古くから軍港として栄えた横須賀は、街中いたるところにその面影が色濃く残っており、軍の施設跡やアメリカ文化を取り入れた名物など、独自の文化を感じ取ることができます。一方で伝統ある神社仏閣や家族で楽しめる公園など、さまざまな観光スタイルで楽しむことも可能です。そんな横須賀観光で絶対に外せないスポットBEST11をご紹介します。
目次
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親子で一日中遊べる体験型総合公園「長井海の手公園 ソレイユの丘」
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歌川広重も題材にした、横須賀を代表する景勝地「秋谷・立石海岸」
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徳川家康の外交顧問もつとめた英国人ウィリアム・アダムスの墓「安針塚」
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日露戦争で実際に活躍した記念艦がシンボルの「三笠公園」
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海軍の街を象徴するような、日米文化が混ざり合った街「どぶ板通り商店街」
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日本最初の洋式灯台がシンボル「県立 観音崎公園」
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フランス様式庭園と護衛艦を楽しむことができる「ヴェルニー公園」
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アートだけでなく景色やグルメも楽しめる「横須賀美術館」
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自然もアトラクションも楽しめる公園「くりはま花の国」
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横須賀を代表する縁結びの神様「走水神社」
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渡し船で想いつなぐ縁結びの神社「西叶神社」
長井海の手公園 ソレイユの丘
親子で一日中遊べる体験型総合公園「長井海の手公園 ソレイユの丘」

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公園
長井海の手公園 ソレイユの丘は、自然を感じながら遊べる体験型の公園です。園内には約15個のアトラクションがあり、中でもそりに乗って斜面を滑っていく「芝そりゲレンデ」は、休日には列ができるほどの人気アトラクション。他にも「ふれあい動物村」や野菜の収穫体験など、豊富な体験でお子さんの輝く笑顔がたくさん見られます。バーベキュー広場やキャンプサイトもあるので、昼間は公園で遊びつくし夜は波音や風を感じながらゆったりとキャンプが楽しめます。一日中遊んだら園内の温浴施設で疲れを癒し、マルシェで地元食材を買って帰ることもできます。入園料無料なので花や景色を眺めながら散策もおすすめ。菜の花の向こうに富士山が見える絶好の撮影スポットは必見です。
秋谷・立石海岸
歌川広重も題材にした、横須賀を代表する景勝地「秋谷・立石海岸」

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絶景
かの歌川広重も『相州三浦秋屋の里』に描いた景勝地のひとつで、特に夕日をバックにした富士山は絶景です。多くの画家や写真家が愛した景色を、肌で感じることができます。もちろん昼間の眺めも抜群です。お腹がすいたら近くにある海沿いのレストランで、波の音をバックにピザやシーフード料理などのグルメが楽しめます。
安針塚
徳川家康の外交顧問もつとめた英国人ウィリアム・アダムスの墓「安針塚」

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遺跡・史跡
江戸時代、徳川家康の元で外交顧問となり日本に西洋文明を伝えた英国人ウィリアム・アダムス(日本名:三浦按針)のお墓で、国の史跡に指定されています。隣接する「県立塚山公園」は桜の名所として有名で、斜面いっぱいに咲く桜は必見です。小高い山の上に広がっているので見晴らしがよく「かながわの景勝50選」(1979年選定)に選ばれているほどの景色が見られます。桜だけではなく、梅の花やアジサイの季節も楽しめます。自然を感じながらのんびりと散歩もよし、周辺には歴史スポットも点在しているので歴史散策もおすすめです。
三笠公園
日露戦争で実際に活躍した記念艦がシンボルの「三笠公園」

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公園
「日本の都市公園100選」(1989年選定)に選ばれた横須賀を代表する公園です。「水と光と音」をテーマに、園内はところどころに流れる川のせせらぎの音や音楽に合わせて舞う噴水がみられ、夜にはロマンチックな噴水も楽しめます。また、公園にある世界三大記念艦「三笠」は必見です。その大きさにも圧倒されますが、かつて日露戦争で実際に使用されていた戦艦として当時に思いを馳せながら艦内をめぐると、歴史の1ページに居合わせているような気分になれるでしょう。子どもたちにも理解しやすいよう説明されている展示室や、操艦シミュレーター、モールス信号を打つ体験などもできるので大人も子どもも楽しめます。
どぶ板通り商店街
海軍の街を象徴するような、日米文化が混ざり合った街「どぶ板通り商店街」

海軍の街・横須賀で異国情緒あふれるレトロな商店街です。一歩踏み入れれば、日米の文化が融合された街並みに一変します。カフェやバーが多く、ヨコスカネイビーバーガー、海軍カレー、ヨコスカチェリーチーズケーキは必ず押さえたい名物です。特にハンバーガーは本場アメリカのようなボリュームでSNS映えも。「スカジャン発祥の地宣言」をしており、オーダーメイドのスカジャンを作れるほか、有料でレンタルもしているので手軽にアメカジを楽しめます。夜はネオンが輝き昼間とは違った街の雰囲気も魅力のひとつです。個性豊かなお店が多いのでお気に入りのお店を発掘してみてはいかがでしょうか。
県立 観音崎公園
日本最初の洋式灯台がシンボル「県立 観音崎公園」

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公園
東京湾に突き出た岬にある、美しい海の眺めを堪能できる神奈川県最大の広さを誇る都市公園です。豊かな自然を散策したり、東京湾を眺められるレストランで食事をしたり、いろいろな楽しみ方ができます。特におすすめなのは、日本最初の洋式灯台「観音埼灯台」です。現在の灯台は3代目で、海を行き交う船舶を見守っています。周囲を緑に囲まれた中で、堂々と立つ白い灯台の姿が印象的で美しい光景です。園内の「観音崎自然博物館」では、観音崎周辺の自然や生き物について知ることができます。公園の自然を活用したフィールドワークも開催されていて、楽しみながら自然に親しむきっかけを提供しています。
ヴェルニー公園
フランス様式庭園と護衛艦を楽しむことができる「ヴェルニー公園」

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公園
ヴェルニー公園は、フランス庭園様式を取り入れた公園で、散策や写真撮影に人気のスポット。名前も、近代施設の建築を支援していたフランス人技師・ヴェルニーにちなんでいます。春と秋には約1,200本ものバラが咲き誇り、フランス式の花壇や噴水、洋風あずまやを彩り、一歩園内に足を踏み入れれば、まるでヨーロッパの世界に迷い込んだような感覚になります。園内にあるカフェレストランではカレーやパスタなどの軽食を味わうことができ、庭園や海を眺めて優雅なひとときが過ごせます。海沿いの遊歩道を歩くと、港に停泊している米海軍や海上自衛隊の護衛艦を目にすることもできます。
横須賀美術館
アートだけでなく景色やグルメも楽しめる「横須賀美術館」

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美術館・博物館
横須賀美術館は、横須賀市の市制100周年を記念して建てられた、緑豊かな森や青い海との調和が美しい美術館です。横須賀・三浦半島ゆかりの作家の作品のほか、絵画、彫刻を中心に、約5,000点の日本の近現代美術作品を所蔵しています。建物の外観だけではなく屋上からの眺めも素晴らしく、絶景美術館ランキングで上位に選ばれたことも。明るい館内にはところどころに仕掛けがあったり、ワークショップやおしゃれなミュージアムショップがあるので、子どもから大人まで楽しむことができます。併設のイタリアンレストランは全席オーシャンビューで行列ができるほどの人気ぶり。東京湾を眺めながら有名シェフのこだわりのお料理を楽しめます。ディナーはキャンドルが灯りゆったりとした大人の時間にもおすすめ。
くりはま花の国
自然もアトラクションも楽しめる公園「くりはま花の国」

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公園
くりはま花の国は、大型アスレチックや「ポピー・コスモス園」、パークゴルフ場など豊富な施設がそろっている広大な公園です。アスレチックで遊べる「冒険ランド」には、巨大なゴジラのすべり台があり、子どもたちに大人気。隣の屋外のボルダリング施設では、高さ3mのスリリングなボルダリングにチャレンジできます。充実した施設ですが、入園自体は無料なのが嬉しいポイント。ポピーとコスモスがそれぞれ見頃を迎える春と秋にはイベントが開催され、多くの人で賑わいます。園内のレストラン「ロスマリネス」では、美しい海を眺めながら食事ができるのでおすすめです。歩き回って疲れたら、ハーブを眺めながら入れる足湯「湯足里(ゆったり)」で休憩しましょう。
走水神社
横須賀を代表する縁結びの神様「走水神社」

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神社仏閣
横須賀を代表するパワースポットとして知られる走水神社(はしりみずじんじゃ)。走水という名前は、古事記・日本書紀にも記されているほど、古くから重んじられてきた由緒あるものです。日本武尊(やまとたけるのみこと)と妻の弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)を御祭神として祀っていて、弟橘媛命が自分の命と引き換えに、日本武尊を救った伝説が語り継がれています。深い情愛を感じる伝説が、縁結び・恋愛成就のパワースポットである由縁といわれています。手水舎の湧水は、富士山から長い年月をかけて湧き出ているとされているもの。ぜひ立ち寄ってパワーをいただきたいご神水です。
西叶神社
渡し船で想いつなぐ縁結びの神社「西叶神社」

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神社仏閣
西叶神社(にしかのうじんじゃ)は、浦賀港を望む場所にあります。神社の名前には「願いが叶う」という意味が込められており、縁起の良さも印象的。縁結びのご利益があることで有名で、西叶神社の勾玉を持っていると、良縁に恵まれるといわれています。また、季節ごとの花々を楽しめる場所でもあり、境内にはサザンカやアヤメ、アジサイなど、季節によって移り変わる彩り豊かな花もお楽しみいただけます。
横須賀には他ではあまり見ることができない軍港ならではの施設や街並みをはじめ、家族やカップルで訪れたい魅力的な公園がたくさんあります。観光で横須賀を訪れた際には、是非今回ご紹介したスポットへも足を伸ばしてみてください。
※2020年12月1日時点の情報です。
※最新情報は各施設の公式サイトをご確認下さい。