尾道を観光するなら外せないスポットはここ！映画に出てきたあの場所も！

御袖天満宮は、あの有名な映画の舞台となった場所です。主人公の2人が転げ落ちたあの階段、そして階段付近から眺める街並みは美しく、紅葉の時期には瀬戸内の風景と真っ赤に色付く木々が見事なコントラストを生み出します。学問の神様、菅原道真公をまつっている神社であるため合格祈願に受験生が訪れることも多く、びっしりと願いが書き込まれている絵馬がたくさん見かけられます。境内には「さすり牛」が鎮座しており、触れることにより人々の願いが叶うと言われています。

瀬戸内しまなみ海道は、尾道大橋から因島や大三島などの瀬戸内の島々を抜けて愛媛県の今治へと続く風光明媚な道路です。車だけでなく自転車歩行者道とバイク道が並行しているためサイクリングロードとしても有名。途中生口島に立ち寄り瀬戸田サンセットビーチからの素晴らしい夕景を眺めたり、国宝級の甲冑が並ぶ大三島の大山祇神社を訪れたり、さまざまな観光を楽しむことが出来ます。また、因島にある「しまなみお菓子工房」のフロートレモンやはっさくピールは名物で、お土産物にも最適です。

尾道市の大宝山の中腹にある観光名所千光寺。朱塗りの本堂からは眼下に尾道の市街地、遠くは瀬戸内の島々を見渡すことが出来ます。境内には様々な形の巨石群があり、中でも「玉の岩」は頂に光る玉があり夜になるとこの一帯を照らしていたという言い伝えが残っている貴重な遺跡です。この千光寺に参拝するなら、山の麓と山頂を往復する千光寺山ロープウェイがおすすめ。高低差115ｍ、長さ361ｍの距離を約3分で結ぶ優雅な空中散歩コースです。またロープウェイ山麓駅付近には猫の細道と呼ばれる、猫のオブジェが点在し地域猫が住み着く猫の楽園があります。

ONOMICHI U2はサイクリスト御用達の宿泊＆商業施設です。昭和初期に建てられた県営の海運倉庫をリノベーションし、内部は自転車を部屋まで持ち込める宿泊施設「HOTEL CYCLE」や自転車ブランド「GIANT」のプロショップ、地元産柑橘ドリンクが美味しいカフェなどが入居しています。宿泊者限定のレンタサイクルも用意されており、クロスバイクやロードバイクなどを借りて瀬戸内しまなみ海道をサイクリングするのもおすすめです。

高見山展望台は向島有数の絶景スポットであり、日の出も夕焼けも夜景も楽しめるとあって時間を問わず多くの観光客で賑わっています。高見山は国立公園に指定されており、標高約283ｍの山頂から見る瀬戸内の景色は息をのむほど美しいと評判です。特に春の桜が咲く時期や秋の夕暮れの光景は言葉にならないほどの絶景です。山頂への道は文学散策路「瀬戸のうたみち」として整備されており、小林一茶や高浜虚子などの作品が岩に刻まれています。

因島水軍城（いんのしますいぐんじょう）は、戦国時代にこの地で活躍していた海上の武装集団・因島村上海賊の城型の史料館です。水軍のふるさと因島にふさわしいものをと歴史家奈良本辰也氏監修により昭和58年(1983年)に建設されました。展示資料は、日本遺産の構成文化財に認定されており、館内には因島村上氏6代当主村上新蔵人吉充が中国から持ち帰った釈迦の捏槃図や小早川隆景より拝領された甲冑など貴重な資料が多数展示。また山の斜面には植木で作られたユニークな水軍の文字が見られます。独自の勢力として君臨した村上海賊を通して、瀬戸内の歴史のロマンを実感できる施設です。

尾道市内やしまなみ海道をサイクリングするなら、ぜひ機能的でハイスペックなレンタサイクルで楽しみましょう！レンタサイクルステーション尾道ベースは、E-BIKE(スポーツ電動アシスト自転車)やクロスバイク・ロードバイク・フォールディングバイクなどさまざまな種類のレンタサイクルを扱っており、市内観光に適した短時間コースや遠征用の延泊対応コースなど観光客に合わせた複数のプランがあります。ボトルホルダーやヘルメットなどの装備も無料でレンタル可能なので、手ぶらで利用できるのもうれしいポイント。場所は尾道駅からすぐの場所なのでアクセスも便利です。

NPO法人ART BASE百島は、閉校になった中学校の校舎を活用したアートスペースとして2012年にオープンしました。『離島の創造的な再生』を目的に、柳幸典や原口典之など現代アーティストの作品が常設展示されており、企画展なども時折開催されています。館内はおしゃれで洗練された空間が広がっており、アートの良い刺激を受けて旅をすることができます。併設されたカフェではランチも販売しています。なお、見学とランチは完全予約制なので事前に予約してから伺うようにしましょう。

亀の首地蔵は文字通り亀の首の形をした瀬戸田水道に建立されているお地蔵さまです。船を襲う大亀を退治した後、海難事故が相次いだため、亀の供養と海難防止を祈願して建てられたと伝えられています。干潮時と満潮時では異なる景色が見られるのが特徴で、潮が引くとお地蔵さんの土台の部分が亀の形をした岩となって現れます。交通アクセスが不便な場所にあるため、瀬戸内しまなみ海道サイクリングの途中で寄りたい観光スポットです。

青影山は因島にある標高275.7mの小高い山であり、平成28年には日本遺産に認定された景勝地です。因島村上海賊の拠点であることでも知られています。同じく頂上付近には展望スペースもあり、因島の街並みや因島大橋、瀬戸内の風景を一望できますので、ぜひ村上海賊も見ていたであろう景色をご堪能ください。青影山から因島東部の奥山を結ぶ約4kmの登山道は瀬戸内海国立公園の展望地に指定されており、森林浴を楽しみながらハイキング気分で行くことができます。

四季折々の花々が咲き誇りカラフルな景観を楽しめる世羅高原農場。春になると約75万本一面のチューリップ畑に。20万本で作られる「花絵」を見たい人たちで大盛況です。その他、夏のひまわりや秋のダリアやガーデンマムで一年中楽しめる仕掛けがいっぱい。敷地内にある農場レストランではテラスを使ってバーベキューができるほか、季節限定の和膳メニューが出されることも。花雑貨やガーデニンググッズはお土産に好評です。