熱海は言わずと知れた温泉天国。湯量豊富で源泉かけ流しの温泉宿が多く、古い歴史を持ち、風情ある街並みが魅力です。予約をせずにふらっと立ち寄れる温泉もあり、首都圏をはじめ全国各地から熱海の湯を求めて観光客が訪れています。また温泉以外にも名物グルメや珍しい博物館などさまざまな楽しみ方ができるのも熱海の魅力。日帰りでも長期ステイでも、老若男女問わず楽しめる熱海に出かけてみませんか?
目次
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熱海の夜景を眺めながら名湯を満喫「熱海後楽園ホテル」
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駅前でほっとひと息 熱海のお湯を手軽に体験できる足湯「家康の湯」
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明治の名作文学“金色夜叉”の名場面を体感「お宮の松」と「貫一・お宮の像」
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リゾート感たっぷり! 熱海を代表する海水浴場「熱海サンビーチ」
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恋人の聖地とも呼ばれる海辺に浮かぶムード満点のテラス 「ムーンテラス」
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熱海市街の周遊におすすめ! 観光スポットを巡ることができる「湯~遊~バス」
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日本の性文化にまつわる“秘宝”を集めた大人のためのミュージアム「熱海秘宝館」
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国宝を含む東洋の絵画・書跡・工芸約3,500点を所蔵「MOA美術館」
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見て、触って、撮影も楽しめる! 不思議なアートが満載の「熱海トリックアート迷宮館」
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多彩な才能を発揮した、熱海ゆかりの芸術家の作品を展示「池田満寿夫記念館」
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樹齢2100年超の大楠がシンボル 熱海を見守る「來宮神社」
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洞窟の中で湧き出る源泉と熱気は迫力満点! 「走り湯」
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源頼朝と北条政子の恋の舞台 縁結び・恋愛成就の神社として人気「伊豆山神社」
熱海後楽園ホテル
熱海の夜景を眺めながら名湯を満喫「熱海後楽園ホテル」

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温泉
熱海後楽園ホテルの魅力は、全客室がオーシャンビューのタワー館と、新館の「AQUA SQUARE」です。新館の部屋は、相模灘を眺められる部屋や四季の景色を満喫できる部屋など、バリエーション豊かです。敷地内の源泉を贅沢に使用した温泉からは、美しい海を眺められます。温泉につかりながら見える熱海の夜景もおすすめです。食事プランにもこだわっていて、厳選された伊豆の食材をふんだんに使ったメニューが特徴のビュッフェや、四季折々の味覚を味わえる和会席があります。レストランからの眺望も素晴らしく、おいしい食と絶景の両方を堪能できます。
家康の湯
駅前でほっとひと息 熱海のお湯を手軽に体験できる足湯「家康の湯」

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温泉
家康の湯は、熱海駅前にある天然温泉を使用した足湯です。JR熱海駅から徒歩1分という好立地で、無料で利用できるとあって、連日多くの人が利用しています。熱海温泉の玄関口で、ホッと一息つける癒しスポットの家康の湯は、熱海温泉と関わりの深い徳川家康をたたえる記念事業で作られました。毎日清掃し、清潔で安心のかけ流しの足湯です。タオル販売があるのもうれしいポイント。足湯につかりながら今後の旅行の行程を考えたり、旅の疲れを癒したり、気軽に熱海温泉を満喫できる場所です。
「お宮の松」と「寛一・お宮の像」
明治の名作文学“金色夜叉”の名場面を体感「お宮の松」と「寛一・お宮の像」

写真提供:静岡県観光協会
国道135号沿いには、「お宮の松」が植えられています。熱海を舞台にした尾崎紅葉の小説「金色夜叉」にちなんだ有名な松です。現在の松は、昭和41年に植えられた2代目ですが、初代のものは切株のみ残っています。お宮の松の隣には、登場人物である貫一とお宮の像が立っており、お宮の松と並んで熱海のシンボルとして多くの人に愛されています。「金色夜叉」の中で語られる、貫一とお宮の熱海海岸での別れの場面を表現していて、熱海とゆかりのある名小説の一端に触れることができます。国道の海岸沿いにあり、見晴らしがよく写真スポットとしても人気です。
熱海サンビーチ
リゾート感たっぷり! 熱海を代表する海水浴場「熱海サンビーチ」

熱海サンビーチは、熱海を代表する海水浴場です。解放感のある青い海と砂浜、ヤシの木が立ち並んでいる様子は、海外のリゾート地のような雰囲気です。海に入って海水浴を楽しんだり、砂浜を歩いて海岸散策をしたり、いろいろな形で海を満喫できます。夜には、世界でも有名な照明デザイナー・石井幹子氏によって手がけられた、日本で初めてのビーチライトアップが毎日行われます。昼間のビーチから一転、ムーディーな雰囲気になり、カップルにも大人気です。熱海サンビーチまでは、周辺の宿から歩いて行けるので、夕方や夜に海風を感じながら散歩をするのがおすすめです。
ムーンテラス
恋人の聖地とも呼ばれる海辺に浮かぶムード満点のテラス「ムーンテラス」

親水公園には、地中海北部のリゾート地をイメージして作られたムーンテラスがあります。熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることや、地形や街並みが似ていることから造られたテラスです。海を眺めながらの散策にぴったりの場所です。サンビーチと共に「恋人の聖地」として認定されています。恋人たちが愛を誓い合うことができるモニュメントがあるので、記念撮影のスポットとしても有名です。海を一望できる最高のロケーションは、ムード満点のデートを楽しめます。ライトアップされるとさらにロマンティックな雰囲気になります。
湯~遊~バス
熱海市街の周遊におすすめ! 観光スポットを巡ることができる「湯~遊~バス」

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乗り物
湯~遊~バスは、東海バスが運行する、熱海市内各所巡りのための観光バスです。熱海駅を起点にサンビーチやマリンスパ、熱海城など、市内の名所を巡ることができます。熱海の名所を網羅したいときは、バスが一日乗り放題になる「湯~遊~バスフリーきっぷ(1日乗車券)」がお得でおすすめです。一日に何回もバスを利用できるので、効率よく熱海の名所を見てまわれます。また、一部のバスでは、「湯~遊~バスボランティアガイド」の案内サービスもあります。熱海の魅力を知り尽くしたガイドによる、おもしろくて為になるアナウンスが魅力です。
熱海秘宝館
日本の性文化にまつわる“秘宝”を集めた大人のためのミュージアム「熱海秘宝館」

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美術館・博物館
熱海秘宝館は、大人のための観光スポットです。電気仕掛けの「蝋人形」や、様々なトリックのある「ミラールーム」、現代に蘇る珍説「浦島太郎」や「一寸法師」の催しなど、ユーモアあふれる色っぽいアトラクションが盛りだくさんです。日本の性分化の歴史を垣間見ることができる「浮世絵コーナー」も見ごたえがあります。趣向を凝らした艶っぽい展示の数々に、思わずクスッと笑ってしまうミュージアムです。セクシーをオープンに楽しむ姿勢が随所に散りばめられているので、カップルでも満喫できます。18歳未満は入館不可で、大人のテーマパークです。
MOA美術館
国宝を含む東洋の絵画・書跡・工芸約3,500点を所蔵「MOA美術館」

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美術館・博物館
熱海の高台にある「海の見える美術館」として有名なのが、MOA美術館です。国宝3点、重要文化財67点を含む約3,500点を所蔵していて、貴重なアート作品に触れられます。また、数多くの東洋美術作品を所蔵していて、アーティスティックな空間の中で芸術を堪能できます。展示作品だけでなく美術館そのものも芸術的で美しい造りになっています。地下エスカレーターの光と音のトンネルは、壁面や天井の照明が色鮮やかに変化するグラデーションが楽しめます。海を一望できる眺めの良さや四季折々の風情を楽しめる日本庭園も見どころのひとつです。
熱海トリックアート迷宮館
見て、触って、撮影も楽しめる! 不思議なアートが満載の「熱海トリックアート迷宮館」

©2020㈱エス・デー
熱海トリックアート迷宮館は、熱海城の敷地内にあるスポットです。平面に描かれた絵が立体的に見えるなど、目の錯覚を利用したアート作品などが楽しめます。作品に手を触れたり、写真撮影ができるのも、うれしいポイント!サメが口を大きく開けている絵に自分も入ると、まるでサメに食べられそうになっているように見える面白い写真が撮れます。アートを見るだけではなく作品の一部となり、体感しながら楽しめます。撮った写真はSNSで共有して、友だちや家族、カップルで盛り上がりましょう。
池田満寿夫記念館
多彩な才能を発揮した、熱海ゆかりの芸術家の作品を展示「池田満寿夫記念館」

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美術館・博物館
池田満寿夫記念館は、熱海ゆかりの天才芸術家・池田満寿夫氏の作品を数多く展示しています。池田氏は油絵、版画、小説、映画、陶芸、書など多彩な才能を持ったアーティストで、熱海に工房「満陽工房」を構えていました。「作品を多くの人と共有したい」という思いから、のちに作品展示場を増築し、今では池田満寿夫記念館としてたくさんの人を楽しませています。中でも、園内にある巨大なオブジェ「天使の翼」と「ラ・メール」は必見です。また館内の注目作品は、西陣織の着物をコラージュして仕上げられた作品「天女夢幻」。屋内外にある幅広いジャンルの作品たちから、池田氏の才能の片鱗を垣間見ることができます。
來宮神社
樹齢2100年超の大楠がシンボル 熱海を見守る「來宮神社」

写真提供:熱海 來宮神社
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神社仏閣
來宮神社は、熱海にある日本屈指のパワースポットです。熱海の地を守り、来福・縁起の神として、古くから信仰されています。国指定天然記念物に選定されている來宮神社のご神木「大楠」は樹齢2100年超で、來宮神社のシンボルとして多くの人から敬われています。大楠から感じられる生命力は訪れてみなければわからない神秘的なもので、圧巻の迫力と荘厳さを漂わせています。また、境内外にある來宮神社の散策サポート施設「宮坂の結び葉」は、神社のいわれや、地域のお得情報などを知ることができ、観光に役立つスポットです。
走り湯
洞窟の中で湧き出る源泉と熱気は迫力満点! 「走り湯」

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温泉
日本でも珍しい横穴式源泉である走り湯。日本三大古泉のひとつで、約1300年以上前に発見され、かの有名な源頼朝公も入浴したと言われています。湯が湧きだして、山中から海岸に向かって飛ぶように走り落ちる様子から「走り湯」という名前になりました。明治以前は、伊豆山神社の神湯として信仰されていたとのこと。歴史を越えて多くの人から愛されています。横穴の中は、さながら自然が作り出したミストサウナのような状態で、自然の力に癒されると評判です。横穴のすぐ近くは足湯になっていて、海から吹く潮風を感じながら気持ちよくつかることができます。
伊豆山神社
源頼朝と北条政子の恋の舞台 縁結び・恋愛成就の神社として人気「伊豆山神社」

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神社仏閣
伊豆山神社は、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝と北条政子の恋愛の舞台として知られています。高い場所にあり、境内からは相模灘を臨む見晴らしの良い景色が広がっています。恋愛系パワースポットとして人気のほか、強運守護、縁結びと様々なご利益があるといわれています。ふたりが愛を語り合ったという「頼朝・政子腰掛け石」は、ぜひ立ち寄りたい場所です。伊豆山神社を訪れる際は、本殿からさらに奥にある「本宮社」まで行くのがおすすめです。参拝路にはパワースポットとして有名である「白山神社」や、縁結びの名所「結明神本社」があり、こちらを訪れたふたりは必ず結ばれるというロマンティックな言い伝えがあります。
いかがでしたか? 熱海は温泉以外にも、さまざまな観光スポットが目白押しです。観光で訪れた際は、ぜひ今回ご紹介したスポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※最新の基本情報は公式サイトをご確認下さい
※2020年12月1日時点の情報です