日本を代表する名所、伊勢神宮で知られる三重県。三重に行くなら、一生に一度は体験したいお伊勢参りはもちろんのこと、食も楽しみつつ志摩や鳥羽にある個性的な観光地も訪れておきたいものです。自然が豊かでありながら、遊園地や水族館も点在する魅力的な三重県には、どんな観光スポットがあるのかをあらかじめチェックして、旅の思い出をたくさん作りに行きましょう。
目次
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約2000年の歴史を誇る、全国の神社の中心「伊勢神宮」
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プロジェクションマッピングを越えたイルミネーション「なばなの里」
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西日本最恐の遊園地と謳われる「ナガシマスパーランド」
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日本で唯一ジュゴンが見られる「鳥羽水族館」
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セイウチやカワウソに距離感ゼロで触れあえる「伊勢夫婦岩ふれあい水族館 伊勢シーパラダイス」
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縁起の良いカエルがたくさん!お伊勢参りの禊の地として知られる「二見興玉神社」
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伊勢志摩サミットのメイン会場に選ばれた「賢島」
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世界初の真珠養殖が行われた「ミキモト真珠島」
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併設の遊園地も注目! 白熱したレース観戦が楽しめる「鈴鹿サーキット」
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万事最善へ導く「みちひらき」の神を祀る「猿田彦神社」
伊勢神宮
約2000年の歴史を誇る、全国の神社の中心「伊勢神宮」

写真提供:(C)伊勢志摩観光コンベンション機構
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神社仏閣
皇室の祖先の神であり日本人の総氏神として崇められる天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしている内宮と、衣食住の守り神とされる豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしている外宮をはじめ、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社を擁する伊勢神宮。通称「お伊勢さん」と呼ばれ、古くから人々に親しまれている神社です。また、外宮から内宮の順に参拝するという習わしがあります。御朱印は外宮・内宮のほか離れた場所にある月読宮や瀧原宮など7つの宮でいただけます。お参りの後は門前町のおはらい町やおかげ横丁で食べ歩きがおすすめです。
なばなの里
プロジェクションマッピングを越えたイルミネーション「なばなの里」

なばなの里は日本最大級の花と緑と食のテーマパークです。屋内施設として数百種の花が咲く大温室・ベゴニアガーデンがあり、季節を問わずに花を愛でることができます。また、屋外にも様々なエリアがあり、季節の花を楽しむことができます。冬になるとイルミネーションが園内を彩り、多くの観光客で賑わいます。特に見応えがあるのが、年度ごとのメインテーマ作品です。広大なテーマエリアいっぱいに広がる壮大な演出は、まるで映像作品を見ているかのような感覚に陥ることでしょう。最新のLEDと最高峰のプログラミング技術が生んだ光のアートを目に焼き付けてください。
ナガシマスパーランド
西日本最恐の遊園地と謳われる「ナガシマスパーランド」

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テーマパーク
ナガシマスパーランドは日本最大級の遊園地。西日本を代表する絶叫系ライドの宝庫で、富士急ハイランドと共に「東の富士急、西のナガシマ」と謳われています。看板ライドの「スチールドラゴン2000」は最高速度153km、最高高度97m、最大落差93.5m、コース全長2,479mのスペックで全長は現在もギネスに載っているモンスターマシン。むき出しの座席は心もとなく、グリップも足場もないのでスリル満点です。他にも、木材と鋼材を組み合わせた「ハイブリッドコースター 白鯨」、座席が不規則に回転する「4Dスピンコースター嵐」、うつ伏せ状態で空飛ぶ感覚が味わえる「フライングコースター アクロバット」など多様なライドが挑戦者を待っています。
鳥羽水族館
日本で唯一ジュゴンが見られる「鳥羽水族館」

写真提供:鳥羽市観光課
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動物園・水族館
鳥羽水族館は全長約240m、通路全長約1.5kmの水族館です。室内型としては日本では最大級。約1,200種類、約3万点もの生物が飼育されています。世界で初めて、飼育環境でのスナメリ繁殖に成功したことでも有名です。特殊な展示方法も多く、見ていて飽きません。たとえば、「古代の海ゾーン」では前面の水槽に生きた古代魚、ガラス張りの床下に化石が展示されています。また「海獣の王国ゾーン」はアシカなどの飼育エリアをアクリルチューブが貫く構造で、水面の直上から海獣を観察することができます。最大の見所は「人魚の海ゾーン」で見られるジュゴン。日本の水族館ではここでしか見ることのできない貴重な生きものです。
伊勢夫婦岩ふれあい水族館 伊勢シーパラダイス
セイウチやカワウソに距離感ゼロで触れあえる「伊勢夫婦岩ふれあい水族館 伊勢シーパラダイス」

写真提供:(C)伊勢志摩観光コンベンション機構
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動物園・水族館
伊勢シーパラダイスは豊富なイベントが魅力の水族館。アシカショーのような観覧イベントもありますが、注目はやはり、ふれあいイベント。「夫婦トドタイム」「ゴマちゃんタイム」「セイウチお散歩タイム」では柵を隔てず、タッチできます。セイウチの立派な牙や脂肪を蓄えたゴマフアザラシの身体がどんな感触なのか、気になるところです。また、国内3カ所でしか見ることのできない貴重なツメナシカワウソとの握手も可能です。「ふれあい魚館」でもタツノオトシゴを指に巻きつけてみたり、トビハゼを手に乗せたり、貴重な体験ができます。
二見興玉神社
縁起の良いカエルがたくさん!お伊勢参りの禊の地として知られる「二見興玉神社」

写真提供:(C)伊勢志摩観光コンベンション機構
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神社仏閣
二見興玉神社は猿田彦大神を主祭神として祀る神社です。本殿近くの海中に聳え立つ夫婦岩(男岩・女岩)は五本の大注連縄で結ばれて居ります。その夫婦岩の東北、700mほどの沖合には猿田彦大神縁の興玉神石が相鎮まって居ります。夫婦岩は興玉神石を遥拝するための鳥居なのです。仲良く並んだ姿は地元民に愛され、夫婦岩の愛称が付きました。また、境内に数多く見られるかえるの置物は猿田彦の御使いと信じられ、無事かえる・大切なものがかえる等の御利益があります。また手水舎の満願蛙に水を掛けると願いが叶うと言われており、授与所では二見かえるモチーフの御守りなども扱っているので、チェックしてみましょう。
賢島
伊勢志摩サミットのメイン会場に選ばれた「賢島」

写真提供:(一社)志摩市観光協会
賢島は志摩半島南部の有人島です。本土とは2本の橋で繋がっており、鉄道も通っています。英虞湾に浮かぶ島としては最も大きく、多くのレジャー施設を有しているのが特徴です。2016年には伊勢志摩サミットのメイン会場となり、G7首脳たちが志摩観光ホテルでの歓待を受けています。翌年には近鉄賢島駅の2階に伊勢志摩サミット記念館・サミエールが設置されました。ここではパネル展示を通して、サミット開催に至るまでの歩みを振り返ることができます。実際にサミットで使用された円卓に座ることも可能です。三重県の歴史や文化を紹介するコーナーは観光地の選定にも役立つことでしょう。カフェでは首脳たちに振る舞われたお酒を飲むことができるほか、7か国の食材を使用した食事を楽しめます。
ミキモト真珠島
世界初の真珠養殖が行われた「ミキモト真珠島」

写真提供:ミキモトパールクラウンⅠ&Ⅱ世(真珠博物館展示)
ミキモト真珠島は鳥羽湾に浮かぶ小さな島。当時は相島と呼ばれていました。明治26年に御木本幸吉が世界初の真珠養殖に成功。真珠養殖発祥の地として知られるようになります。その後、島内整備が行われ、昭和26年に一般開島。現在では全域が真珠のレジャー施設になっています。博物館には天然真珠を用いたアンティークの装飾品が約60点。古いものでは、帝政ローマ時代のものも存在します。また、ミキモト創成期のコレクションや真珠を使った伝統工芸品も展示されています。真珠の成分や養殖の仕組みを科学的に解説しているコーナーもあるので、学びを深めてみてはいかがでしょうか。96年にも及んだ真珠王の生涯が気になる方は記念館へどうぞ。そして、初期の真珠養殖を支えた海女の実演もお見逃しなく。
鈴鹿サーキット
併設の遊園地も注目!白熱したレース観戦が楽しめる「鈴鹿サーキット」

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テーマパーク
熱いレースに釘付けになっていると時間はあっという間に過ぎますが、付き合ってくれる家族が楽しめるか心配で、現地観戦に二の足を踏んでいませんか?鈴鹿サーキットには「モートピア」という遊園地が併設されていて、乳幼児から楽しめるライドも用意されています。また、お子さまが自分でアクセルとブレーキを操作できるバイクアトラクションや、国際レーシングコースを走れる「サーキットチャレンジャー」など、モータースポーツに興味を持つきっかけに成り得るアトラクションも存在します。観覧車からサーキットを見下ろすことも可能なので、まずはこちらに誘ってみましょう。同行者もレース好きであれば、サーキットの裏側を覗けるバックヤードツアーがおすすめです。
猿田彦神社
万事最善へ導く「みちひらき」の神を祀る「猿田彦神社」

写真提供:猿田彦神社
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神社仏閣
猿田彦は天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を高千穂に先導した神様です。役目を果たした後は天宇受賣命(あめのうずめ)と共に伊勢は狭長田、五十鈴の川上に鎮座したと伝わっています。この神話に基づいて、猿田彦は物事の最初に現れ、万事最善へと導く「みちひらき」の神として信仰されています。猿田彦を祀る本殿の前には、昭和11年まで御本殿があった場所を示す八角形の「方位石」があります。八角形の意匠は本殿、鳥居、手水舎など、至る所に散りばめられているので、探してみてください。また、境内社である猿瑠女神社には天宇受賣命が祀られています。これから芸能で身を立てようと考えている方は、合わせて参拝すると良いご利益が得られるでしょう。
三重県には伊勢神宮やおかげ横丁のほかにも、個性的なスポットがたくさんあります。三重に観光に行く際は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
※2020年12月1日時点の情報です。
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