持続可能な社会を実現するため、サステナブルな挑戦に取り組むホテル・旅館をご紹介。
環境に配慮したアメニティによるプラスチック製品の利用削減、食品廃棄物や廃油の再利用など排出を減らす・リサイクルするホテル・旅館や、各地域の食材を活かしたお料理の提供、周囲の自然を守り自然と共生していく活動を行っているサステナブルなホテル・旅館もございます。エシカルな旅でSDGsに貢献しませんか。
北海道 トマム
星野リゾート トマム ザ・タワー
星野リゾートでは環境経営の推進やフードロスの削減、伝統文化・伝統工芸の継承に向けた取り組みなど、さまざまな活動を行っています。ここトマムでは、リゾートとして開発されるまで約700頭の牛を飼育し、農業が営まれていたエリアを当時の美しい原風景に戻していき、新鮮でおいしい食を生み出す生産活動に取り組んでおります。滞在中はガイドから牛の特徴を教わり牛を移動する「牛追い」を体験したり、育てている牛から搾乳した牛乳をトマム内のビュッフェレストランやカフェで楽しんでいただくことができます。
北海道 中島公園
札幌パークホテル
札幌パークホテルでは「地域の価値で、未来を変えていく。」というブランドステートメントを基に、SDGsに取り組んでおります。例えば、ホテル周辺の歩道の花植え事業への協力や植栽活動、雪まつり制作など、地域と連携を図っております。
また「GRANVISTA FARM SAPPORO」では、一切の農薬や肥料を使用しない栽培方法で育てた食材をレストランなどで提供することにより、食育と食を提供するホテルとして、「食」の大切さを学ぶ機会を取り入れております。
このような取組を通して、地球環境保全への啓蒙・啓発に推進してまいります。
札幌パークホテル 荒木田 康
福島県 磐梯高原
ActiveResorts裏磐梯
「本物を楽しく学ぶ」をモットーにActiveResorts裏磐梯では地域と連携し、様々なSDGsプログラムを行っております。例えば、ロハス食育環境プログラムでは、「もったいない」「命をいただく」という日本独自の価値観に基づき、「医食同源」「地産地消」などの日本の食文化について学ぶことができます。
ホテル全体としては、食品ロスの削減に取り組んだ上で、食べ残しを自然に戻す機械を導入することで循環型社会の推進を始めました。
この度ホテルと地域全体で取り組んでいるSDGsが認められ、東北観光推進機構主催の「フェニックスアワード受賞2021」で受賞もしております。
持続可能な社会の実現を目指して、さらなるSDGsの取組を行っていきます。
ActiveResorts裏磐梯 総支配人 奈良 泰志
岩手県 八幡平温泉郷
八幡平マウンテンホテル
「八幡平マウンテンホテル」では2021年6月より、ホテルで使用する電力を地元八幡平市の松尾八幡平地熱発電所で発電された電力に切り替えました。天然の蒸気を地下から取り出して発電を行う仕組みの為、二酸化炭素の排出がほとんどないクリーンなエネルギーを使用しております。
また、日本山岳ガイド協会の認定ガイドがスタッフとして在籍しているので、ご滞在の間はトレッキングプログラムなどを通して自然の大切さを体験していただけるホテルです。
自然豊かな八幡平と共存し、持続的な成長に向けて『環境保全』に努め、さまざまな取り組みを進めてまいります。
八幡平マウンテンホテル 営業支配人 松舘 忠
よくあるご質問(FAQ)
持続可能な社会を実現するため、環境への配慮や社会課題解決への貢献をしているホテル・旅館のことです。
具体的にはプラスチック製品の利用削減やフードロスの削減、地熱発電の利用など活動は様々。
環境を守りつつ、その土地ならではの文化や食をお客様にお届けするなど、国連が提唱する持続可能な開発目標に賛同し、豊かな未来の実現に貢献しているホテル・旅館が日本全国にはたくさんあります。
サステナブルな取り組みを行っているホテル・旅館に宿泊するのはもちろん、移動手段の選択も重要です。鉄道での移動は、自動車・航空機を利用する場合と比べ、CO₂排出量が少ないと言われておりおすすめです。日常生活や経済活動において、どうしても発生してしまう二酸化炭素の排出量の一部をオフセットして地球環境を守る「カーボン・オフセット」のツアーを利用するとより良いでしょう。
また、ホテルのアメニティを利用せず、持参することも重要です。