有形文化財に指定されている建物です。東西南北、全方向を明るく見渡せたことから、「四明荘」と名付けられたそう。明治後期に建てられた日本家屋と、1日に約3,000トン噴き出すと言われている湧水によって形づくられた池が見どころ。縁側は池にせりだしており、縁から足を投げ出せば、つま先近くを錦鯉が泳いでいきます。透明な水の中を優雅に泳ぐ錦鯉の姿に、涼やかな気持ちになるはず。縁側に座る姿はとても写真映えするので、いろいろな角度からお気に入りの一枚を撮ってみてください。また湧水で淹れた、とても美味しいお茶をいただくこともできます。
がまだすドーム
『遊ぶ』『学ぶ』『体験する』日本で最初にできた火山体験ミュージアム「がまだすドーム」
日本で最初にできた火山体験ミュージアム「がまだすドーム」がリニューアルして家族で楽しく遊んで学べる施設になりました!様々な自然災害が起こり「防災」という言葉をよく耳にする近年。「常設展示」では1990年に始まった雲仙普賢岳の噴火災害をプロジェクションマッピングやドローンの映像など最新技術を使い追体験でき、いざという時の災害の備えが学べます。また、新設した「ワンダーラボ」では火山や科学、防災が学べる幅広い実験ワークショップができます。他にも雨の日も嬉しい屋内遊具スペース「こどもジオパーク」では、トランポリンやボルダリングなど地球の力や雲仙火山の魅力を体全体で感じて遊べます。赤ちゃん、幼児向けスペースも完備。
※2025年1月~2月はリニューアルの為、休館致します
島原温泉 泉源公園足湯
肌に優しい休憩足湯「島原温泉 泉源公園足湯」
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温泉
熊本へ行くフェリー乗り場のすぐ近くにある「島原温泉 泉源公園足湯」。切り傷・火傷・慢性皮膚炎・神経痛などに効能が期待される温泉を気軽に楽しむことができます。さらに島原温泉の湯は無色透明で中性なため肌に優しく、お肌の弱い女性やお子さまにもおすすめ。飲む用の湯も湧いており、こちらは慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病に効果があるんだとか。24時間無料で開放されているので、観光途中に歩き疲れた足を癒したり、フェリーを待つ間に足をあたためたりと、自由に利用できます。湯質を気に入ったら、近くのホテル立ち寄り湯で全身浸かってみるのはいかがでしょうか。
島原湧水群
全国名水百選にも選ばれた、湧水が豊富なスポットの総称「島原湧水群」
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自然
雲仙山系の伏流水が湧水として自噴していることで知られる島原市。その数は「武家屋敷水路」をはじめ「鯉の泳ぐまち」「浜の川湧水」など、一日に約60か所約22万トンも湧くと言われています。その約60か所の湧水地の総称が、「島原湧水群」です。白玉粉で作った団子を湧水で冷やし特製蜜をかけた素朴な甘さの「かんざらし」や、コシと小麦の風味が際立つ「島原手延べそうめん」など、全国名水百選に選定されるほど豊富で美味しい湧水は郷土の隠し味。汲み取り自由な場所も多数あるので、容器に入れて島原観光のお供にいただきましょう。
島原まゆやまロード
島原の雄大な山々や町が展望できる「島原まゆやまロード」
「島原まゆやまロード」は正式名称を長崎県道207号線といい、眉山と平成新山の間を抜けていく約8キロの道です。道路沿いにそびえる眉山を横目で見ながら、近づいてくる平成新山の雄大さに圧倒される最高のドライブロード。道中には展望台も数か所設置されており、なかには火砕流や土石流の跡がまだ残る山肌を見られるスポットも。ところどころではるか眼下に広がる市街地と、青く輝く島原港・有明海の絶景も拝めます。比較的交通量も多くないので、ゆっくりドライブをお楽しみください。
有明の森フラワー公園
一面に広がる季節の花の名所「有明の森フラワー公園」
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公園
季節の花々が咲き乱れる「有明の森フラワー公園」。春には菜の花とサルビアが黄色と赤色の絨毯となり、秋には色とりどりのコスモスがあたりを埋め尽くします。普賢岳をバックに公園内の高台からは、有明海を一望でき熊本まで見渡せ、花と景色の両方を満喫できます。園内の「森の牧場」では、ミニヤギとうさぎに触れ合えます。エサをあげるともうメロメロ。「ふるさと物産館」では島原の特産品が販売され、本物のイチゴで作るかき氷「カンベリー」が大人気です。
眉山
島原の歴史を背負う大自然の脅威「眉山」
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自然
島原半島ジオパークのジオサイトの一つで、島原市街と雲仙岳の間にそびえ立つ「眉山」。七面山と天狗山からなり、標高はおよそ819mです。平成2年の雲仙普賢岳噴火では障壁となり、島原市街地に火砕流が行くのを防ぎました。しかし江戸時代に普賢岳が噴火した時には、度重なる地震により「山体崩壊」を起こし、死者15,000人という甚大な被害を引き起こしました。崩れた山の土砂が海に流れ込み大津波が発生し、また海岸線は800m伸びたと伝わり、一連の火山活動やその被害には「島原大変肥後迷惑」という名前が付けられているのです。山の麓には「島原総合運動公園(眉山治山祈念公苑)」があり、遭難者供養と郷土の繁栄を願って造られた聖観世音菩薩像が鎮座していますので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
常盤歴史資料館
島原藩主松平家が所蔵した安土桃山時代のお宝が見られる「常盤歴史資料館」
島原松平家の所蔵品を保存・展示しているのが、この「常盤歴史資料館」です。島原市指定有形文化財である「松平家墓所」「十六羅漢像」や「山門」を見た後は、ぜひこの資料館に足を踏み入れましょう。島原城にあった常盤御殿を丸ごと移設した部屋から入ると、安土桃山時代の頃の世界地図・伏見城攻図・長谷川等伯の天井画・原城の詳細な絵図・比叡山焼き討ちで焼け残った仏像・信長の書状など、近代の歴史や芸術好きにはたまらない所蔵品をお目にかかることができます。一つひとつじっくり眺めていたら、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。
島原の魅力溢れる観光スポットを厳選してご紹介しました。島原は長崎市、雲仙市、熊本市など、九州の他の観光地へのアクセスがよいのもうれしいポイント。九州旅行の際には、ぜひ島原も検討してみてください。
※2023年3月1日時点の情報です。
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